短編
- あらすじ
- 世界の情勢が傾ぎ、平和が脅かされていた時代。
人々の不安を煽る悪しき魔族の討伐が決定し、英雄と聖女として、若く美しく凄まじい剣の腕を持つ神童たる王子と、平民から成り上がった癒しの魔法を持つ男爵令嬢の二人が選ばれた。
世界中の者が彼らに希望を託し、彼の手で救われることを願った。
だった一人の少女を除いては。
美しき公女ベルティーユ。
彼女は意地悪く笑って、王子と聖女を見下し、暴言を投げつける。
「あら、まさかご自分が英雄に相応しいと思っていて? 王子という地位以外に何も持っていないのに」
「あなたはわたくしの引き立て役。そのために仲良くしてやっていますのよ? 輝くのはいつも、わたくし一人ですの」
邪悪なる魔法を扱う異端の才を持つ彼女は、選ばれし二人よりも前に出て、最前線に立った。
悪女として全てを滅ぼして、全て嘲笑って、全て救うために。
ベルティーユ以外は知らない。彼女が本当は震えながら立っていることを。
ベルティーユ以外は考えもしない。彼女が未来を知る、時戻りの乙女であることを。
真実を悟らせないまま、悪女ベルティーユは愛する者を救うために戦場を行くのだった。
※カクヨムに重複投稿しています。 - Nコード
- N0958JH
- シリーズ
- 異世界恋愛短編
- 作者名
- 柴野いずみ@『悪女エメリィ』一二三書房WEB小説大賞銀賞受賞!
- キーワード
- 残酷な描写あり シリアス 女主人公 タイムリープ 悲恋 巻き戻り 時間遡行 悪女 王子 男爵令嬢 つよつよヒロイン バトル 切ない メリバ ビターエンド 柴野いずみお気に入り
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2024年 07月14日 20時15分
- 最終更新日
- 2025年 01月04日 22時09分
- 感想
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- 総合評価
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