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準備

風磨が抜けた事により再度人材を練り直す必要があった。

悠の頭の中では、自分、由香、咲奈は確定していた。それと、A級は拓実で揺るがなかった。あと2枠を凛と謙吾、隼人、の誰にするか悩みどころだった。ただ、練習日程が少ないため明日までには決定し、発表したかった。


翌日の練習は3時から9時まで行われた。基本的に門の出現があり次第対応となるが、それまでは練習の時間に当ててもらった。


「個人戦と団体戦のメンバーを発表する。  団体戦メンバーで函館に居るものは、個人戦のみ出場の者とこの期間の勤務地を変えてくれ。」


5大クランである以上不甲斐ない結果を出すわけにはなく、1日練習を見て実力を見せてくれていた者たちを参加させる事に決めた。


「団体戦のメンバーは、俺、由香、凜、謙吾、咲奈、拓海でいく。」


「凜、謙吾は明日から本部への出勤となる。準備をしておいてくれ」

「個人戦のメンバーは、由香、凜、謙吾、咲奈、隼人、宗次郎 瞬 (つむぎ) 奈緒 (ふう)()


基本的に、特殊能力者は少ない。このクランへの志願者で凛と謙吾が団体戦を出れることが幸いだった。5大クランですら特殊能力者を確保することは、難しかった。日本1のクランであるロジックですら特殊能力持ちは7名しかいない。それ故、今のZionに自分を含めて3人いることは誇らしい事であった。


そして、凛と謙吾は二人とも団体戦に向けてやる気を見せてくれているようで良かった。俺以外の特殊能力持ちにはぜひこのクランを引っ張って行って欲しかった。

彼らは、(俺)悠や拓海みたいに渋い感じではなく、2人ともまだまだ若々しい雰囲気を漂わせている。謙吾はまだ18、凜はまだ20という歳で2人ともここの会社が初めてだという。この会社で経験を培い大きく成長すると、悠は確信していた。

年齢的には、悠、拓海、咲奈、由香、謙吾、凜という感じである。


悠も拓海も咲奈も長年魔法士として成功した者たちだった。咲奈は、まだ32だが彼女はS級として成功して、この世界にまた戻ってきてくれたことに感謝しかない。特に人を引っ張っていく才能があるため若者の指導を担当してくれている。


悠は、特に凛と謙吾の特訓と由香からの近接戦を行っていた。

凜と、謙吾は特殊魔法の応用方法の発見と、簡単な武術の特訓がこの1ヶ月で出来ることだった。

由香との特訓は、完全に1v1の形での戦術を増やすというものだった。彼女は、魔法のタイミングと戦闘術のタイミングを一緒にしたいということだった。魔法の使用は、頭で考えながら発動するため、動いている状態だとかなり難しい。しかも、近接格闘という相手と対峙しながらだと難易度が跳ね上がる。これは、近接魔法格闘術でありこの日本で習得できているものは、数人程度の高難度の技である。不死身の俺にはその練習台になってもらいたいという、なんとも不死身の使い方が荒い。


毎日の練習が行われていった。基本的に団体戦の練習だが、6v6という形を取れることが少ないため、3v3などの形で試合を行うことが多かった。

また、個人戦は1v1という本選出場した場合の練習も行う日々が続いていた。



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