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転生するには試験が必要です。  作者: 勝羅 勝斗
4/20

4話

ー転生課室内ー


「さて、説明は終わりだ。何か質問があったら言ってみな」


俺はここに来た時から、気になっていることを聞いてみた。


「俺がここに来た時、何で怒ってたんですか?」


「あ?何だよホントに質問あんのかよ」


あんたが聞いたんがろうが・・・


「あ〜それはな、この転生課は役所の中で、最も人が来るから、あまりにも忙しすぎて、イライラしてたんだよ」


そういうことか・・・納得した。


「つーかもっと試験についての質問はねーのか?」


そう聞かれて俺は、改めて真剣に考えて質問をする。


「試験で生き残れるのはどのくらいなんですか?」


静かに呟くようにフレミアに訪ねた。


「輪廻転生と異世界転生を希望するヤツのそれぞれ一人ずつだな」


「一人ずつですか・・・」


当たり前だけどかなり厳しいな・・・


フレミアが葉巻を一服吸ってから、まるでため息を吐くかのように口を開いた。


「昔は、希望すれば全員が輪廻転生か、異世界転生を選んで、転生できたんだけどな、近頃は人類の人口がどんどん増えてるから、どうしても魂の選別が必要になっちまってな」


神様も結構いろいろ複雑な事情があるんだな・・・


「そうだったんですね、アハハハ」


ここまで聞いてきて、正直とても不安だ。


今の段階では生き残れる気はしないが、それでもやるしかないと思うしかなかった。


「こう言っちゃ何だが、私からは頑張れとしか言えねぇー。だが、一つだけ言っとく」


何だろう・・・


「あの腹黒天使には気をつけろ、油断してるとあっという間に魂狩とられるからな」


だから、どんだけ怖いんだよ!ミチエルさん・・・


「はい、気をつけます」


「もう質問はないか?」


「大丈夫です」


俺は、座っていた椅子から立ち上がる。


「じゃあ、試験会場まで送ってやるよ」


フレミアがそう言うと、ミチエルの時と同じように転移魔法陣が形成される。


「達者でな!」


「ありがとうございます。行ってきます」


眩い光を放つ魔法陣の中で、元気のいいあいさつを交わす。


俺は、フレミアの転移魔法で試験会場に向かった。





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