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12月第4週(1)

今週末、私の両親は仕事の関係で家に帰って来なかった。

まぁ別に何と言うことはない。

毎日毎日、私が起きる頃には既にいないし、私が寝てからしか帰って来ない。だから家に帰って来ないからと言って、特に何が変わるわけでもないし、何か不便するわけでもない。キッチンに無造作に置かれている食器が使用済みになっていること、洗濯物が増えていることなどから、一応家には帰って来ていることがわかる。

それを片づけるのは私の仕事。頼まれたわけではないけれど、なんだかこれをしなかったら、両親の痕跡に全く触れなかったら、私がこの家にいる意味はなくなってしまうような、そんな気がする。

いつもなら私はノロノロと起き出してきて、先ず洗濯機を回す。自分の分と両親の分を一緒に洗濯機にぶち込む。思春期の女子高生の中には自分と父親の洗濯物と一緒にすることを嫌う傾向があるらしいけれど、私はそんなことはない。

むしろ嫌いになれることが羨ましい。何かを嫌いになるには、嫌う対象についてある程度の知識が必要だ。稀になんとなく嫌いなんて人もいるけれど、それだってとりあえず相手を視野に入れる必要がある。

私は自分の親のことをそんなに知らない。最近顔すら見ていない。

それが普通になっている自分が恐ろしい。


話を戻す。

洗濯機を回している間に、自分の朝御飯を作る。最近は体重が気になり始めたので野菜多めだ。絶対に抜いたりはしない。三食摂取は健康の基本です。週末除く。

食べ終わったら、自分の分と両親の分の食器を洗う。

いつから毎日こうしているのか、もうわからない。毎日やっているとそんなことどうでもよくなってくるようだ。そう言えば今まで一度も洗わなかったことがなかったから、両親も毎日朝食を抜かずに食べているということか。

あ、数少ない私と両親の共通点を発見できました。


まぁ朝の習慣(週末は午後までほったらかすことあり)をだらだらと説明してみたけれど、残念ながら今日は実行しなかった。いや、できなかった。


今日私が目を覚ましたのは午前4時。

 寝坊常習犯の私がこの時間に起きるなんて西から太陽が昇るくらいの一大事で滅多に起きることではないのだけれど、今日は起きちゃった。テヘッ。

 とまぁ実際はそんな気分良く起きたわけではなく、容赦なく叩き起こされた。

午前4時まで戻ります。

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