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『消えたはずの温度』

短編
あらすじ
深夜のコンビニで働く「僕」は、
ある雨上がりの夜、
誰も通っていないのに開く自動ドアを目撃する。

防犯カメラにも映らず、
痕跡も残らず、
ただ“店のどこかが減った”ような違和感だけが残った。

そんなとき現れたのは、
街の噂で“ノイズを読む男”と呼ばれる青年・橋屋つるぎ。

彼は店内を一瞥するなり、
こう言った。

「温度が抜かれとる」

それは幽霊でも超常現象でもない。
つるぎによれば──
“ある職業の人間”だけが見せる、異常な行動の末路だった。

奪われたのは金品ではなく、
存在そのものの温度(ぬくもり)。
そして“消えたはずの誰か”は、
最後に僕の肩に触れていたらしい。

犯人は死んでいない。
だがすでに“世界から消えている”。

残されたのは、
店外の壁にわずかに残った ひとつの温もり。

それは何を意味していたのか。
なぜその人は痕跡を消したのか。
そしてなぜ最後に僕に触れたのか──。

心霊にも見えるのに、すべては人間の行動で説明できる。
静かな夜に紛れた、ひとりの“消えた人間”の物語。

読後、そっと暖房を上げたくなるような、
温度のミステリ短編。
Nコード
N0345LL
作者名
不思議乃九✒️ちるまな編集部
キーワード
ほのぼの 男主人公 和風 現代 日常 新本格ミステリ 日常ミステリ 深夜のコンビニ 不可解な現象 温度のミステリ オカルト風ミステリ 静かなホラー 痕跡の消失 ロジック回収 人間の異常行動
ジャンル
推理〔文芸〕
掲載日
2025年 11月30日 21時53分
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文字数
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