対校戦(上)1
人が多く通りを歩いており、活気が溢れている。
「とうとう来たな」
ユウトは街の様子を感慨深く眺める。
「そうですね。ユウ君」
隣でどこか落ち着きのない様子のリュッカが返事をする。
リュッカだけでなく、フレイヤ、スティア、エレナ、ミリルも王都を落ち着きのない様子で見まわしていた。
「あー、お前達、ホテルで荷物を置いたら各自、自由行動にしていいから。今は早く行くぞ」
ルービナは落ち着きのないリュッカ達に向かって言うと、
「「「「はい!!」」」」
元気良く4人は返事をして、ルービナの後ろについて歩いていく。
レイシアはユウトの隣に寄って、
「ユウト君は彼女達みたいに興奮しないの?」
「しないな」
ユウトがしれっとした表情で言うとレイシアは頬を膨らませて、
「ぶー、ユウト君と初めて会った街で、しかも私が生まれ育った街なのにユウト君はわくわくしないなんて」
「別に悪くは言っていないだろ。ただ、街を楽しむ気分じゃないんだ」
ユウトはレイシアの頬を突いた。
「あと、せっかくの可愛い顔が台無しだぞ」
ユウトの言葉で顔を赤くしたレイシアは俯いた。
「ずるいわ。可愛いなんて真顔で言うなんて」
「別にずるくないだろ。お前だって、いろいろしているんだから」
「そうだけど」
「ほら、置いていかれるぞ」
ユウトはレイシアの手を掴み、歩いていく。
区切りの部分が見つからなかった為、今回はかなり短くなっています。




