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閃光の夢 3

 ユウトとエレナとミリルは学園都市にあるカフェに来て、今後の予定を話し合っていた。

「それで、いつまで俺はやっていればいいか?」

「一応、明日までです」

 ユウトの質問にミリルが答える。

「明日か。理由は?」

「相手の方がこの街に来て、お嬢様の顔を見る為という面目でお嬢様を連れ去りに来ます。そこで、ユウトさんにはなんとかして連れ去るのを防いでください」

「なんとかってなあ」

 ユウトはミリルの言葉に頭を抱える。

「はい。ユウトさんなら、なんとかできると知っていますから」

 ミリルは自信ありげな表情で言う。

「まあ。任せられたからにはなんとかするけど、情報が全然足りないんだよ」

「そうですね。少しは調べてあるので見ておきますか?」

「ああ。頼む」

 ミリルは紙を数枚取り出して、ユウトに渡した。

 その様子を見ていたエレナは不機嫌そうに見ていた。

「エレナ?」

「ユウトさん。一応あなたはわたくしの彼氏なのですわ」

「ああ、そうだな。以後は気をつけるようにするよ」

ユウトはエレナに謝った。

「それならいいですわ」

「それで、エレナはアルヴィン・ヴァナンディのことは知っているか?」

ユウトが訊くと、エレナは首を横に振った。

「そうか。知らないか」

 ユウトはコーヒーを飲んだ。

 少しでも情報が欲しかったが、今はこのミリルが集めた情報に頼るしかない。

(相手が馬鹿で、挑発に乗ってくれるような奴だといいけどそんな都合のいいわけないよな)

 ユウトはミリルから渡された紙を見た。

そこには歳と家族構成、使う属性、魔装具の種類、戦い方が書いてあった。

歳は23、家族は父親だけ、属性は水だけ、魔装具は大剣、戦い方は得意な魔法であるゴーレム生成を使い自分の手で攻撃をしようとはしない。使える階梯は自称だが4階梯まで。

(自称か。ということは)

「ユウトさん?」

エレナがユウトに声をかける。

ユウトは顔を上げてエレナの顔を見た。

「ん? ごめん。考え事をしていたから聞いていなかったんだけど。どうした?」

「全く、もうユウトさんちゃんとしてくださいな。これじゃあ、すぐにばれてしまいますわ」

「ごめんって、でも活路は見えてきた」

「本当ですの!?」

 エレナは身を乗り出してユウトに訊く。

「ああ。でも、それをやるには色々足りないけどな」

「足りない? 何が必要なのですの?」

「それは、相手に会ってみないとな」

 ユウトは静かに言う。でも口元は少し上がっていた。

「でも、今はとりあえずあいつらをなんとかするか」

 そう言いユウトは後ろの人間に見えるようにエレナの頭を触った。

「ゆ、ユウトさん!?」

「いいからそのまま」

 ユウトはエレナに触り続けた。


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