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ライムグリーンの月と僕  作者: 立夏 よう
9/11

9

その日は朝から快晴だった。

運を天候に任せるというだらしない選択をした僕にはジタバタする権利はなかった。

身なりを整え招待状を端末に読み込み、時間より余裕をもって出掛けた。


ところが、運命はやはりなかなか皮肉なものだ。

なんとこの日に限ってエアシャトルが大トラブルを起こしておりこの便利な乗り物の復旧予定が未定になっていたのだ。宇宙センターにはエアシャトルで行くのがもっとも便利なのだが、こうなると違う方法を選択しなければならない。最寄りスポットからセントラルステーションまで行けばジェットバスがでていることは分かっていたので僕はとにかくムービングロードに乗りセントラルステーションに向かった。ところがセントラルステーションに着くまでに想像以上に時間がかかってしまった上に、ジェットバスに乗るための大行列は衝撃的な長さだった。ただでも時間のロスをしたのにこの行列ではとても間に合うように到着できるとは思えない。

遅れて入るなんて間抜けはごめんだ。


僕は、そこで諦めた。

やはり、僕たちの関係は運命ではないのだ。


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