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第四話:影の日1日目

朝の光は弱く、カーテン越しの世界は柔らかい影に包まれている。

目を覚ますと、体が昨日までの光の日の興奮をまだ少し引きずっている。

でも、空気は違う。音は小さく、匂いも淡く、家全体がゆっくりと息をしているかのようだ。

ぼくは伸びをして、毛を整える。

光の日の匂いや音は、夢の中でまだ漂っている。

影の日は、それらを反芻する時間。ぼくはじっと座って、昨日までの匂いや声の記憶を辿る。

そして、新しい匂いに耳を澄ませる。人間は静かに動き、世界は小さな音だけで満ちている。

窓の外の風が葉を揺らす音、家具が微かにきしむ音、遠くで鳥がさえずる声。

影の日の空気は、すべてをゆっくりと広げ、ぼくの体と心を包む。

光の日の刺激を受け止めたあとの静寂は、世界の形を変える。

ぼくはその形を確かめながら、影の日のリズムに身を委ねる。

眠ることも、見ることも、匂いを感じることも、すべてが影の日の一部だ。

ぼくは静かに目を閉じ、今日の世界をそっと受け入れる。

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