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狼少年の憂鬱  作者: 澤群キョウ
VOICE
69/85

炎の羽ばたき / いつき

 花火大会の日に心に浮かんだ「気づき」について、証拠の類は一切ない。

 それなのに確信できたのは、あの時私の背中を叩いた誰かのお陰だ。


 葉山君に漏らした通り、玲二くんが本当に人間じゃなかったとしたら?

 この数日間、ずっと考えていた。

 夏休み恒例の親戚まわりに付き合いながらずっとうわの空で、例年通りのおじさんからのセクハラにもぼやっとしてなんにも答えなかったみたい。


 玲二くんが人間じゃなかったとして、正体は全然わからないんだけど。

 ひょっとしたら地獄からやってきた悪霊とかだったらどうしようという気もしないでもないんだけど、それについては後回しにするとして、だけど去年から続いてきた謎の反応についてもちょっと理解できたような気がするというか。


 高校で一緒になって、やっと同じクラスになって、声をかけて。

 恥ずかしそうだったけど、私の近くにはいてくれて。

 急に拒絶したり、優しくしてくれたり。

 もしかしたら、ただの人間の女の子と仲よくしたらダメだったんじゃないかな? 


 玲二くんの反応の中で一番記憶に強く残っているのは、やっぱり誕生日の時の、あのセリフ。

 好きだけど、付き合えない。幸せにできないからって。


 あの後学校に来なくなって、葉山君に様子がおかしかったって言われて、お父さんからなんとかするから少し待ってほしいって頼まれた。玲二くんはげっそりしながらもちゃんと学校に来るようになって、約束の日になぜかやってこなくて、百井さんの攻撃的な発言と、来平先輩が取り出した謎の羽根と、一路くんの登場、復活したかと思ったら瞳が黒くなって、性格も変わっちゃった……んだっけ。

 春ごろに起きたアレコレには正直、参っていた。

 全然飲み込めなくて、わけがわからなくって。

 

 だけど、「普通の高校生」っていう枠を外したら、とたんになんでもアリになる。

 

