隠密行動と光
物凄く久々の更新でございます!
ちまちまと書いてたので整合性がとれてるか不安です…………
加奈恵の魔法を僕のスキルで強化して、ほとんど気配を断った。
あの料理店はドアは常に開いているので、侵入しようと思えば問題はない。
「……楽しそうだね。まぁ、私も人のことは言えないけどさ」
「やっぱりこういうのはね。昔の憧れだし」
メタ○ギアソ○ッドとか好きだったからね。加奈恵に関しては野次馬的な感じだろうか。……由美に色々提案してたしなぁ。
「じぁあ行こうか」
「これ以降の会話は〈テレパシー〉でだね」
〈テレパシー〉はちょっと前に見つけた魔法で、口で喋らずに、相手に言いたいことを伝えられる魔法だ。……まぁ、相手と手を繋いでおく必要があったりするけど。
店に入ろうとしたとき、丁度由美と直輝が出てきた。
『ジャストだったな』
『中での様子を見れなかったのは残念だけど』
見た感じだと、ちょっと由美の顔が赤いから、何かはあったんだろう。
『ふたりが移動するよ』
『じゃあ僕らも追いかけようか』
そのあと、僕らはふたりを追いかけたが、計画していたことを、由美は全く実行していなかった。
『どうしたんだろう……?』
『多分、さっきのお店でなにかあって、そこで頭の中が真っ白になったんじゃないかな?』
『あー、そういうことか』
作戦考えてたのにいざ実戦となると慌てて、ミスするような感じか。
そして、暫くして。
由美が計画を思い出したように、時計台へと移動し始めた。
きっと由美は任務を思いだしている。
だから、僕らは由美にも話していない演出を実行する。時計台の上へと僕らは移動し、ある魔法を詠唱する。
「「我が身に宿る魔力マナよ、大気に潜みし魔力よ、水に土に、全てに宿りし魔力よ。我が求めに応じて顕現せよ――」」
「私は、前から直輝の戦う姿を見て、格好良いなって思ってた。」
「「始まりを告げる音ねを鳴らせ。我が身に祝福の光をもたらせ――」」
「いつも、私達のために前に出て、傷付いて。」
「「我が身に宿る魔力を写し出せ。魔力鑑定!」」
魔力の光が、時計台の真下にいる由美たちに降り注ぐ。
「――それで、折れなくて。それがとても凄くて、格好良いことだと、私は思ってる。だから――」
どうやら上手くいったようだ。
直輝が由美の手を引き、駆けていく。
「追うか?」
「もちろん」
僕らも直輝たちの後を追って、駆けた。
――――――――――――武器屋にて。
直輝の発言を聞いた。
事前の状態を知らなかった僕らは、直輝の発言の意味が、すぐにはわからなかった。由美の表情から、あまり好ましくない発言だというのはすぐにわかったが。
そして直輝と由美が立ち去り、その武器屋が営業時間を過ぎたころ、その意味が分かって、僕らは言葉を発した。
「「鈍い……」」
なぜ直輝はあれで気づかないのだろうか……
「……とりあえず、夕食食べないか?」
「……そだね」
そうして飲食店のある方向へ向かい始めた僕らは、そこで時計台の前を通った。
「…………………………………あ」
気づいてしまったことがひとつある。
「どうしたの?」
加奈恵のその質問に、そのまま、気づいたことを言った。
「………………………ほとんどの店の閉店時間過ぎてる」
「あ……………………………」
この時間、飲食店は全て閉まっている。
さっきの武器屋は、宿屋を除いてジークで最も遅い時間まで営業している店なのだ。
つまり、僕らは夕食を食べれない。ということになる。よくあることではあるけど。
「………………カルスに戻るか」
「………………そうだね」
こうして僕らは、また、食事を抜いた。成長がこうして、また遠のいた。
…………………手遅れとか言わないでね?
仕事の合間に執筆できれば良いんですけどね……
南野(学生)の職場(学校)ではケータイ使用禁止なのですよ……
じゃあその間なにやってるかというと、ストーリーの全体像の修正や世界地図の作成、魔法式の作成をやったりしてます。
魔力にどのような命令を与えるのかというのを魔法言語(この作品を書くにあたって作った)で書いたりしてます。
一応今まで登場した魔法にもきちんと魔法式を作ってます。
未登場キャラの設定もやったりしてますよ?
といった形でちまちまと執筆しておりますこの作品、どうやって現在の部分の終わりにもっていくか…………
とても悩み所です。
今後とも更新速度はアレですが、よろしくお願いします。