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12 Gates City  作者: 澤群キョウ
  _Characters  

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27/244

   _5話までの人物ファイル

物語が長くなり、登場人物も増えてきたので、

アドバイスを頂いて「人物ファイル」を作ってみました。

○ フェリクス (十八歳・男・初心者)


 迷宮都市を訪れたばかりの新米探索者。

 しょっぱなから「橙」と「黄」を間違え、運よく助かったもののアデルミラと共に多額の借金を負った。

 ニーロに母親の形見の指輪を担保に取られている。

 わがまま領主に妹を奪われ、家族を殺された過去を持つ。

 アデルミラと行動を共にしており、現在はカッカーの屋敷に滞在している。

 ある探索で三千シュレールを手に入れたが、後ろ暗い金なのでアデルミラに言えずにいる。


○ アデルミラ (十七歳・女・初心者・神官)


 迷宮都市を訪れたばかりの神官。雲の神に仕えている。

 探索者になると行ってラディケンヴィルスへ去った兄を探しにやってきたが、フェリクスと共に激ムズの「黄」の迷宮に入り込み、借金を負う。

 見た目がとても幼く、いつも十二、三歳に見られるのが悩みの種。

 とても真面目で、心優しい少女。


○ ニーロ (十六歳・男・魔術師・スカウト・熟練)


 迷宮都市で一、二を争うであろう、腕のいい魔術師。

 森の中に捨てられていたが、ラーデンという名の男に拾われ、魔術を教えられながら育った。

 十歳の頃から迷宮探索を始め、四つの渦の最深部に辿り着いている。

 瞳と髪は灰色で、一部からは「無彩の魔術師」と呼ばれているんだとか。

 スカウトの師匠はヴァージ。剣士のマリートや、神官のキーレイなどと行動を共にする事が多い。


○ ベリオ (二十歳・男・戦士・中堅)


 探索者生活三年目の戦士。かつて仲間たちと探索をしていた「藍」の迷宮でニーロと出会い、一方的についてまわってしばらくの間「相棒」として活動していた。

 だが、真の仲間にはなれていないという葛藤があり、ある探索を機にニーロのもとを離れた。

 現在は神官のデルフィと行動を共にしていて、新しい拠点を探している真っ最中。


○ マリート (二十八歳・男・剣士・熟練)

 

 迷宮内に出現する魔法生物の弱点を見抜く力を持つ剣士。

 手先が器用で、剥ぎ取りや調理なども得意。

 かつてはカッカーと共に探索をした仲間で、解散後の今は革細工を作って売る商売をしている。

 戦いの中に生きる喜びを見出すタイプで、ニーロからは「迷宮中毒」呼ばわりされている。

 カッカーの屋敷のすぐ近くに家を持っていて、一階には大量の剣のコレクションがあるらしい。


○ ウィルフレド (三十七歳・男・戦士・初心者?)


 何も持たずに迷宮都市へやってきて、ガラの悪い男たちに絡まれているアデルミラを助けた謎の男。

 体格が良く、剣の腕も相当なものだが、一応初心者ということでカッカーの屋敷に滞在している。

 ニーロたちに共に探索に行ってもらえないか頼み、緑に挑んで大活躍をした。

 過去はまだ謎に包まれている。綺麗なお髭とオールバックがカッコイイ美形中年。


○ カッカー (四十四歳・男・元神官・熟練)


 樹木の神官で、長い間探索を続け生き延びてきた迷宮都市の「生ける伝説」。

 三年前、「赤」の迷宮の最初の踏破者になり、二十年の探索者ライフにピリオドを打った。

 樹木の神殿の隣に屋敷を持っており、初心者たちに開放している。

 共に探索をしていたヴァージを妻に迎え、今は探索者たちの安全が守られるいい方法がないか考える日々を送っている。


○ ヴァージ (二十六歳・女・元スカウト・熟練)


 かつては盗賊をしていたが、カッカーに救われて探索者になった。

 罠の解除と地図の作成が得意で、長い間カッカーと共に探索をしていたが引退。今は二人の女の子を育てている。

 スタイル抜群の美女で、引退はしたもののニーロにスカウト技術を教えている。

 初心者たちの集う屋敷の管理人的な役割も負っており、逆らう者には容赦しないらしい。


○ キーレイ (二十七歳・男・神官・熟練)


 樹木の神殿に仕えているが、求められれば探索にも付き合ってくれる兼業神官。

 数少ない「生き返り」の使い手でもある。

 非常にまじめな性格で厳格な人物だが、基本的にはとても親切。

 後輩神官の指導と探索でてんやわんやの日々を送っている。


○ デルフィ (二十二歳・男・神官・中堅)


