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3話:授与式2

教卓で教官が授与式の説明をしている。授与式は身体測定をした後にするらしい。


「身体測定を制服でするのはその体に合ったオーダーメイド品の訓練着を学園側が準備するからだ。だから、たくさん測らないといけなく、面倒だと思うがそのためだと思って次の授与式のことでも考えておいてくれ」


との事だ。何でも1日かけて身体測定と授与式をするらしい。身体測定が7割も占める。だけど俺からしたら1個も苦じゃないな。だってそうだろ?オーダーメイドだぜ、ロマンじゃん。響きだけでもロマンを感じる程だ。この学園の訓練着ってどんなんだろうな、訓練着って言うほどだし、中学校ジャージみたいなものじゃないだろうし。緑の迷彩柄とかかな?それはそれでかっこいいな。

1人でそんなことを考えてると、教官の話が終わった。ちょっと聞いてなかった所もあるけど、周りに合わせていれば大丈夫だろと余裕をこいてた。



「はぁ〜〜」

魂から出るようなため息をついた。

いや、本当に疲れた。ロマンのためと思っていたが、流石にため息もつきたくなる。だって半日以上かけてやりますって言われたけど人数多いせいかなとか思うじゃん、全然関係無かったわ。まず、最初に使った体育館あるじゃん、あれ1年生用だった。後から聞いた話だと体育館は上の学年になるほど大きくなっていって、校舎もその学年専用で、上の学年に上がればその学年のものを使うらしい。どおりで他学年に合わないと思ったよ。まぁ、その更にでかい2、3年生の体育館も使ってやるから場所も広くなって、白衣先生もどこにそんな居たのと言いたくなるほど、ぞろぞろ出て来た。おかげで1ヶ所10人その白衣の先生2人付いて、本業で測るのに慣れてるからなのか手際が良く、1個測るのに5秒もかからなかった。それでも半日以上かかったのは質問があったからだ。好きな色はなんですか、とかなんでこの学園に入学したのですか、とか面接かって言いたくなることを聞かれた。


「やっと、終わったね」


いつの間にか横にいた瑠衣が疲れているのか少しテンション低めで言った


「あぁ、次は授与式だ!」


そう考えると疲れが吹っ飛び、体が元気に満ち溢れた。


「なんでおまえそんな元気なんだ?」


桜もやってきた


「そりゃ楽しみだからだよ、今からスキルか権能貰えるんだぞ!」

「おまえそれ好きだなー」

「桜は好きじゃないのか?」

「あぁ」

「じゃあ、桜はなんでこの学園に入ったんだ?」

「入りたくて入ったんじゃねーんだよ」

「どうい「授与式を始めますので舞台の方を向いて並び直してください」」


どういうことだと聞こうとしたが、授与式の準備を終え、始めるというマイクのアナウンスに声が遮られた。

「面白い!」

「続きが気になる!」

「応援してあげる」


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