 私は玲二くんからびっくりするくらいの愛情を感じていて、それを前提に考えると、なんとか私と一緒になりたくてジタバタしているんじゃないかなって。

 だけど一路くんはそれが気に入らないんだ。玲二くんが人間じゃないなら、一路くんも同じはず。

 勝手な想像だけど、来平先輩もきっとそうだよね。

 というか、先輩の正体には見当がついている。


 草兄ちゃんに連れられて玲二くんがうちにやってきた日の少し前から、窓辺でたまに見かけるようになった黄色い小鳥。

 私にくれた羽根はすごく大きかったけど、色はまったく同じ。

 ただの黄色じゃなくて、金の輝きを秘めた神々しさがあるから。



 一路くんが現れた日の夜にも、あの黄色い鳥がやってきた。

 夜なのに、窓辺に現れてぴょんぴょん行ったり来たりして。

 エサがほしいとか、人に慣れているとか、そういう雰囲気じゃない。

 私の考え方が変わったせいか、どうして時々窓辺にやってくるのか、理由がわかった気がした。



 玲二くんがあれだけ悩んでいたのはどうしてなのか。

 玲二くんが話そうとすると必ず邪魔が入るのはなぜなのか。


 言っていいのか悪いのか。悩んだけど、窓を開けてこう呼びかけた。


「来平先輩ですよね」


 機嫌よくぴょこぴょこ飛び回っていた鳥は、ビックリしたように突然動きを止めて、私に背を向けたまましばらく微動だにしなかった。

 鳥のフリがバレてしまったみたいなリアクションに、思わず笑ってしまう。


「話したいことがあります。出かけなきゃいけないから、明日と明後日はダメなんです。だから三日後、玲二くんと会ってた大きな木のあるところ、覚えてますか?」


 十時ごろに来てほしい、とお願いをした。

 小鳥はしばらくぴたっと止まったままで、やがて振り返りもせずに夜空の向こうへ飛び立っていってしまった。


 それがOKだったのか、NOだったのか。

 確認するために、小さな公園に来ていた。

 今日もいい天気で日差しが鋭い。

 玲二くんに会いたいけど、その前にちょっとだけ確認しておきたい。

 だけどもしかしたら、私の勘違いで、無関係の可愛い小鳥に妙な絡み方をしただけなのかもしれないけど。


 二時間待ってこなかったらあきらめようと、決める。

 九時五十分。来る途中で買ってきたアイスティーのペットボトルを開けて、のどを潤した。


 木の下にハンカチを敷いて座ると、冷たい土のおかげか少し気持ちがいい。

 時折抜けていく風のお陰で、この場所はそこまで暑くはならないみたいだ。


 薄暗い、影を落とした、大きな木の下。


 花火大会の日、玲二くんと歩いていた私を、誰かが呼んだ。

 おぞましい気配に足がすくんだけど、それ以上に声が寂しくて、悲しくて、つい振り返ってしまった。


 知らない顔だったけど、誰かは知っている。

 あんなに私たちを敵視していたのに、四月から急に態度を変えて、玲二くんを慕っているようなそぶりを見せていた……百井さん。だと、思う。


 これが最後だからと聞こえたような気がして。

 最後の意味が、これ以上なく重たく感じられて。

 ほんの少しだけ貸してほしい。

 なにを? と問う前に答えがわかった。

 一瞬だけでもいいから、抱きしめられたい。そんな願いを感じ取って、それで、いいよと答えた。気が付いたら私は道から外れた暗いところで、玲二くんに抱きしめられていて。


 それで、ありがとうと去っていった。

 彼女もまた人間じゃなかった。

 そう考えれば全部納得がいく。

 渡してくれた木の札の不気味さも、倉庫の近くでどこからともなく現れたのも。


 どうして私を守ってくれたのかはわからない。

 なんでなのかな。私なんかどうにでもできたんじゃないかと思うけど。

 私の常識じゃ推し量れない世界に住んでいる人たちだから、想像がつかなくて当たり前なのかもしれないけど。



「園田ちゃん、待たせたな」


 十時十一分。声がしてはっと顔をあげた。

 想定していた声と違っていたから。


「ハール……おじさん」

「すまないが、ライは来られない。少しばかり間抜けで、こういった用には不向きなんだ。いい(やつ)なんだがな」

「はあ」

「今日はきっと最後の機会(チャンス)になる。呼んでくれてよかった。あの小夜(さよ)って娘が残した力はもってもせいぜい明日まで。決断を迫られて少しばかり迷っている。この時間で結論を出せるよう、しっかり話したい」



 ハールおじさんが矢継ぎ早に出した言葉の意味が、ちっとも頭に入ってこない。


 来平先輩が来られなくて、ライと呼ばれているのはわかった。

 ハールおじさんと繋がりがあるのもわかった。

 あれ、と思ったけど、サヨという名前に憶えがない。


 一生懸命頭を働かせていく。


 きっと、このおじさんも私とは違う世界の住人なんだろう。

 サヨに一番近い名前は、沙夜。百井さんのこと、かもしれない。


「ハールおじさんも、人間じゃないんですか?」

「園田ちゃんのところに来ただろう、白い小鳥が」

「はい」

「俺の孫娘だ」


 じゃあ、おじさんも鳥なのかな?


「ずいぶんあっさり話すんですね」

「気が付かれた以上隠しても無駄だ。ここの連中は嫌がるようだが、人間に理解してもらえた方がいいじゃないか」

「玲二くんのおじさん、なんですか?」

「テレーゼの……そうだな、ご近所さんとでも言ったらいいか」


 確かに、玲二くんは鳥ってイメージじゃない。

 フクロウなんかだとちょっと、あってるかなという気もするけど。


「園田ちゃんに聞きたい」

「なんでしょうか」

「ずっと一路のそばについていたんだ。この命の中ではほんとうに短い時間なんだがな。だけど生まれたときからずっと見守ってきた」


 ハールおじさんの見た目は、本当に渋くてカッコイイ白人男性でしかない。この人も可愛い小鳥に姿を変えたりするのかな、来平先輩みたいに。

 ああ、でもそうか。本当はたぶん、すごく大きいんだよね。胸の中から出した羽根が先輩のものなら、相当大きい鳥のはず。


「これまで何羽も育ててきたんだ。そりゃあ鳥とは勝手が違うだろうが、一路は本当に手がかかった。だから可愛くて仕方がない。願いをすべて叶えてやりたいんだが、でも、それじゃあ玲二がかわいそうなんだ。玲二はテレーゼと孫娘が一生懸命守って育ててきた。一路と違って控えめで、けなげでな」


 鳥のため息って、初めて見たかもしれない。


「玲二から、味方になってほしいと願われている」

「それを悩んでいるんですか」


 ハールおじさんはこくこく頷いて、少し長い髪を揺らした。


 相談する相手は、私で正解なのかな。

 そもそも、玲二くんと一路くんがなんなのかわからない。


「あの、玲二くんたちは一体、なんなんですか」

「知らないのか」

「はい」


 びっくりされちゃった。

 目をまんまるにされると、なるほど鳥なのかもと思える表情になる。


「テレーゼと二人の息子は、狼の一族なんだ。一緒に生まれたが、玲二の力は全部一路のものになってしまって、兄弟なのにまったく違う運命をたどってきた」

「狼……」


 一路くんを犬っぽいなと感じたのも、間違いじゃなかったんだな。

 すごく似合うかも。

 玲二くんももしかして、狼になっちゃったりするのかな。


「彼らはもともと人の姿も持っているから、人間とも交われるんだ。玲二は自分の生まれをまったく知らずにいたから、人じゃないといわれてずいぶん戸惑った」

「いつ知ったんですか?」

「十五になる少し前に。成長したから、隠しておけなくなった」


 玲二くんの誕生日は二月だから、高校を受ける少し前に知ったのかな。

 

