合成魔法
「「紅き炎!大地の風!混合し、共に敵を打て!」」
『どかーーーん』
今日、俺たちのクラスでは、合成魔法を練習している。合成魔法とは、魔法と魔法を組み合わせて新しく作った魔法のことだ。組み合わせることによっては威力が増す。しかし初級技とはいえ、慣れない合成魔法を使うのには苦戦する。独法との違いは、独法は魔法をゼロから創る、合成魔法は元ある魔法から創る、という大きな違いがある。
「できたぞ!」
「私も!」
エディとナセリーは苦戦していないようだ。
「エディ凄いじゃん!」
「以前、似たような方法で魔法を知らずに使ったことがあってな。」
「ええ!独学ってこと!?凄いね!」
この魔法を独学で習得するとは、かなりの才能の持ち主であることがわかる。さすが、魔王討伐者!俺とは違うな。だがペナロンは攻撃魔法が苦手だったはず!
「私がどうかしましたか?」
「ひぇ!」
ペナロンは遠くから返事をした。俺がペナロンをじろじろと見ていたのがバレていたようだ。
「ぺ、ペナロン!合成魔法はできたか?」
「もうできるようになりましたよ?ほら」
そういうと、ペナロンは無詠唱で合成魔法を発動した。威力はかなり強い。俺は呆然としていた。
「ペナロン… 本当に攻撃魔法は苦手なのか?」
「回復魔法は完全に使いこなせますが、攻撃魔法はまだまだですよ!ほら、ちゃんと的に当たってない…」
「いやいや!威力の問題だよ!ってことは後は俺だけか…」
俺は深呼吸をした。そして、炎と風をイメージする。
「紅き炎!大地の風!混合し、共に敵を打て!」
「「お!」」
炎と風がしっかり混ざり合った。しかし、次の瞬間、炎が消えてしまった。
「あー 惜しかったね。少し休憩したら?」
「そ、そうだね。」
ナセリーが水を持ってきてくれた。
「ありがとう。」
俺は水を一口飲み、周囲を観察した。周りを見ると、半分くらいの人が合成魔法を使えている。もう少し頑張らないと…
「なあ、明日は日曜日だからダンジョン行く予定なんだけど、お前らついていくか?」
エディがそう言うと、
「私は行く!」
「私も…」
と、二人は返事をした。ペナロンは元気な返事?なのかわからないが、二人はついていくようだ。最近疲れているから休みたいな。よし、断ろう。
「俺は…」
「マイクもついてきてくれるのか!さすが我が友!みんな!一緒にギルドから依頼受けるぞ!」
「おーー!」
「え…」
(なんでそうなった!?やっぱりみんなやる気あるよな… 絶対断れないよな…)
俺は渋々みんなの意見に同意した。




