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特別な生活を求めて異世界へ!  作者: 森村渉
異世界探索編
24/47

日本の娯楽2

役職 市民×3 人狼×1


俺は自分のカードを見た。俺のカードは市民だ。

「それじゃあ始めるぞ。スタート!」

俺の合図でゲームがスタートした。初日犠牲はないので、ここからは会議の時間になる。しかし、誰も喋らない。

「誰か意見のある人いませんか?」

俺はみんなに話し合いに参加してもらおうとした。しかし、やはり誰も喋らない。エディは腕を組んでいて何を考えているのかわからない。さっきのことを考えていないといいが…。ナセリーは周りをキョロキョロしている。ペナロンはずっとモジモジしている。

「いやいやいや!なんでみんな黙っているの?!話さなきゃ!」

「…。怪しい人を…ですか?」

「そうだよ!」

「な、な、なら、ペナロンが怪しいわよ!ずっと黙っているし!ほら!ペナロンを追放するわよ!」

そう言ってナセリーはペナロンを指差した。

「わ、私は違います!」

(ようやく人狼っぽい空気になってきたな。)

「な、ならばマイクよ!ニヤニヤしているし、気味が悪いわ!」

ナセリーはいきなり俺のことを疑い始めた。

「き、気味が悪いって…。確かにニヤニヤしてたけど…。それとこれは別!ってかそれだけで…。」

「ニヤニヤしてたことを認めたわ!マイクで決まりよ!」

俺は焦ってしまい、上手く弁解できなかった。本当に俺は違うのに。しかしここで…。

「ナセリー目線おかしくないか?俺もずっと黙っていたぞ。それにナセリーはゲームが始まってからずっと声が震えているぞ。君が人狼だからあまり考察をしていない。違うか?」

ずっと黙っていたエディがそう話した。

「…。」

ナセリーは何も言い返さなかった。いや、言い返せなかったのだ。おそらくエディに追い詰められて返す言葉もないのだ。

「誰も喋らないってことは追放するのはナセリーでいいか?」

「いいよ。」

「どうぞ。」

「…。」

追放されたのはナセリーだ。ナセリーが人狼ならば俺たちの勝利だが…。


市民 エディ マイク ペナロン

人狼 ナセリー(追放)

勝利したのは市民陣営

「…私の負けよ。エディ凄いわね。」

「「やったーー!」」

「やりましたね!」

ナセリーは人狼カードを見せた。俺たちの勝利だ。

「このゲームやっぱり楽しいわね。今度は大人数でやれたらいいわね!」

「そうだな。次は廊下で俺たちの様子を見ているやつらも誘ってみるか?」

「「「え?」」」

4人の男女が廊下からこちらを見ていた。しかし、エディ以外は気付いていなかったのだ。

「あいつら楽しそうだな、ハニー☆」

「そーよねダーリン♡ウチらも混ざりたい♡」

「確かに庶民のゲームも楽しそうだね。」

「言うてオレらも貴族の下っ腹だろ?平民とほぼかわんねーよ。」

カップルの男子の方はリキ。女子の方はモル。貴族の男子はアーサー・ポール。貴族の女子はアーサー・ルア。同じクラスの人だ。貴族の男女は双子らしいが似ていない。

「これは人狼ゲームっていうものだ。やってみるか?」

「やりたーい♡。でも今日は遅いからやり方だけ教えて♡」

モルはそう言って人狼ゲームのやり方を聞いてきた。俺たちは4人に人狼ゲームのルールを教えて今日は解散することになった。


翌朝、教室に行くと、クラスのみんなが人狼ゲームをしていた。人狼ゲームは瞬く間に広がり、全校生徒が人狼ゲームをやるようになった。

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