 どうしてもっといい学校に行かなかったのか不思議だったけど、この事情が絡んでいるのかもしれない。

 おかげで私は玲二くんとようやく出会えたんだけど。


「自分が人ではないと知らずに子孫ができたら困るから、つがいになっては駄目だといったのに、園田ちゃんに夢中になってしまってな。ずいぶんもめた」


 え。

 

 ハールおじさんの声はよどみがなくて、まったく揺れない。

 今もなにか語り続けているけど、だけど耳に全然入ってこなくて。

 ずっと好きだったって言ってくれたのは、本当だったんだ。

 だけど止められてて、どうしようもなかった……?


「一路は玲二を許してやれと言っていたんだが、条件が変わりすぎた。ずっと待っていた目覚めが起こした変化が大きくてな」


 

 しまった。かみしめている場合じゃない。

 なんだか深刻な空気で、すっかり重たくなっている。


 夏の叫びが響き渡る町の片隅で、鳥のおじさまと二人で木陰に座っているなんて。

 不思議な体験だよね、本当に。


「今の一路は間違っている。それはわかるんだが、一路も随分我慢を重ねてきた。玲二ほどじゃないが、周りの全員にダメだと言われるのはすこし、哀れに思える」

「一路くんの望みというのは」

「玲二をこのままでいさせることだ。園田ちゃんと結ばれてもいいが、最後には戻ってきてほしいんだ。一緒に生まれた命は特別だから、どうしても別れたくない」


 ここにきて唐突に、私は玲二くんと結ばれるのが前提になっているんだなって気が付いてしまって気恥ずかしい。

 いや、それはもういいとしよう。私もそのつもりだし。玲二くん以上に素敵な人が現れる可能性はゼロに違いないから。


 気になるのは、玲二くんがなにを望んでいるか、だよね。

 人間じゃない人たちがどれだけ生きて、どんな風に死んでいくかはわからないけど、ハールおじさんの口ぶりからすると結構なご長寿さんに思える。

 私と一緒に生きて、そのあと。

 普通の人生を終えた私を見送って、玲二くんはどこに行くつもりなんだろう。


 まさか……、死んじゃうとか?


「玲二くんはどうするつもりなんですか」


 私が問いかけると、ハールおじさんの姿は一瞬、暗く、ぼんやりと霞んだ。


「本当は騒ぐ必要なんてないんだ。玲二の願いはかなわないんだから。だけど玲二は出来ると信じていて、一路はそう考えること自体を許せずにいる」

「かなわない?」

「玲二は人間になろうとしている」


 私と同じ速度で歩いていきたいと願っているんだと、ハールおじさんは話してくれた。

 

 私は玲二くんの本当の姿を知らないけど。

 だけどその言葉だけで胸がいっぱいになって、あふれた分が涙にかわって落ちていく。


「決められた期限の中でなんとかしようとして、周囲を味方につけている。玲二のやり方は正しい。そして確証はないんだが、一路はおそらく方法を知った」

「方法って、人間になる方法があるんですか」

「誰も知らない、そんな方法はないと言うが、不可能ではないと玲二は考えている。人間は人ではない者に変われるのだから、その逆も可能なはずだと」


 人は、違う者になれる?

 たしかに、人間離れした才能や、外見、能力の持ち主っているけど。

 そういうレベルの話じゃ、ないよね、たぶん。


「そう考えたから小夜に協力させたんだ。あれはまったく逆らわなかったから、そうさせる力があるんだろう」


 来平先輩もだけど、ハールおじさんの言葉には主語がなくてわかりにくい。

 だけど、玲二くんのことなんだろうな。

 小夜はきっと、沙夜で、百井さん。

 確かに彼女は急に玲二くんに協力的になった。


「玲二くんが誕生日のあと急に変わった理由はなんなんですか?」


 まただ。ハールおじさんの、鳥っぽい反応。

 首をピーンと伸ばして、目をまんまるにしている。


「すまないが、言えない。いや、言えなくはない。玲二の力の一端が、目覚めたから……だ」


 なにかあったのかな。言えない事情も含むってことだよね、この反応は。


 悩んでしまったけれど、はたと気がついた。

 私が今日確認したかったのは、玲二くんの正体がなんなのかということ。

 それはもうわかったから、あとは本人から聞けばいいんだ。


 今は私よりもハールおじさんの方が悩み深いみたいだし、もう少し話を聞いてあげた方が良さそうだと思う。


「玲二を救ったのは一路なんだ。テレーゼは仕方なかったが、ほかの連中はみな玲二を見捨てた。一路だけが玲二を大切にしてきたんだ。一路だって苦しんできた。玲二と一緒に暮らせることを願って、実現するために必死で頑張っていた。一路は純粋で可愛いやつだ。一羽(ひとり)くらい甘やかす(だれか)がいてもいいだろう?」


