表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生者の付き人  作者: どーてーの独り言
最終章:魔王との最終決戦編
86/88

第86話:こっちこそ今までありがとな

「どれだけ人間を馬鹿にすれば気が済むんだゲボカス野郎が...!」


ユルリカ

「同感だわ...!」


キリヤマが魔王に向かって怒りと雷を纏った刀で斬りかかる。


魔王

「確かに能力無しでも滅茶苦茶動けるね...!!」


「黙れ、お前なんかに品定めされたかねぇんだよ死ね」


ユルリカ

妖精之断罪柱(フェアリースパーク)!!!」


光の柱が魔王の身体を貫こうとするも、魔王は掠る程度で事なきを得た。

それよりもー


魔王

「何!?」


魔王の能力で封じていたはずのユルリカの能力、妖精化(フェアル)が、

何故か発動して魔王を攻撃していた。


「クソバカ魔王が調子のんなよなぁ!!」


魔王

(何故だ...!いや原理は何となく分かるんだ!二人で僕を挟み撃ちにすれば、

どちらかが能力を発動できる...だがおかしいのはその連携だ!

ユルリカの視界は僕が封じた筈だ!何故僕を挟んでピッタリ攻撃できるんだ!?

ってかそもそもキリヤマの視界も封じる手筈だったのに...!

何で目を潰したんだテドロ!しかも再生できない形で!あのクソ無能幹部めが!

お前が片目を潰さなければ僕の計画は完璧だったのに!)


「オラオラオラオラドンドン行くぞぉおおぉおお!!!!!」


魔王

「クソっ!何で僕が押されてるんだよ...!!」


動揺と完璧な二人の連携に徐々に押される魔王、豊臣不死彦。


ユルリカ

「絶対に許さない!妖精之暴雨光(シャイン・スパーク)!!!」


魔王

「あ"が"あ"あ"ぁ"あ"ぁ"あ"あ"あ"ぁ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!」


「うるせぇ!植物付与魔法、吸血之魔剣(デュランダル)!」


魔王

「あぁクソ!何でこんな連携...そうか!」

(念話だ!念話で連携を取っているのか!

いや聞いたことをそのまま実行出来るユルリカも相当厄介だが、

キリヤマの同時処理能力が尋常じゃない!能力を封じているのに!

何で僕と戦いながらユルリカが何処に動いて何処に攻撃すべきか伝えられるんだ!!

フフフ...でもそれも無意味だ。俺がユルリカの脳に精神魔法をかけ、

雑音(ノイズ)を入れればいいだけの話ではないか。)


ユルリカ

「...!?」


ユルリカの脳内にキリヤマの声を流す。それも全く持って嘘の声を。


吸魔植斬(ドレインブレード)!」


魔王

「フッ!コレでユルリカを封じ」


ユルリカ

妖精之嵐(フェアリーストーム)!!!」


魔王

「な"ん"だ"と"ぉ"お"ぉ"お"お"ぉ"お"!?」


ユルリカを機能停止させたはずなのに、それでもユルリカは魔王に攻撃を続ける。


魔王

「クソ...クソクソクソクソクソクソクソ!!!どうしてだよ!」


ユルリカ

「レイくんがあんな事言うわけ無いでしょう!人間なんだと思ってるんですか!」


「ユルリカちゃん...好き...好きすぎる...

 まぁテメェは俺らを見誤り過ぎなんだよ。お前は人とズレすぎてる。

 人に興味がねぇんだろ。なんてったってお前は人じゃないからな。

 人道的な事も人に寄り添う事も人を助ける事もできない、クソ雑魚蛆虫だ。

 そんな奴がユルリカちゃんを偽っても俺を偽っても、

 速攻でバレるに決まってんだろ少しは頭回せよカス。

 そうだったお前は回す頭もねぇんだったな」


魔王

「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モード:魔獣神族!」


みるみる魔王の体が魔獣王族のような身体へと変貌していく。

金色の体毛の魔獣王族にもう2本の腕が生え、4本の腕全てにゴツい両手剣が握られている。


「あ"?」


魔王

「僕を本気で怒らせた報いを受けろ!

 この姿は魔獣王族の最上位種と僕を融合させた最強の姿だ!」


「つまり自分一人の力じゃ俺らを倒せないと悟ったわけだ、何処までも惨めだな」


魔王

「う"る"せ"ぇ"!!!」



視点は戦場へ移る。



タチバナ

「ブリザードショット」


ラック

「効くかぁ!!!」


タチバナの銃撃を振り払いタチバナに突撃するラック。


松風

「牙龍天星!!!!」


斬撃を纏った巨大な竜巻を引き起こし、空中のタチバナを振り落とす。


ミラ

天鎖(ホーリーチェイン)!!!」


地に足付いたタチバナを縛るミラ。


ラック

灯龍猛(トウリュウモウ)!!」


動きの止まったタチバナに本気の一撃を入れに行くラックだが...


