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絵本風童話シリーズ

虹色雨と子供たち

作者: 神通百力

 町はずれの小さな森の中に直径1mほどの穴がありました。その穴から美しい輝きを放つ虹色の玉がポーン、ポーン、と小気味良い音を立てて上空に放たれました。

 キレイな丸の形をした虹色の玉は風に吹かれて町の方に流れていきます。虹色の玉は外気に触れて徐々に溶け始めていきました。

 町に辿り着く頃には完全に溶け、虹色の雨となって降り注ぎました。

「わあぁーい、虹色雨だ!」

 美しい光景に町中の子供たちは大はしゃぎです。子供たちは元気良く家を飛び出し、虹色の雨を嬉しそうに体に浴びます。

 虹色雨が町を去る頃には、子供たちは虹塗れでした。母親は呆れながら虹を落とそうとします。

 けれど、子供たちの体にべっとりと付着した虹はなかなか取れず、母親は深いため息をつくのでした。

感想頂けると幸いです。

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