日本の娯楽2
役職 市民×3 人狼×1
俺は自分のカードを見た。俺のカードは市民だ。
「それじゃあ始めるぞ。スタート!」
俺の合図でゲームがスタートした。初日犠牲はないので、ここからは会議の時間になる。しかし、誰も喋らない。
「誰か意見のある人いませんか?」
俺はみんなに話し合いに参加してもらおうとした。しかし、やはり誰も喋らない。エディは腕を組んでいて何を考えているのかわからない。さっきのことを考えていないといいが…。ナセリーは周りをキョロキョロしている。ペナロンはずっとモジモジしている。
「いやいやいや!なんでみんな黙っているの?!話さなきゃ!」
「…。怪しい人を…ですか?」
「そうだよ!」
「な、な、なら、ペナロンが怪しいわよ!ずっと黙っているし!ほら!ペナロンを追放するわよ!」
そう言ってナセリーはペナロンを指差した。
「わ、私は違います!」
(ようやく人狼っぽい空気になってきたな。)
「な、ならばマイクよ!ニヤニヤしているし、気味が悪いわ!」
ナセリーはいきなり俺のことを疑い始めた。
「き、気味が悪いって…。確かにニヤニヤしてたけど…。それとこれは別!ってかそれだけで…。」
「ニヤニヤしてたことを認めたわ!マイクで決まりよ!」
俺は焦ってしまい、上手く弁解できなかった。本当に俺は違うのに。しかしここで…。
「ナセリー目線おかしくないか?俺もずっと黙っていたぞ。それにナセリーはゲームが始まってからずっと声が震えているぞ。君が人狼だからあまり考察をしていない。違うか?」
ずっと黙っていたエディがそう話した。
「…。」
ナセリーは何も言い返さなかった。いや、言い返せなかったのだ。おそらくエディに追い詰められて返す言葉もないのだ。
「誰も喋らないってことは追放するのはナセリーでいいか?」
「いいよ。」
「どうぞ。」
「…。」
追放されたのはナセリーだ。ナセリーが人狼ならば俺たちの勝利だが…。
市民 エディ マイク ペナロン
人狼 ナセリー(追放)
勝利したのは市民陣営
「…私の負けよ。エディ凄いわね。」
「「やったーー!」」
「やりましたね!」
ナセリーは人狼カードを見せた。俺たちの勝利だ。
「このゲームやっぱり楽しいわね。今度は大人数でやれたらいいわね!」
「そうだな。次は廊下で俺たちの様子を見ているやつらも誘ってみるか?」
「「「え?」」」
4人の男女が廊下からこちらを見ていた。しかし、エディ以外は気付いていなかったのだ。
「あいつら楽しそうだな、ハニー☆」
「そーよねダーリン♡ウチらも混ざりたい♡」
「確かに庶民のゲームも楽しそうだね。」
「言うてオレらも貴族の下っ腹だろ?平民とほぼかわんねーよ。」
カップルの男子の方はリキ。女子の方はモル。貴族の男子はアーサー・ポール。貴族の女子はアーサー・ルア。同じクラスの人だ。貴族の男女は双子らしいが似ていない。
「これは人狼ゲームっていうものだ。やってみるか?」
「やりたーい♡。でも今日は遅いからやり方だけ教えて♡」
モルはそう言って人狼ゲームのやり方を聞いてきた。俺たちは4人に人狼ゲームのルールを教えて今日は解散することになった。
翌朝、教室に行くと、クラスのみんなが人狼ゲームをしていた。人狼ゲームは瞬く間に広がり、全校生徒が人狼ゲームをやるようになった。