ズバババババ...!!!!!!


ラック

「ごぉぶっ」


後ろからラックの身体を銃弾が貫く。


ミラ

「ラックさぁん!」


松風

「まさか...!」


既に撃っていた銃弾の軌道を変え、ラックを貫いたのだ。


タチバナ

再加速雨弾(リムーブレインライフル)。」


縛られたまま今まで撃った弾の全てを戦場の上に浮かべて、

兵士も魔物も無差別に銃弾が貫く。


松風

「地獄でござる...悪夢でござるよ...」


銃弾の雨は降り止まず、ぐちゃぐちゃの軌道であらゆる生物を貫き続ける。


ミラ

「動け...!ラックさん!死なないでぇ...」


ラックに回復魔法を施すも、起き上がる兆しが見えない。


ラドゴ

「タチバナ君...もう止められなんだ。」


ロベリオス

「絶望してる暇があるならとっとと死んでくれないかなぁ?」


ラドゴ

「うるせぇわい。今感傷に浸っとるところじゃろうがぁ!!

 全魔力、全寿命、全身体消費。ワシはどうなっても良い、ロベリオスを殺せ!

 それが終われば契約が尽きるまでタチバナを止めろエンマぁ!」


鬼のような魔物のような化け物を自分のすべてを消費して召喚したラドゴ。


ロベリオス

「この程度の魔物に俺が怯むと思っているのか!絶対零度砲撃(アブソリュートキャノン)!」


とんでも威力の凍結技を繰り出すも、微動だにしないエンマ。


ロベリオス

氷之要塞(ブリザードラビリンス)!」


自らを氷の要塞で囲うも、エンマが一歩踏み出せば溶ける。


ロベリオス

「そんなっ!こうなったら逃げるしk」


グシャっ


逃げようとしたロベリオスを蚊を潰すようにペチャンコにする。


エンマ

「ぐあぁぁああぁ...」


よだれを垂らし、のらりくらりとタチバナに向けて歩き出すエンマ。


タチバナ

「...」


ジュワアァァアァア...


銃弾の雨も、エンマの近くに飛んだ段階で溶け、エンマ自体に触れることはない。


タチバナ

「大砲へ変形、雲爆弾(ラウド・ボム)。」


エンマに向けて大砲を構えるタチバナ。


ミラ

「あの技は...!!この戦場でその技はぁ!」


タチバナが出そうとしているこの技は、45話、60話にて発動した核爆弾である。


松風

「もう辞めるでござるよぉお!!!!!!!雲害蒼天(うんがいそうてん)!!」


タチバナに斬りかかり、片腕を切り落とす松風。

その松風にもう片腕で銃口を向け、銃を撃とうとする。


ミラ

「もう良いですぅやめましょうタチバナさぁん!」


ミラがタチバナにしがみつき、タチバナを拘束する。


ミラ

「私はぁ!何だかんだで楽しかったんですぅ!

 付き人に選ばれた時はガキのお守りかと思いましたがぁ、

 でもいっぱい冒険して色々やらかしてもぉ!何だかんだ許してくれる!!

 そんな旅が凄く楽しかったんですよぉ!貴方の付き人で良かったんですよぉ!

 なのにこんな終わり方で良いんですかぁ!?こんなのあんまりじゃないですかぁ!

 そりゃ冒険者なんていずれは死にますよぉ!だから死なないように沢山考えた!

 敵がどんな戦い方をするのか必死で見てきたぁ!分析してきたぁ!だからぁ!

 私はそれをこういう時だけ使える奴だなって言ってくれるだけで良かったんですよぉ!」


タチバナ

「...」


ミラ

「誰が何と言おうとぉ!私は貴方の付き人でありたかったぁ!!」


ラック

「そうだぜタチバナぁ!俺はテメェの付き人が好きだぁ!さぞ楽しかったろうなぁ!

 今なら俺に銃弾撃ったこともなかったことにしてやるからよ!帰ってこいよクソがぁ!」


笑いながらタチバナを金棒で殴るラック。


松風

「それがし、最初こそ嫌なやつと思ったけど、今は親友にござるよ!

 罪なら共に被る!共に逝こうぞ!!」


ラック

「タチバナぁ!安心しろよぉ!誰もお前を恨みはしねぇ!させねぇからよ!」


ミラ

「タチバナさぁん!!今までありがとうございましたぁ!」


タチバナ

「...」


カチッ


核爆弾を放つ引き金を引いたタチバナの表情は、少し微笑んでいるように見えた


ドゴォオオォォオォオォォオオォォオオオォオオォォオオォオオォオォオオオォォォオオオォオオォオオオォオオオォオオォオオオォオオオォオオォオオォオオオォオオォオオオォォォオオォオォォオオォオオォオオォオオオォオオォオオオォオオォオオォオオォオオォォォオオォオオォオォオオォォオォオオ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