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声の温度

短編
あらすじ
教室の喧騒に馴染めず、人見知りとどもりがちな声のせいで孤立する高校生の「私」。毎日、賑やかなクラスメイトの輪を遠くから眺め、小説に逃げ込んでいた。
ある放課後、「私」は図書館で働く叔母から、急な欠員による子供向けの読み聞かせの代役を頼まれてしまう。断りきれずに絵本『あらしのよるに』を手に、子供たちの前に立つが、最初の声は震え、か細い。しかし、物語を待つ子供たちの真剣な瞳に触れるうち、「私」の声は静かな熱を帯びて、確かな響きを取り戻していく。
物語を最後まで届けきったことで、「私」は深い解放感と、自身の内側に生まれた「声の芯」を自覚する。翌朝、「私」はいつものように小説を開く代わりに、その新しい声で、昨日まで遠かったクラスメイトの輪に、勇気をもって「おはよう」と話しかける。
Nコード
N0330LL
作者名
キーワード
ネトコン14
ジャンル
純文学〔文芸〕
掲載日
2025年 11月30日 21時00分
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