- あらすじ
- 平安末期、京にて鳥羽上皇に仕える玉藻前(たまものまえ)の正体が陰陽師により暴かれる。その正体は、白面九尾の巨大な妖狐だった。九尾は、はるか東国に逃れ、下野国那須野(しもつけのくになすの)で暴れはじめる。那須野の領主、須藤貞信(すどうさだのぶ)が、九尾の討伐を朝廷に要請する。討伐軍が組まれ、やがて九尾は討たれ、その体は石となり、まわりに毒気と邪気を放ち、一帯の生き物を殺しはじめる。その石は、生き物を殺すことから、殺生石(せっしょうせき)と名付けられ、封印される。
時は流れ、貞信の子孫は、須藤氏から那須氏と名乗りを変える。その那須氏に11番目の子が生まれ、十に余り一つになることから、余一(よいち)と名付けられる。これがのちの那須与一(なすのよいち)として知られる男児だった。
彼は、殺生石の障りにあい、九尾の呪いを受ける。体を蝕み、破壊衝動と怪力を呼び起こす呪いに苦しめられながらも神々の加護により、一命を取り止める。やがて源平合戦が始まる。余一は、そこに九尾の呪いと共に参戦することになり、武功を上げる。
しかし、余一に宿る九尾の呪いが災いを起こし、源平合戦の勝者、源氏の正史からは存在を消されてしまう。平家物語や源平盛衰記、那須野の地、その他、地方の伝承にのみ名を残す。 - Nコード
- N0471HV
- 作者名
- 織隼人
- キーワード
- 伝奇 時代小説 怪談 冒険 ダーク 男主人公 和風 中世 ESN大賞4 OVL大賞8 BANG01 キネノベ大賞6 ボイコネライブ大賞 新人発掘コンテスト2
- ジャンル
- 歴史〔文芸〕
- 掲載日
- 2022年 09月03日 13時48分
- 最新掲載日
- 2022年 09月03日 13時48分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 0pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 1,146文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
九尾の狐と、那須与一
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品
N2592JT|
作品情報|
連載(全18エピソード)
|
現実世界〔恋愛〕
僕が星乃先輩に出会った高校の頃の話。
N4351JS|
作品情報|
連載(全21エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
不幸な少年が出会った隠者は、過去を語り始める。それは、ある国で生まれた隠者が、その国の王となり、その後、国を滅ぼしてしまった話であった……。
隠者は少年時代に盗賊団加わっていた。やがて美しい女性ユリアと出会い盗賊団を逃//
N9379HU|
作品情報|
完結済(全34エピソード)
|
現実世界〔恋愛〕
僕は中学時代の日常や恋を思い出す。だって、君はもういないはずー。
僕と、僕の好きな相手と、僕の幼馴染の中学時代。僕の好きな相手は、小学校から中一まで7年間同じクラスの少女。幼馴染は、すぐ近所で幼稚圏から家族ぐるみで付き合//
N0471HV|
作品情報|
連載(全1エピソード)
|
歴史〔文芸〕
平安末期、京にて鳥羽上皇に仕える玉藻前(たまものまえ)の正体が陰陽師により暴かれる。その正体は、白面九尾の巨大な妖狐だった。九尾は、はるか東国に逃れ、下野国那須野(しもつけのくになすの)で暴れはじめる。那須野の領主、須藤//
N9758HU|
作品情報|
短編|
宇宙〔SF〕
西暦20XX年の話、人類は星間船を自由に操り、星々の世界旅行を楽しんでいた。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。