表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

2.始動 - play it -

友達が死んだ。

他殺の可能性が高い。いや、絶対に他殺だと思う。

デスゲーム。鬼ごっこ。

笑い話では終わらない出来事。

命懸けの一ヶ月が始まる。


『むっちゃん、今日も欠席みたいだねー』

『インフルエンザかなぁ?』

『いやいや、この季節はないだろ』

友達思いか、単に誂っているだけなのか。

教室は村井(名:むっちゃん)の話題で盛り上がったりしていた。

あの44通目の悪戯手紙が届くまでは…。

『ノアー。今日は例の手紙届いてた―』

言葉はソレ以上出ることはなかった。

彼女が得体の知れないモノを見たような、殆ど泣き顔に近い顔をしていたから。

『け、ケイト君…』

渡された手紙にはこうあった。

『1人目。君達が事前に逃げなかったから悪いんだ。僕は忠告したよ?その結果がコレだ』

付属の写真が一枚。

信じ難い…。村井が…死んだ!?いや、これは―。

『もう、どうなってんだよ。畜生ッ』

村井。路地裏。刃物。死体。友達。死。Death。嗚呼…。

様々な単語が俺の脳裏を過る。気持ちが悪い…。

よく見たら教室の奥、村井のロッカーに紙袋がひっそりと。

所々赤黒くて鉄のような匂いがする。どうして、こんなものに気づけなかったんだ…。


『一ヶ月。一ヶ月間、鬼の手から逃げ切れ。同じ悲劇が繰り返されないように』


後々、村井の机の中から大量の手紙が見つかった。

今日からが始まり。俺達は生き残れるのか―。



現在の生き残り:57人


『デスゲーム始動』


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