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弟主人公のギャルゲーメモリー  作者: 希望 麻琴
3/8

咲花とのデート

どもども!天雨あまさめ 貴樹たかきです。今回三作目ですがなんとなくヒロインの性格もわかってくるのでは?咲花さくなとは一体どんな人物なのか是非読んでみてください!

 僕が目を覚ますとなぜか瞳を閉じた咲花さくながいた。

「ん?…おはよ咲花」

「っ!ごめんなさいっ!」

なんで謝ったんだ?よく分からないが咲花が目の前で丸くなって動かなくなっている。なんか可愛いな。

「どうしたんだ?」

「ふぇっ!?べ、別になんでもありません…」

今の時間がまだ午前4時だということが驚きだ。昨日は早く寝たし仕方ない。

「今日は咲花なんだな?それじゃあ、買い物でも行こうか?」

元から咲花には、お気に入りの髪型であろうポニーテールが似合う女の子だ。そこで僕はシュシュをプレゼントしたかったのだが、どんなのが好みなのかわからなかったので一応一緒に買いに行こうと予定していたのだ。

「えっ?…あの~…言いにくいのですが虎荒こあらさん。私、音夢ねむちゃんと一緒で行きたい所があるんですが、連れて行ってもらってもいいでしょうか…」

そうなのか…まぁ、僕の買い物は後でもいいし先に咲花の行きたいとこでも行くか。

「いいよ。ちなみにどこに行きたいの?」

「かふぇ?言うところに行ってみたかったのです」

カフェ…僕あんまり行かないんだよな…

「分かった。まだ時間早いから9時位に家を出ようか」

「はいっ!」

結局あいつが僕に何をしようとしたのか分からなかったが、最後までプチトマトのように顔が真っ赤だったのは確かだった。全く可愛いやつだな!



僕は咲花と家を出る時間を決めたあと急いでスマホで近くにある良いカフェを探していた。

全然ないじゃん…それから4時間ほど探し続けてやっと見つけたカフェに行くことにした。現在の時刻は大体8時過ぎ位。そろそろ向かうか…

「咲花~!そろそろ行こうか」

「はいっ!虎荒さん」

僕が行こうと決めたのは、人気は高くてあまり客の入っていないカフェだ。家から近い駅から二駅過ぎたところにある。

「ここですか?かふぇ?ってやっぱりおしゃれですね」

ニコニコしながら店を見ている。

「そうだな…とりあえずここのカフェでコーヒーを飲んで買い物に行こうか」

「はい。カフェとは、コーヒーを飲む場所だったのですね」

知らなかったのか!飲めないとかないよな…

「実は私…」

えぇ~…嘘でしょ?

「このカプチーノっていうの飲んでみたかったんです!」

びっくりしたぁ…飲めないのかと思ったじゃん。

「お、おう。カプチーノだな。それじゃあ…」

僕は調べている時にここの店でおすすめされていたカフェモカを頼む予定だったので、カプチーノとカフェモカを頼んだ。



20分程経ってコーヒーが運ばれてきた。

「いただきます。ふぅ~、ふぅ~…」

一生懸命冷やしてる姿が可愛すぎる…なんだこの目を離せない小動物のような少女はっ!

「うまいな。なんだろう…コクがすごい」

自分で言うのもなんだが僕は結構なコーヒー好きなのだ。

「ほんとに美味しいですね」

「そっか、それは良かった。やけどするなよ?」

「あちっ!」

言ったそばから…

「大丈夫?水頼む?」

「私たちは、怪我してもすぐに治るのでもう大丈夫ですよ」

「女の子なんだから気を付けてね?」

そんな話をしながら1時間が過ぎた。



コーヒーを飲み終わり僕達は近くのデパートに来ていた。

「あのぉ~私はなんでここに連れてこられたんですか?」

「お前にシュシュをプレゼントしたくて前から考えてたんだけどなかなかタイミングが合わなくて…」

改めて言うとなんか照れるな…

「そっ…そうなんですかっ!」

「ここのシュシュお前に似合うか持って思ってたんだ。選んでみてくれないか?」

好みをあまり知らなかった僕は少し不安だったが、楽しんでくれているようだ。

「咲花…これなんてどうかな?」

僕が選んだのは、青い水玉のシュシュだ。どれを選んでも絶対に似合うと思うが、前見た時からこれがいいんじゃないかと思っていたので勧めてみた。

「はい!これにします!」

即答っ!見てすぐって…

「いいのか?他のもいっぱいあるんだよ?」

「その中でも虎荒さんが選んだのはこのシュシュだけですから」

めちゃくちゃドキッっとした。なんて破壊力のある言葉なんだ…

「そっか!それじゃこれにしよう」

気が付けばもう日が暮れかけていた。楽しい時間はやっぱりあっという間だな…

「そろそろ帰ろうか。もう遅いし」

「はいっ!」

僕と咲花は家に向かった。



家に付いてすぐに地下室にこもった。最近兄さんは毎日どこかに出かけて行って顔を合わせなくなっため、家では僕一人と彼女たちだけだった。ゲームを開くと咲花は亜衣紗あいさと音夢にシュシュを自慢していた。

「亜衣紗ちゃん!音夢ちゃん!このシュシュ虎荒さんに選んでもらったの!いいでしょぉ~」

「へぇ~。とっても可愛いね」

「別にあんたがもらっても私は全っ然いらないんだからっ!」

亜衣紗は絶対に欲しいんだろうな。シュシュじゃないのをあげるつもりだったがシュシュにしようか…

「亜衣紗には、次のデートでゲームセンターに連れて行ってやるから。前約束したし」

「覚えててくれたのねっ!…誰も行きたいなんて…い、言ってないわよ!」

「虎荒っち!昨日は本当に楽しかった。ありがとね」

こいつわざとだ…今週亜衣紗がデートなしだったのであまりうるさく言うと怒るのだ。無かった日に必ず音夢は亜衣紗をいじる。

「亜衣紗ちゃん!次の休みが待ち遠しいね」

「そうだな!なっ?亜衣紗?」

「うぅ~…来週は絶対デートするんだから…」

そんな会話をしながら僕は明日の学校に向けて眠りに就いた。

今回で三作目ですがもしアドバイス、感想お待ちしております。

更新ペースを早めて欲しかったら是非コメントお願いします。

ちなみに次回作も、二日後の20時に更新します^^

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