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ぼくの詩集

ポテトサラダ

作者: 桜井あんじ

ポテトサラダで思い出したんだけど


ポテトサラダに入ってる


キュウリ


ってさ




ポテトサラダおいしいけど


モワモワ モワモワとした


優柔不断な食感で


でもおいしいから


ああ いもうまいな いも って


モワモワ モワモワ 食べてて


そこへ


キュウリ!


シャキッ! シャクッ! って 


ハッ!∑(*'ω'*)って



ポテトサラダのモワモワはまるで


日々代わり映えのない日常のようで


そんなに良くはないけどそれほど最悪でもなく


嫌なこともあれば楽しいこともあって


嬉しかったり 悲しかったり


そんな


ぼくの日常のようで


モワモワに慣れきったぼくに


キュウリは突然


シャキッ! シャクッ!



なんとなくどうにかなっちゃってる 日々の暮らしに埋没し


ともすると忘れてしまう


小さな驚きを得る あのかんじを


キュウリは


きゅうりは健気にも 訴えかけるのです


小さな緑色の欠片にすぎない存在でありながら



キュウリよ

偉大なる非日常性よ

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― 新着の感想 ―
[良い点] 素直な内容で、頭にスッと入ってきました。 モワモワとかシャキッ!シャクッ!という音を使うことによって、抽象的にいろんな物事を思い起こさせる効果がある(狙って書いたのかなぁ)と感じました。 …
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