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短編
あらすじ
『世界最強だった一万円札は、祖母の未来をまだ覚えている』

ある日、祖母にもらったのは、もう使えない古い一万円札だった。

「昔は『円』が世界で一番強かったんだよ」と語る祖母。
けれどその話は、単なる景気の思い出では終わらない。

紙の金が消え、すべてが数字で管理される時代。
欲しいものを見ないように生きる母。
未来を信じきれない僕。
そして、かつて希望に心弾ませていた祖母。

一枚の紙幣がつなぐのはお金の価値ではなく、時代ごとの希望のかたち。静かな会話のなかで、少年がほんの少しだけ進路をずらす、近未来の掌編。
Nコード
N0133LY
作者名
ナツロウ
キーワード
未来 日常 近未来 SF 短編 掌編 ノスタルジー お金
ジャンル
ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日
2026年 03月18日 18時50分
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