 鍛冶の神に仕える神官だが、「脱出」の魔術も習得している。

 幼馴染であるジマシュに誘われて探索者になった。

 気が弱いせいでジマシュには逆らえず、悪事に加担させられることもしばしば。

 しかしある探索を機にこれ以上悪いことはできないとジマシュ離れを決断し、今はベリオと行動を共にしている。


○ ジマシュ (二十三歳・男・戦士・中堅)


 スカウト技術も少し身に着けている戦士。

 幼馴染であるデルフィを連れて迷宮都市にやってきて、探索者になった。

 かつてはまっとうな探索を続けていたが、迷宮を利用した金儲けをできないかと考え、今では何も知らない初心者や探索者ではない誰かを騙して金を巻き上げる日々を送っている。


○ ティーオ (十五歳・男・戦士・初心者)


 カッカーの屋敷に滞在している探索初心者の少年。

 明るい性格で、行動も言動も少しばかり軽いが、訓練には真面目に取り組み、基礎はしっかりと身に着けている。

 勢いが良く、よく見知らぬ誰かと探索に出掛けてしまう事も多い。

 「緑」の迷宮で倒れている少女を助け、世話をしている。

 フェリクスとウィルフレドの二人とはルームメイト。


○ 謎の少女 (?・女・意識不明)


 「緑」の迷宮でティーオが助けた少女。

 意識が戻らず、眠り続けている。アデルミラと同じ部屋に滞在している。


○ アダルツォ (二十歳・男・下働き)


 アデルミラの兄。

 探索者になろうとラディケンヴィルスにやってきたが、とある失敗で借金を負い、今では娼館の下働きをして暮らしている。

 故郷の母と妹へ手紙を送りたいが、現状を正直に伝えられずに先延ばしにしている。


 ☆


○ エリシャニー と ディオニー (男・商人)


 ラディケンヴィルスの南の都市で商人をやっている親子。

 森で狩りをしていて傷を負い、現場から近かった迷宮都市へ助けを求めてやってきたが神殿のルールに阻まれ、ジマシュにはめられて命を落としてしまった。

 「黒」の迷宮の一階では最近、恨めしげな男の声がどこからともなく聞こえてくるんだとか……。


○ フィーディ (十九歳・男・戦士・初心者)


 かつてベリオと共に探索をしていた戦士の男。

 実力はないが、お調子者で、とてもわがまま。

 街でたまたま見かけたベリオを頼り、脅して協力させようとした。

 「白」の迷宮で一度は命を落としたが、デルフィのお蔭でなんとか復活した。


○ チョーク (二十九歳・男・スカウト)と レンド (二十六歳・男・戦士)

 

 ベリオが「白」の迷宮に挑む為に協力を頼んだ二人組の中堅探索者。

 信頼関係が築けず、ベリオがニーロの家から持ち出した「白」の地図を奪って去って行った。


○ ドレーン と ドニオン (男・戦士と神官)


 ティーオに工事現場で声をかけた兄弟。

 「善良」な探索者を集めて、人助けをする活動をしている。

 「善性」の判断は非常にいいかげんで、探索で得たものはすべて「善行」のために使われるべきという極端なやり方で行動中。

 ティーオを仲間に引き入れたかったが、失敗に終わった。


 ☆


○ ブローゼ・カツリス・エルソン (全員男・初心者)


 フェリクスが迷宮都市を訪れた時に乗っていた馬車の同乗者。

 「黄」の迷宮の最初の罠にかかって、命を落としている。


○ クレート・ベラルド・リーツォ (全員男・初心者)


 フェリクスが迷宮都市を訪れた時に乗っていた馬車の同乗者。

 宿屋で待機していたため、「黄」の迷宮に入らずに済んだ。

 ベラルドとリーツォは「黄」の迷宮で起きた悲劇に驚き、次の日馬車で故郷へ帰ったという。


○ ルノル (二十二歳・男・宿屋)


 北東の門付近にある「レッティンの微笑み亭」の従業員。

 もともとは探索者だったが、自分には向いていないという理由で転職した。

 あまり流行っていない宿屋に客を呼ぶことに使命を感じ、今日も頑張って客引きをしている。


○ ルーゲン (四十八歳・男・輸送業)


 首都デルシュレーとラディケンヴィルスを馬車で往復し、客やら荷物を運ぶ男。

 希望に溢れた若人がキャッキャしているのを見るのが趣味。

 夢破れて去っていく誰かを送り届けるのも、好き。


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