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12 Gates City  作者: 澤群キョウ
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   _10話までの人物ファイル

○ フェリクス (十八歳・男・初心者)


 迷宮都市を訪れたばかりの新米探索者。

 しょっぱなから「橙」と「黄」を間違え、運よく助かったもののアデルミラと共に多額の借金を負った。

 母親の形見の指輪はまだニーロに預けられたまま。

 ティーオ、カミル、コルフとパーティを組んでいるが、アデルミラが抜けてただ今一欠。

 借金は半分に減額されたが、まだまだゴールは遠い。剥ぎ取りが得意になってきた。


○ アデルミラ (十七歳・女・初心者・神官)


 迷宮都市を訪れたばかりの神官。雲の神に仕えている。

 兄を探しにやってきたが、フェリクスと共に「黄」の迷宮に入り込み、借金を負った。

 突然の襲撃で傷ついたウィルフレドを助け、その礼として借金を半分返したことになっているが、本人は故郷に強制送還されており知らない。兄様の行方もまだ知らない。


○ ニーロ (十六歳・男・魔術師・スカウト・熟練)


 迷宮都市で一、二を争う、腕のいい魔術師。

 探索生活は六年目で、現在の居候はウィルフレドになった。

 強くて気の利く髭のおじさんがすっかりお気に入りらしい。

 眠る時に膝を抱えて丸くなる癖があり、長く伸びてきた髪をなかなか切らずにいる。


○ ベリオ (二十歳・男・戦士・中堅)


 探索者生活三年目の戦士。

 ニーロと離れ、現在は神官のデルフィと行動を共にしているが、自分の強さに自信がなく、これからの身の振り方について考えると髪の毛がごっそり抜けるという。


○ マリート (二十八歳・男・剣士・熟練)

 

 迷宮内に出現する魔法生物の弱点を見抜く力を持つ剣士。

 とても強く特技もあるのだが、慣れない相手との会話が苦手。

 うまく話せる相手はニーロかキーレイくらいしかいない。

 年下のニーロにはついつい変な絡み方をしてしまうんだとか。


○ ウィルフレド (三十七歳・男・戦士・初心者?)


 何も持たずに迷宮都市へやってきて、ガラの悪い男たちに絡まれているアデルミラを助けた謎の男。

 その実力が認められ、ニーロたちと「赤」に挑んで最下層までたどり着いた。

 その風貌から「騎士だったんじゃないか」「貴族だったのでは」なんて囁かれつつ、きれいなおひげを輝かせながら「違います」と答えてくるので、みんなそれ以上追及できないらしい。


○ カッカー (四十四歳・男・元神官・熟練)


 樹木の神官で、長い間探索を続け生き延びてきた迷宮都市の「生ける伝説」。

 真面目で強くて頼もしいカッカーおじさんだが、可愛い娘たちのために移住を考えている。

 とはいえ、屋敷に集った若者たちの将来も考えるとなかなか踏み切れない。悩み深い日々を送っている。


○ ヴァージ (二十六歳・女・元スカウト・熟練)


 かつては盗賊をしていたが、カッカーに救われて探索者になった。

 今は引退して、屋敷をしきったり子育てに追われたりしている。

 スタイル抜群の美女なので、屋敷に集まった初心者たちのハートをわしづかみにしてしまうのだとか。

 一緒に探索をしていた女戦士ピエルナの行方を捜している。


○ キーレイ (二十七歳・男・神官・熟練)


 樹木の神殿の責任者で、街では有名な商人の家の長男。

 子供のころから父親の探索に付き合い、迷宮暮らしはほかの誰よりも長い。

 神官たちのまとめ役をし、探索にも付き合い、時には仲裁や説得なんかもやらされる、ラディケンヴィルスで一番忙しい神官のお兄さん。


〇 ロビッシュ (?歳・男・スカウト・熟練)


 得体のしれないニーロの友達。 這うようにして通路を歩き、あらゆる罠を見抜く。

 スカウトとしての腕はすさまじいのだが、迷宮以外での暮らし方が変わっており、意志の疎通を図るところで大体の人間が躓いてしまう。

 探索者としての強さを匂いで感じ、自身が認めた者以外は相手にしない。


○ デルフィ (二十二歳・男・神官・中堅)


