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帰宅部のエースと呼ばれて

あらすじ
えてして、自分の理想とはかなわぬもの。だから俺は期待もしないし理想も低い。全てを低く見積もれば期待は外れないし高い理想に叩き潰されることもない。平凡を楽しめる人間が一番幸せなのだ。

だから、たとえ校内一の優等生、そして学年でも屈指の美少女とうたわれる七島優子と隣の席になっても俺は何もしなかった。数少ない友達からはホモなのかと罵倒され、またそれでこそ君だと賞賛された。
言っておくが俺は男に興味はない。そもそも他人にあんまり興味がない。
しかしあるとき、なんということか。その優等生の七島優子が俺に声をかけてきた。

「帰宅部のエースさん」

彼女は俺の方を見ながらそう言った。
俺には全く意味がわからなかった。
そう呼ばれたことなどこれまで一度もなかったからである。
だから冷静に俺はこう答えた。

「帰宅部にエースなんているわけねえだろ」

2019年1月6日完結
※2019年1月8日 エピローグを追加しました。
Nコード
N0473DS
作者名
きたうり
キーワード
男主人公 学園 現代 日常 青春 帰宅部
ジャンル
ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日
2016年 12月23日 20時51分
最終掲載日
2019年 01月08日 00時22分
感想
9件
レビュー
0件
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244件
総合評価
664pt
評価ポイント
176pt
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開示中
文字数
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