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blood  作者: 黒闇 結羅
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4-collect information-


洋館から自宅へと戻った僕は、パソコンの電源を入れた。

11年も前の事だが何かあるかもしれないと考えたからだ。


僕は、さっき洋館で拾った雑誌の名前と事件の名前を書き込み検索をかけた。

すると1件のホームページを見つけた。そこには、さっきの雑誌の内容を含めた3件の記事が載せられていた。何故か、他の2件は雑誌には載らなかったようだ。



『○○区惨殺事件 被害者は仕事でトラブルを抱えていた?

前回の記事でも特集した事件について、また新たなことが分かった。なんでも、殺された被害者は同じ会社に勤めており、そこで何らかのトラブルに巻き込まれたようだ。このトラブルが事件時に盗まれたネックレスと関係があるのかについては未だに謎である。』


僕の両親は仕事上でなにかトラブルを抱えていたようだ。確かに両親は、二人ともある病院で医者をやっていた筈。僕は、次の記事にも目を通した。



『○○区惨殺事件について

2週にわたって書いてきた惨殺事件についての記事だが今回が最終になりそうだ。

被害者のネックレスには何か秘密があったようだ。私がこの事件を調査した事は間違っていたようだ。

だが、最後に一つだけ書き残しておきたいことがあああああああああああああああああ』


記事はそこで途切れていた。下のほうに記事を読んだ人達がコメントのようなものを残していた。



『蘭:この記事書いた人、この記事書いてる途中殺されたらしいよ。身体中血だらけでやばかったって。』


『優希:え、マジかよ。じゃあ最後の記事の最後がおかしいのって・・・』


このコメントが本当ならこの記者は事件の事を知りすぎたせいで殺されてしまったと言うのか。

この事件の被害者は僕だけだとずっと思っていた。でも、それは違う。もしかしたら、被害者はこの事件に関わってしまった人全員なのではないか?僕が知らないだけで事件に関わって殺されてしまった人が実はいるのでは無いか。


僕は、絶対真実に辿り着かなければいけないと思った。





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