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転生者の付き人  作者: どーてーの独り言
最終章:魔王との最終決戦編
87/88

第87話:無力

いよいよ物語もクライマックスです!

「マジかよ」

(魔獣王族の最上位種、それを能力を不使用で殺さなくちゃ行けないのか。

正味最悪の状況だな。さっき戦場からでっけぇ音が鳴ってたが、

今はそんな事気にしてる場合じゃねぇ、ってかタチバナ達はまだ来ないのか?

まさかアイツに限ってそんな事ある訳が...杞憂はよせ、目の前の的に集中しろ。)


魔王の変身に合わさるように、戦場には雨が降り注いでいた。


魔王

「死ね死ね死ね死ねキ"リ"ヤ"マ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"!!」


4本の腕に持った4本の両手剣で何千発とキリヤマを斬りつける。


「炎付与魔法、雨十架炎之刀(アマノトツカノツルギ)!」


幸いにも素のキリヤマの動体視力は尋常ではないので、なんとか剣を弾く。

弾けば弾くほどキリヤマの刀の威力は上がっていく。


炎突(えんとつ)!」


遂には魔王の剣を振り払い、魔王の身体に一突き浴びせる。


魔王

「その程度で僕をt」


「喋んなゴミが」


間髪入れずに魔王を斬りつけるキリヤマ。


魔王

「おらぁ!!!」


「ぐばぁあっ!!!」


魔王に攻撃して生まれた隙を、4本の剣全てを振って攻撃した。

キリヤマは吹っ飛ぶも、吹っ飛んだ先に魔王がいる。


魔王

「死ねぇ!!」


怯んでいるキリヤマに追撃を入れようとする魔王。


楼朝干炎(ろうちょうかんえん)!!」


ゴォオォオオォオォオォオォオオォオオ...!!!!

キリヤマの渾身の一撃は能力を使わずとも辺り一帯を焼け野原と化し、

魔王の血液を枯らし始める。


魔王

「キ"リ"ヤ"マ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"!!!!!!」


「死ねぇ"ぇ"え"ぇ"え"ぇ"え"ぇ"え"ぇ"え"え"ぇ"ぇ"ぇ"え"ぇ"え"ぇ"え"!!!!!」


魔王

「おんどりゃあ!!!」


「グホアァっ!!」


後少しで殺せるという所で、魔王がキリヤマのみぞおちに膝蹴りを食らわし、

キリヤマが失神する。


魔王

「ハァ...ハァ...恐ろしい男だ。コレでキリヤマは僕の物...」


ユルリカ

妖精之輝望(スパークル)!!」


キリヤマを抱えようとした魔王の周りに、何十個の白く輝く爆弾が飛んだ。


魔王

「うぐあぁあっ!!!」


ユルリカ

妖精之慈愛(フェアリーラバース)!」


キリヤマに身体強化(バフ)をかけ、キリヤマが目を覚ます。


「ごめんねユルリカちゃん、後は二人でコイツをやっつけよっか。」


ユルリカ

「うん、私達なら出来るよ」


「じゃ、行くよ!」


ユルリカ

「うん!」


魔王

「つくづく小賢しい奴らだ!どれだけ死にたいのさ!傲放雷落(ごうほうらいらく)!!」


空に黒い球を浮かべ、その球からキリヤマとユルリカを目掛けて青黒い雷がふり続ける。


「当たるかよノロマが!」


魔王

「何故当たらないんだよ!?」


ユルリカ

「雷返しです!妖精之鳳雷(フェアリーボルト)!!!」


魔王

「させるか!」


ユルリカに魔法を打たせまいとユルリカの方を向いた瞬間、

キリヤマが視界から消え、後ろから魔王の腹を貫く。

魔獣王族の背中には棘が生えているが、その棘に自分の腕に刺さっても魔王の腹を貫く。


魔王

「あがああぁあぁあああぁああああ!!!!」


雷神之怒矛(アルゲイス)!!!!」


魔王の背中に刺した刀から大量の電流を流し、ダメージを与える。


魔王

「グアアァァァアァァア!!!!!!!」


背中に乗ったキリヤマの方へ振り返り、口からビームを放つ。


「クソっ!ここまでか!」


ユルリカ

妖薔薇弓群(ローズ・アローズ)!!!」


薔大量の薔薇の矢が魔王に刺さる。


魔王

「うぐぁあ!!!こうなったら奥の手だ...

