ナセリーの日常
放課後、ナセリーとペナロンが廊下で談笑していると…
「みろよ!あの娘が学園の女神って言われているナセリーだ!」
「知ってるぜ。お前の好みだってこともな。アタックしちゃえば?」
まただ。ナセリーは学校一美人と言われており、付いた異名は『学園の女神』である。一方、エディも学校一の美男と言われており、付いた異名は『王子様』である。そのため、エディとナセリーは廊下を歩くだけで周りをザワつかせる。
景色がよい、告白スポット…屋上。なぜか告白の定番になっているところにナセリーは一人、ぽつんといた。しばらくして、頼りないメガネの男がやってきた。
「あの手紙、あなたが書いたの?私のロッカーに勝手に入れるなんて相当な度胸があるのね。」
「ああ、今日はその度胸を披露したくてね。」
「早速だけど、私に何の用かしら?」
男は手を出し、頭を下げた。なぜか告白の定番になっているこのポーズを、男はした。
「僕と付き合って下さい!」
「え、」
ナセリーは「またか!」と、言わんばかりの顔をした。
「ごめんなさい。私には好きな人がいます。用意がこれだけなら私は戻るので。」
「あ!ちょっと!」
景色のいい屋上に一人の男を置き去りにしてナセリーは教室に向かっていった。
「ポラマ!まただよ。これで三回目の告白!」
「ええ、また!君はモテるね~。私も恋人候補ほしいわ~。」
「欲しいならあげたいくらいだわ。」
ナセリーは愚痴…三回目の告白のことを友人のポラマに話していた。ポラマの寮の部屋がナセリーの部屋の隣であるため、よく話すようになったらしい。
「そういえば、ナセリーはなんでエディのことが好きなの?」
「まずは、入学初日にエディと知り合ったわ。その数日後、ペナロンが同じクラスの貴族たちにいじめられているのを見ていたエディがペナロンを助けたのよ。もぉーーカッコよかった!優しくてカッコよくて強くて!」
「はいはいわかったよ近いから離れて!」
「あ、ごめんね。」
「おや?噂をすれば…。」
マイク、ペナロン、エディが教室に入ってくる。
「ナセリーそろそろいこうぜ!早く行かないと日が暮れちゃう!」
「はーい!」
ポラマ、手を振ってナセリーを見送る。
「ナセリーは本当に活発なんだから…。」




