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ライムグリーンの月と僕  作者: 立夏 よう
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4

三度目は偶然ではなかった。彼女が僕と会いたいと求めてきたのだ。

僕も彼女に会いたかった。会いたくてたまらなくなっていた。

そのことに僕はかなり動揺していた。

彼女のことを好きになっていた。

でも、あまりにこれから辿る道が違いすぎて好きになることからは苦しさしか感じられなかった。

僕がこれからの進路を諦めることも彼女がこれからの進路を諦めることもひどく馬鹿げているのだから、もっと近づいて、はっきりさせて、何が残るのだろうか。


好きにならないほうが楽な相手がいる。

はっきりさせないほうがいい関係もある。

こだわることが苦しむや葛藤を産む相手なら、こだわる必要はないじゃないか。

僕はその頃はそう考えていたのだ。

愚かにも。


そして冒頭のような会話になり、全てが終わった。

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