- あらすじ
- 今年の風邪は質が悪い。感染から発症までがとにかく早くて、その上ひどく高い熱が出る。そんな病に罹ったまま、新納萩人は悪意めいた力により意識を喪失する。次に目を覚ました時彼が居たのは、魔術の横行する見知らぬ世界であった。
罹患中の風邪により意図せぬ惨事を引き起こすも、萩人はその危地をまるでヒーローのような姫君、シンシアに救われる。
そのまま彼女の館で日を送る事となった萩人はシンシア付きの侍女のタルマや近衛兵スクナナといった少女たちと触れ合い、時に己の未熟さを噛み締め、時にお家騒動に巻き込まれ、時にもたらした病禍の大きさを思い知り、やがてただ仰ぎ見て憧れるばかりだったシンシアの、ヒーローの本当を、甘やかな軟禁生活の裏の真意を悟っていく事となる。
そうして時間を重ね、萩人は彼女らと厚誼を深め、やわらかく世界に馴染んでゆく。
だが数々を経て少しだけ大人めき、自らの足で歩き出した彼の前に、全ての禍根とも言うべきものが立ち現れて……。
得たものと経たものの全てでそれを乗り越え、彼は自分の生きていく世界を思い定める。
数字の横に※印がついている話にはイラストがあります。ご了承ください。
尚、最終話「病は君から その5」(こちらはgifアニメーション)のシンシアはつまようじ様が、「特別なんかじゃない その1」の三人挿絵は雪麻呂様が、目次下部の「これぞ表紙」と言わんばかりのそろい踏みイラストはなかづま様が描いてくださったものになります。
素晴らしい絵とその使用を快諾くださった御三方に、百万言を尽くしても尽きぬ感謝を! - Nコード
- N0539BY
- 作者名
- 鵜狩三善
- キーワード
- 異世界転移 日常 青春 ヒーロー 恋愛 成長 ハーレム ヒーローの条件 家族のかたち コロンブス交換 帰れない、帰らない
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2014年 01月15日 20時19分
- 最終掲載日
- 2015年 09月29日 13時38分
- 感想
- 38件
- レビュー
- 3件
- ブックマーク登録
- 301件
- 総合評価
- 920pt
- 評価ポイント
- 318pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 550,389文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
病は君から
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品
N9123KR|
作品情報|
連載(全21エピソード)
|
ホラー〔文芸〕
本所の片隅に、夫婦神を祀る小さな社がある。この由来を紐解けば、ひとりの男の名が浮かぶ。
常州浪人、巾木宗介。
本所は方相長屋に籍を置き、縁切り宗介、或いは悪縁斬りとして知られる剣士である。
佩刀を号して、おから村//
N7337DG|
作品情報|
連載(全62エピソード)
|
コメディー〔文芸〕
第六地球宙域駐留軍所属従軍複製僧兵、住職階級にあったHTF-OB-03は蟲人との死力を尽くした宇宙戦の果て、力尽きようとしていた。
死の淵にて己の虚ろな生涯を顧み、得られなかったものを欲して手を伸ばした彼が次に目を開//
N9226BM|
作品情報|
完結済(全1000エピソード)
|
ホラー〔文芸〕
ここと言うには遠くて、あちらと呼ぶには近い。そんな日常の傍らにある、触れるか触れないかの竒しい話。僕が、私が、俺が、あたしが語る不思議で奇妙で素敵な話。話数自体は多めですが、全て1ページ完結かつ1話200~1200字程//
N2025JG|
作品情報|
短編|
ホラー〔文芸〕
世間は金田さんについて言う。曰く、「あれは実に金持ちらしい業突く張りだ」「気難しくて神経質、兎にも角にも他人に厳しい因業婆よ」「同居していた娘夫婦も、いつの間にか姿を見せなくなってしまった。いびり倒して追い出したのに違い//
N6619HT|
作品情報|
完結済(全3エピソード)
|
ホラー〔文芸〕
久方ぶりに訪れた祖父の家で、俺は奇妙な夢を見る。
子供時分の俺が、「ざあああ」と、ラジオに話しかけられる夢だ。
ノイズめいて、けれど確かな悪意を含むその声を合図に、恐怖は幕を開けるのだった。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。