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無人島の住民票──声の届かない島で

短編
あらすじ
「無人島」とは、誰もいない島ではなく、誰もいないことにされた島だった。

 政府が掲げた「人口密度の最適化」政策。全国から無作為に選ばれた国民が、“未利用区域”へ移住させられることになった。通知を受け取った会社員・真島悠人の行き先には、簡単にこう書かれていた。
 ――転居先:無人島特別区域第七号。

 不安を抱えて海を渡った先にあったのは、意外なほど整った住宅と、妙にきちんと仕事をしている島の役所。ただし電気も水道も、外界との通信もない。
 役所の職員は笑顔で言う。
「無人島というのは、“そこに住む人の声が外に届かない島”のことです」

 帰る手段は、最初から用意されていなかった。紙の上から静かに消されていく「住民」の物語。
Nコード
N0054LJ
作者名
妙原奇天
キーワード
ESN大賞9 ドリコム大賞4 123大賞7 現代ファンタジー 不条理SF ブラックユーモア 行政 皮肉 ダーク 社会風刺 島 移住
ジャンル
空想科学〔SF〕
掲載日
2025年 11月22日 00時10分
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文字数
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