日常
ある学校に、一人の中学生がいた。がんばり屋で、いつも上の立場にいた。だが、その生徒はいつも一般生徒の目線になり、共に考え、理解し合っていた、みんなに愛される、良い生徒だった。
ある日
「は~。今日も学校ですか。」
いつものように学校に行く。ため息をつきながら登校する。
「お、おはよー」
「おはよー」
響だ。こいつとは特に仲が良い。小学校時代から
一番仲が良かった。
「今日一時間目から体育何だよな~しかも長距離走かよ死ぬわ」
「寝起きランニングはキツイよな。」
「ホントだよ。てか何で走らせんだよな。」
俺らは一応運動部なんだが、体力がない。そのため長距離走は地獄だった。
憂鬱な気分のまま、俺と響は学校にむかった。
「みんなおはよー」
「おはよー」
いつものように授業を受ける。
「湊、このプリントと冊子運んでもらっていいか?」
「あ、はい」
言い忘れてたが、俺の名前は湊だ。名字は...知らなくても損はないだろ?
「ふぅ。重たかったな」
「湊ー!ちょっとこっち手伝ってー!」
「すぐいきますよー」
そういや、文化祭が近いんだったな
「いやー、ありがとね。この重いのが運べなくてさ~」
「いいよいいよ。もうすぐ文化祭だし、協力して準備してかないと間に合わないもんな。またなんかあったら言ってね。協力するから。」
「湊はお人好しだな~。いつか過労で倒れても知らないよ~?」
「はいはい。気を付けますよ~」
「次授業で準備の時間とってくれるんだっけ?」
「そうだね。その時間で仕上げまで行きたいね。」
授業終了後
「ふぅ。だいぶ進んだねー」
「そうだねー。いやー、良く進んだよ」
「あ、そういやお前出し物でコスプレするんだって?」
「言うでない湊よ。」
「たしか、城に囚われてるおひ...」
「だぁー!もう言うなー!もー。やめろよそういうの」
響が俺の言葉を遮るように叫んだ。そんなに嫌だったのか。クラスの皆ドン引きだぞ
「悪い悪い。冗談だって」
「次やったらお前のノート音読する」
「ヤメテソレダケハ」
「ならもうするな」
「はい。もうしません。」
「おい湊、今日の放課後に文化祭の確認と役割決めるから生徒会室に集合な。他のメンバーにも伝えといてくれ。あと、全部終わったら自分達で解散しといてくれ。」
「はい。わかりました。」
「みんな、これで今日の作業は終わりだ。でも残って行く人がいたらちゃんと戸締まりしてけよ。じゃあ今日はこれで解散!気を付けて帰れよ」
このあと、文化祭の確認の時にめっちゃ仕事押し付けられた。
まあ、別にいいのだが。