 鍛冶の神に仕える神官だが、「脱出」の魔術も習得している便利な男。

 気が弱くて誠実、くよくよ悩んでは落ち込む。

 今はベリオと組んでおり、交渉などは全部ベリオにお任せしている。

 もしかしたらすごい技を使えるようになったのでは……とお試しをしているところ。


○ ジマシュ (二十三歳・男・戦士・中堅)


 スカウト技術も少し身に着けている戦士。デルフィの幼馴染でもある。

 迷宮都市を利用した稼ぎ方の研究に余念がない。

 世の中の間抜けは全員嘲笑ってやらなければ気が済まないのか、隙のある人間に近づいてはあれこれ仕掛けているんだとか。


○ ティーオ (十五歳・男・戦士・初心者)


 カッカーの屋敷に滞在している探索初心者の少年。

 考えるよりもまず行動、とばかりにあちこちに顔を出してはトラブルに巻き込まれがち。

 「藍」で見つけた帰還の術符をニーロに売ったはいいが、まだ2万シュレール受け取っていない。

 すごく便利な短剣をもらったので、次から使ってみようと考えている。


 ☆


〇 カミル (十五歳・男・スカウト見習・初心者)


 田舎から野望を抱いて迷宮都市へやってきた少年。スカウトの修行中。

 同じ年ごろのコルフと馬が合い、意気投合して組んでいる。

 いつか女性がいっぱいいるパーティを作って、最下層まで行ってみたいらしい。


〇 コルフ (十六歳・男・魔術師見習・初心者)


 田舎から野望を抱いて迷宮都市へやってきた少年。魔術の修行中。

 同じ年ごろのカミルと馬が合い、意気投合して組んでいる。

 私塾を開いている女魔術師がとても苦手らしい。

 いつか吟遊詩人に自分たちの活躍を歌われたいと夢見ている。


〇 チェニー (十八歳・女・王都調査団・初心者)


 王都の騎士だったが、迷宮都市へ派遣されてきた。

 あからさまな厄介払いをされてガッカリの毎日を過ごしていたところ、ニーロたちと「紫」の調査へ行く機会に恵まれる。

 ウィルフレドの正体が気になって仕方ないし、ジマシュの魅力にしてやられてしまっている。


 ☆


○ 謎の少女 (?・女・意識不明)


 「緑」の迷宮でティーオが助けた少女。

 キーレイの実家で療養中。目は覚めたらしいが……。


〇 シュア (五十三歳・女・マダム)


 キーレイの母。薬草専門の業者である夫を支え、三人の子供をもうけている。

 どうやら迷宮都市は子育てに向いていないらしく、キーレイの弟妹は王都で育ててもらったとか。

 カッカーとは旧知の仲で、娘たちにしょっちゅうオシャレなお土産を持ってきてくれる。


〇 ムーレン (三十九歳・男・商人)


 薬品専門の商人のまとめ役をしている。カッカーとは古い知り合い。

 なにか困りごとがあると仲裁を頼んでくる。頭の切れるナイスミドル。


〇 ドナート (四十歳・男・商人)


 普段はよその町で商売をしている。

 迷宮都市へやってきた際にニーロを見かけ、行方不明の甥ではないかと考え、カッカーに確認を頼んだ。

 真偽はわからないままだが、「人違い」と伝えられ、諦めて帰っていったらしい。


◇ ラーデン (?歳・男・魔術師)


 森で拾ったニーロを育てた魔術師。

 かつてはカッカーと共に探索をした仲間で、引退してから十年後に迷宮都市へ舞い戻り、ニーロを託して去っていった。

 キーレイ曰く生きていればカッカーと同じ年らしいが、現在の年齢も生死も、詳細は不明である。


〇 モッジ (二十三歳・男・回収業者)


 街の西側で回収業を営もうとしていた男。

 これまで何度か回収を成功させてきたが、びっくりするほど運がない一日のせいですべてが無駄に。

 

○ アダルツォ (二十歳・男・下働き)


 アデルミラの兄。

 長らく行方不明だったが、娼館の下働きをしていることがウィルフレドに伝わったような、伝わっていないような……。


◇ ピエルナ (?歳・女・戦士・中堅)


 かつてカッカーたちと「赤」を制覇した仲間の女戦士。

 田舎から出てきた純朴な女性で、最初のうちはヴァージがあまり好きになれず、迷宮に置いて帰らないかとニーロに持ち掛けた過去もある(「迷宮人情余話」参照)。

 ある男と愛を育んで、身ごもっていたらしいが、探索に行くと言ったきり姿を消してしまった。

 

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