 戸惑う私にむかって一気に語り終えると、ハールおじさんは真剣な眼差しでこう問いかけてきた。


「どうしたらいい、園田ちゃん」


 

 私が結論を出せるような問題じゃない気がするんだけど。

 ところどころわからないこともあるし。

 

 一路くんと、玲二くん。

 一緒に生まれたけど、全然違う環境で育たなきゃいけなかった。

 玲二くんは知らなかったけど、一路くんはお互いの存在を知っていて、一緒に暮らしたかった。

 なのに玲二くんは、人間になりたいと言い出している。

 一路くんはそれを許せない……。



「一路くんに味方したら、どうなるんですか。玲二くんの邪魔をするとか?」

「いや。ただ隠すだけだ。攻撃なんてできない。今の状況では絶対に駄目だ」


 一路くんは、人間になる方法を知った……。


 

 その方法を突き止めたのはきっと百井さんなんだよね。

 あの日、花火大会の日にささやかな願いを叶えて、別れの言葉を言っていた。

 倉庫で助けてくれた時にも苦しそうだったっけ。


 彼女はもういなくなったのかな。

 もしそうだとしたら、どうして玲二くんに方法を教えなかったのかよくわからない。


 百井さんの正体は一体なんだったんだろう。


 人間から、人間じゃない存在になってしまった?

 出会った時、すごく高圧的だった。

 きれいで、スタイルが良くて、みんなを魅了してたっけ。

 玲二くんだけが反応が違っていて、あれは私に気を遣ってのことだと思っていたけど。本当はそうじゃなかったのかな。


 これまでに私たちの間に起きた、さまざまな出来事。

 登場人物はそれほど多くないのに、伏せられたカードが多くてなんだか複雑に感じられる。



 この間、朝やって来た時の一路くんの苛立ちを思い出す。

 

「私はもちろん、玲二くんの味方をしてくれたらうれしいですけど」


 弟への思いがそんなに強いなら、私なんて邪魔なだけだよね。


 私は玲二くんとずっと一緒にいたい。

 人間になりたいって思ってくれてすごくうれしい。

 だけど、でも、今のままの玲二くんだって、隣にいてくれたらそれでいい気がする。


 ハールおじさんの口から出てくるのは、お母さんの名前だけだった。

 玲二くんたちのお父さんは、ごく普通の人間なんじゃないのかな?

 だったら私たちには頼もしい先輩カップルがいるわけで。

 なんとかなるんじゃないのかな……。甘いのかな、こんな考えは。

 

 みんながみんな、悪くない。

 お互いを大事に思ったり、同じ時間を過ごしたいと思っているだけだよね。


 大切な人が困っているなら、寄り添ってあげたいと思うのは当然だし、誰かに責められる筋合いもないんじゃないかな。


「一路くんに協力したいって気持ちもよくわかります」



 すべての事情がわかったわけでもないのに、私の中ではこんな結論がでてしまった。

 現実感がないからなのかな。人間じゃないって言われても、隠された真の姿を見せられたとか、そういう展開でもないから。

 直観と、ハールおじさんの告白だけ。

 実は気のせい、全部嘘って可能性もある。


「ありがとう園田ちゃん。安心してほしい。一路の味方をするが、敵対するためじゃない。可愛いわが子の逃げ道になりたいだけだ」


 あ、結論が出ちゃった。ハールおじさんはあきらかにほっとした顔で、ぴょこぴょこと首を振っている。


 背中を押してほしかったのかな。

 だけど玲二くんの味方もしたいから、いろいろ教えてくれたのかもしれない。


 私が返事をする前にくるりと振り返ると、視界が真っ黒になって、強い強い風が吹き付けてきた。

 

 大きな黒い翼が広がって、ばさりと音を立てて、気が付いた時には誰もいない。

 

 あれが本当の姿。


 一瞬しか見えなかったけど、黒い翼はゆらゆらと揺れる炎のようなオーラをまとっていたと思う。すごくきれいで、幻想的だった。


 風が吹いた後は、元通りの夏の風景が広がって、なにごともなかったように虫のがなりたてる声をBGMに流し続けている。



 ああ、(ゆめ)じゃなかった。

 普通の動物や人間なんかとは違う生き物は、もしかしたらこの世界にたくさんあふれているのかもしれない。

 

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