 今まで地球へ行くために使ってきた魔力を消費も使ってやる!」


「あぁ!?洒落になってねぇぞ!」


魔王

終焉之呪砲(サドンデスシャーム)!!!!!」


魔王城の方向から魔王へ魔力が集まり、

キリヤマとユルリカに圧倒的魔力の暴力とも言える巨大なビームを放つ。


「羈塞炎々(きそくえんえん)!!!!!」


ユルリカ

妖精之暴雨光(シャイン・スパーク)!!!」


あまりにも巨大なビームの影に覆いかぶされ、

キリヤマとユルリカは魔王の視界から外れる。お互いが能力の限りを尽くして、

魔王のビームに対抗するも、徐々に徐々に押されていく。


神雷爆槍(メガフラッシュ)!!!」


横へ墜ちる巨大な雷で、魔王の攻撃を少しづつ押し返す。


俺&ユルリカ

「行っけぇえええぇぇえぇぇええぇぇえ!!!!!!!!!」


魔王

「あぁ...死ぬっ!こうな...ら!...パ...ト!!」


ギュオォオォオオォオォオオオォオオォオオォオォォオォォォオォオ!!!!!!!!


魔王が最後に何か言っていた気がしたが、その声は技の轟音にかき消された。

そして魔王は跡形もなく消え去った。


「やった...!やった勝った!!!ユルリカちゃぁああん...え?」


勝利を喜ぼうとユルリカに問いかけるも、ユルリカは倒れたまま返事をしない。


「ユルリカちゃん...?ねぇ、返事してよ、ねぇユルリカちゃん?」


何度揺さぶっても、何の反応もない


「何で?さっきまで隣で俺と一緒に戦ってたのに!そうだ!

 ミラさんに頼もう!ミラさんなら何とかしてくれる筈だ!」


動かないユルリカを抱え戦場に向かうも、戦場には何もない


「は...?何で?何で誰もいないんだよ!誰か!誰かいないのか!誰か!

 ユルリカちゃんが!危ないんだ!だから誰か!誰かぁ!!あぁ...」


キリヤマの腕で感じ取ったのは、冷えていくユルリカの体温と動かない心臓だった。


「何で...どうして!こんなの夢だ!嘘だ!魔王の幻術だ!そうであってくれよ!

 ...どうしてだよ!!」


それでも安らかに眠るユルリカの顔を見て悟る。


「これは...紛れもない、現実だ...だってユルリカちゃんがこんなにも美しい...

それを俺は...守"れ"な"か"っ"た"!!!あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"ぁ"あ"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"あ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"ぁ"あ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"あ"ぁ"あ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

何で何で何で!何が誰かを守れる力だよ!クソ野郎が!何でこんな能力選んだんだよ!

誰かを守るための力だろうが!それが...そんなの結局...一番大事な人も守れないなんて...

"無力"じゃないか...!!!!!!死ねよ!俺が死ねよ!何で無力な俺が生きてんだよ!

俺は無力なのに!無力なのに無力なのに無力なのにぃ!!!!!

ユルリカちゃん俺を置いて行かないでくれよ...ユルリカちゃん...

あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"あ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"あ"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


キリヤマの悲痛な叫びは豪雨にかき消され、誰の耳に届くこともなかった。



生存者:メイナード、ハルカ、レミ、サイカン、キリヤマ 以上5名

次回、最終回です

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