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凍てつく夜明けに、煤だらけの恋文を

短編
あらすじ
これは、凍てつく辺境の地で、不器用な二人が「知恵」と「手紙」で紡ぐ、温かな愛と再生の物語。
魔力を持たず、実家から「出来損ないの代用品」として北方の辺境伯ガルブレイスに嫁がされた令嬢・リリアナ。出征前夜、大柄で無骨な夫から「無事に帰るまで、君には指一本触れない」と告げられた彼女は、妻としての価値すら無いのだと絶望し、底冷えする城で空虚な日々を送ることになる。
しかし出征から一週間後、死地である最前線から一通の手紙が届く 。そこに書かれていたのは、甘い愛の言葉ではなく、「北方狼の毛皮のなめし方について、急ぎ知恵を借りたい」という、不器用で無骨な問いだった。
実家で虐げられながらも書庫に引きこもって培った「知識」を頼られたリリアナは、自らの存在意義を見出すように厨房や工房へと駆け出す 。煤にまみれ、強い火酒の匂いにむせながら、過酷な戦場で戦う夫のために、毛皮の加工法や石のように硬い飛竜の肉を柔らかくする知恵を絞り、手紙を返し続ける。
「リリアナ、君は天才か」
乱暴な文字で綴られた不格好な称賛に胸を熱くするリリアナ 。やがて彼女の白く滑らかだった手には無数のタコができ、それはいつしか、彼女自身が勝ち取った確かな「誇り」と「居場所」の証明となっていた。
だが、戦況はさらに激しさを増し、届く手紙は血と灰に塗れていく 。 遠く離れた戦地と城。甘い香水よりも泥臭いスパイスの香りを纏うようになった「代用品」の花嫁は、極寒の運命にどう立ち向かうのか――。
Nコード
N0097LZ
作者名
花柳響
キーワード
ネトコン14 ESN大賞10 JR西じゆうに大賞1 春チャレンジ2026 異世界 恋愛 身代わり婚 政略結婚 すれ違い 溺愛 落ちこぼれ令嬢 知識 ざまぁ要素あり ハッピーエンド 純愛
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 03月26日 19時27分
最終更新日
2026年 03月26日 19時30分
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文字数
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