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11/23

採取と帰路

この話は結構短くなっています。

8/10

詠唱切断→詠唱省略

と書き換えました。

本を読んでいると、目的地へとたどり着いた。

ニシハラの外れにある、小高い丘と一本の大きな木。

そこから少し離れたところに、今もそれはあった。

決して大きくはないが、小さくもない湖。そして、その壁面の微妙なずれ。

その奥には、通路が続いている。

僕らはその隙間から、奥の通路へと移動した。一度ここへ来て以来、僕らの服はこの湖では濡れない。

それは、彼女がそうしているからだ。

「お久しぶりです、冬乃さん。」

「お主らはつい先日、そこの町を出た筈だが?」

「クエストで薬草が必要になったので、一旦戻ってきたんです。」

「なるほどな。亜人種との戦への備えじゃな。わかった。そこら辺の薬草を適当に持っておいき。あと、光と加奈恵。魔法使いであるお主らにはこれも渡しておこう。」

「これは一体………」

高速詠唱スピードキャスト詠唱省略キャストカットの首飾りじゃ。元はお主らが昔、私にくれたものだ。それに私が加護を与えたまでよ。」

「それって聖樹としては問題ないのか?」

「問題ないじゃろ。お主らの誰からか、神の残り香を感じるしの。」

「わかった。ありがたく受けとる。ありがとうございます、冬乃さん。」

「ありがとうございます、冬乃さん。」

「改まらんでよい。お主らとは良き仲で居たいからな。」

そう言って冬乃さんは微笑んだ。


僕らは薬草を集め、ジークへと向かう。

行きは直輝が御者をしていたので、帰りは僕が御者だ。

「直輝くんと由美ちゃんは寝ちゃったみたい。」

そう言って、隣に加奈恵がやってきた。

あ、そういえば。

「加奈恵は冬乃さんと親しそうだったけど、昔なにかあったの?」

「なに?嫉妬?」

「い、いや、そういうつもりじゃないけど……」

慌ててそう返すと加奈恵が少しクスクスと笑って。

「光くんも多分知らない昔の私と似てるから。かな?」

意味深な言葉を、僕に言った。

自己申告ステータス

春夏しゅんか・F・冬乃ふゆの

身長:不確定

体重:不確定

年齢:記憶にない

特長:不確定

特技・趣味:世界観察


作者の感想

久々のコーナーですね!

冬乃さんは世界樹の精霊という設定です(ネタバレしてない?)。なので容姿は不確定なのです!

戦闘能力的には「ある条件を除いて」特に強いという訳ではありません。ですがその知識量や加護と「人外の力」で光たちの冒険を助けます。

名前のFはfallです。「秋」以外に天から「降って」きたことも表しています。fallには他にも意味がありますが。

名前の通り彼女がこの世界の四季を司ります。性別は精神的には女性です。なので肉体も基本女性型です。

基本的に「雪のような銀髪で幼めに見える体型」です。彼女は末っ子ですから(他にも四季を司る精霊がいる)。

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