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夏 ~夏休みの思い出~

短編
あらすじ
 夏だ。夏休みだ。僕は縁側でその言葉をかみしめる。
 明日からは何をしよう。青々と葉の茂った山で虫を捕るのもよし、きらきら輝く川で泳ぐのもよし。そういえば去年は近所のお墓に肝試しに行ったりしたな。
 あれこれ考える僕の頭の中で、夏休みの思い出がまるで昨日のことのように鮮やかに浮かんできて、思わずにやける。わくわくと心躍る夏休み。こんな日々がずっと続けばいい。
「おにーちゃーん。おやつたべようよー」
 目を閉じていた僕は妹の声に目を開ける。棒アイスを両手につかんだ妹が縁側をとてとてと走ってくる。「うん」と返事をして、僕は大きく伸びをした。
 夏休みは、これからだ。


    チリーン…
「あら。お兄ちゃん、今年もおやつ、食べにきたのかしら」
 袋から出してお皿に置かれた棒アイスが、夏の熱気でじわじわと溶けていく。縁側でちょこんと正座したおばあちゃんは、おかしそうに言った。
Nコード
N0110JI
作者名
浅倉 明日
キーワード
現代 日常
ジャンル
その他〔その他〕
掲載日
2024年 07月23日 16時12分
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文字数
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