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特別な生活を求めて異世界へ!  作者: 森村渉
異世界探索編
2/42

転生成功

ここはどこだろうか。


気がつくと俺はベッドの上にいた。無事に転生できたのだろうか。

あまりキレイな部屋ではないが、最低限の生活はできているみたいだ。部屋に鏡があったため、とりあえず転生後の自分を見た。

自分の姿は黒髪で目の色が青い。以前も黒髪ではあったが目の色は違い、印象が随分と変わっている。現在は14歳くらいだろうか。見た目が変わって慣れないが、これが現実だ。転生が完了したということだ。


「マイク起きた?食事の時間だよ!」

女性の声が聞こえた。この世界のお母さんだろうか。

俺はこの世界での今までの記憶がないのだ。前世の記憶だけがある状態である。簡単にいえば、コンピューターでいうデータ引っ越しのようなものである。


とりあえず一階に降りてみることにした。母によると、自分はマイクというらしい。

ドキドキしながら部屋から出ると、いきなり金髪のショートカットの女の子が抱きついてきた。

「お兄ちゃんおはよう~」

3歳くらい年下の女の子だ。妹かな。前世は一人っ子だったからこのような状況には慣れていない。

「お兄ちゃんどうしたの?いつものようにおはよう返してくれないの?」

俺は困惑しながらもここにいる妹を心配させないためにとりあえず返事を返す。

「おはよう。まだ眠いからボーッとしてた。」

慣れないなか、妹と一緒に台所にいくことにした。そこにはお母さんらしき人がいた。テーブルには3人分のご飯とスープが置いてあり、母が一人で食事をしていた。俺も妹の隣に座って食事を開始した。すると妹が、

「お母さん!明日はお兄ちゃんの入学式だよね!」

「そうだったわね。マイクは明日入学式だから今日は学校にいく準備をしていなさい。魔石とか必要でしょ?」

と、いきなり記憶のない俺に追い討ちをかけるような話題になってしまった。

「え、魔石?!ってあの!?もしかしてこの世界は魔法があるの!?」

俺は思わず驚いてしまった。

「マイクどうしたの?まだ寝ぼけているの?魔法がないと生活できないに決まっているでしょ?」

「あ、そ、そうだったね。あはは…」

この世界には魔法があるらしい。魔法の知識はゲームやアニメで見たくらいしかない。

「カーラ、顔にご飯粒付いているわよ。」

妹はカーラというらしい。


まだわからないことだらけだから食事が済んだら自分の家を探索してみることにした。

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