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弟主人公のギャルゲーメモリー  作者: 希望 麻琴
2/8

音夢との日常

今回は、音夢ねむの物語を書いてみました。この子は一体どんなキャラなのか。もしかしたら前作を読んでいただいた方には気になるでは?一人目の物語をどうぞ!

 今日は…確か土曜だったような…毎週休みの日は、その日に出てきたヒロインとデートをする約束をしたような…

そんな事を考えていると目の前に音夢ねむが飛び込んできた。

ドスっ!

僕と音夢は床に落ちた。今音夢は俺の上に馬乗りの状態だ。

「な…こ、虎荒こあらっち!今日はばってぃんぐせんたー?に行ってみたい!」

「あ、あぁ。いいよ?でも、バッティングセンターなんかでいいの?」

一応女の子だし運動も得意なのは確かなんだが、僕も唯一兄さんと同じくらい優れている運動神経がある。そんな事をインドアな僕が言っても説得力はないが、あまり乗り気にはなれなかった。そんなことは露知らず音夢はウキウキしながら用意をしていた。

「早く行きましょ!一度でいいから行ってみたかったんで!」

「そ、そうか」

結局押しに負けた僕は、彼女とバッティングセンターに行くことにした。



「虎荒っち?ついたの?」

音夢は僕の顔を覗き込みながら聞いてきた。急に止まった僕が悪いのだが、昔来たことがあったバッティングセンターにもしも空いていたら入ろうと思い向かってみたが、以外に綺麗にされた店内と、とても

賑やかな声が中から溢れていたため少しびびってしまった。

「着いたぞ…?」

昔来た時はこんなに繁盛してなかったのになぁ~。この店はこんなに長く残らないと昔思っていた僕は心の中で謝罪した。

「ぁぁ…なんか緊張してきたぁ…」

「まさかだけど、びびってんの?!」

っ!図星である。

「そ、そんなわけないだろぉ~。よしっ!いっちょやりますか!」

こんな会話も周りから見れば僕の独り言にしか見えていないから仕方ないのだが、店内から感じる視線がやたらと痛いっ!

「そういえば音夢。お前ってボール打てんのか?」

僕は純粋に気になったのだが、周りの人に見えていない音夢はもちろんこの世に存在もしていない幽霊的なものだと思っていた僕は、物理的なことが出来るのか?

「それは心配ないっしょ!多分周りの人から見えないようにその場所が変わると思うよ?」

「そ、そうなのか」

全く意味がわからなかったのだが、多分自分の入ったボックスのところだけ見えなくなる的な事だろう。



それから2時間ほど経ち、僕達はヘトヘトになりながら結果を語り合っていた。

「虎荒っち…まさかあんなに打てるとは…確かに学校でも体育の成績は抜群でしたが…」

「おいおい、勉強もそこそこだぞ?!ま、お前も確かにすごかったな」

10ゲーム以上やっていたのだが、僕と音夢はワンゲーム20球のこのゲームで、17本以上ホームランというとんでもない成績を出し続けていたのだが、最後に音夢がミスをしたおかげで僕のほうが1球多くホームランを打てた。

「そろそろ帰るか…」

「疲れたぁ~」

お互いクタクタだが、時間はまだ午前。これからどうしようかな…



家に着いた僕達は、音夢は画面の中に戻ると言って他の二人に自慢していた。

「今日のデートは最高だった!虎荒がホームランいっぱい打っててすごかった!」

気分がいいな。あいつはあいつで可愛いところもあるんだなと思った。僕はバッティングセンターに行って汗をかいていたのでシャワーを浴びた。

シャワーを浴び終わり、いつもの通り地下に潜りゲームを始めた。

「あ、虎荒っち!今日は楽しかった。ありがとっ!また次の機会によろしく!」

「おうっ!」

顔を赤くしながら礼を言ってきた音夢に僕も照れながら礼をした。

「つ、次のデートは虎荒がリードしてくれるの期待してるっすね!」

「あぁ、次は頑張ってみるよ…急にプレッシャーかけやがって…」

「ぷっ!ふふふ」

「わ、笑うなって!」

今日は音夢が疲れた僕を気遣ってくれたらしく、今日はお開きらしい。

ヒロインのみんなは、こっちで何としようと疲れは感じても動けなくなるほどになることはないらしい。僕は疲れて気付いていなかったが、実はさっきも音夢はずっと隣で立ちながら満面の笑みで疲れたと言っていた…体力の化物だな。僕はまだ早いが寝ることにした。まだ4時だが今日は明日の予定でも立てながら寝るか…

明日は、亜衣紗と咲花どっちだろうな。もし、亜衣紗ならゲーセンだな。前に行きたいって言ってたし。咲花は…あいつってどっか行きたいとこあるのかな?僕は明日の予定をざっくりと決めながら眼を閉じ眠りについた。







今回の内容に引き続き、次回は亜衣紗あいさ咲花さくなの物語を書いていきます。お楽しみに!

次回作は、三日後位に書こうと思います。時間は8時です。

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