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転生者の付き人  作者: どーてーの独り言
最終章:魔王との最終決戦編
85/88

第85話:タチバナの行く末

魔王

「怒りの感情は精神魔法をかけやすい。現にほら、君は今洗脳にかかってる。」


魔王の洗脳にかけられ、白目を向いて倒れるキリヤマ。


ユルリカ

「レイくん!?」


魔王

「さ、余所者はさっさと退場してもらおうか。」


ユルリカ

「レイくんに何をしたのかわからないけど、これ以上レイくんに手は出させないわ。」


魔王

「そうだね、だからまず君から殺す。」


「させねぇよクソ野郎が。」


キリヤマは立ち上がって魔王に刀を向ける。


魔王

「!?」


「俺にキっショい夢見せやがって。ユルリカちゃんが俺にあんな事言うわけねぇだろ

 ナメてんのか馬鹿にするのも大概にしとけカス」


夢の中でどんな夢を見せられていたのか分からないが、

キリヤマにとって吐き気を催す邪悪な夢であることは言うまでもない。


魔王

「こんなに早く突破されるとはねぇ、精神力がとてつもなく高いんだね。」


雷神之怒矛(アルゲイス)。」


刀に雷魔法を纏い、魔王に向かって刀を振り下ろす。


魔王

「全然本調子じゃ無いでしょ、君。やはり能力を封じる僕の力は偉大だよね」


「もう口を開くな」


魔王

「痛っ!?」


あらゆる防御を無視して電撃が魔王に入る。


「人を傷つけ続けてきたゴミクズ魔王がこの程度の電気で痛いだぁ?」


ユルリカ

「伍連・光槍(スパーキングスピア)!」


魔王

「あぎゃあ!!?」


ユルリカの魔法も、魔王にいとも容易く通る。


魔王

「痛い痛い!なぜ私の精神魔法が貴様らに効かないんだ!?」


魔王は何度も精神魔法を二人にかけるが、二人はその度精神魔法を克服する。


俺&ユルリカ

「愛!」


魔王

「へぇ...愛か...凄いや...

 ブ チ 壊 し て み た い な あ ! ! ! ! ! ! ! 」


人間とは思えない不敵な笑みを浮かべる魔王、豊臣不死彦。


魔王

「不可視の呪い。...どうだい?何も見えないだろう?」


ユルリカ

「!?」


魔王が唱えるとユルリカの目は何も見えなくなっていた。


「大丈夫だよユルリカちゃん、俺は見える。コイツを倒せば呪いも消えるさ。」


魔王

「何故?」


「ユルリカちゃんがくれた義眼のおかげかな。残念だったな」


魔王

「へぇ、義眼ね...僕の呪いはあくまで生命にかける呪いだから、

 義眼には適応されないのか...」


ユルリカ

「良かった、私の義眼が役に立って...」


「ホントにね、ありがとう!」


魔王

「よそ見してていいのかなぁ!?魔呪砲撃(ディザスターブラスター)!!!!!!」


ドス黒い緑色の砲撃をキリヤマに向けて放つ。


「光付与魔法、威天之剣(いてんのけん)、閃光連斬!」


砲撃を物量で押し切り、相殺するキリヤマ。


魔王

「フフフ、そろそろかな...?」


「あ?」



〜視点はタチバナへ移る〜



タチバナ

「何でお前魔法は解けたのに!」


ヴェルダ

「諦めろタチバナ、もうアイツは...ケントじゃない。

 情を持つな、情けは捨てろ...!」


タチバナ

「そんな...もう...そこにいないのか...ケントは...」


やつれたケントの顔が、タチバナの方へ向く。


ケント

廻魂斧(ソウルアックス)解除、血剣(ブラットウ)起動」


グサッ グサッ


リルラの死体を刺しまくるケント。


タチバナ

「リルラ、ゴメンな。ケントを今すぐお前の元に送る事になっちまった。

 でも、ケントの為だ...許せ。これ以上罪を背負わせねぇ。絶対。

 閃光神竜弾(ドラグ・マグラ)...!!!!」


神々しく光る弾を華麗に躱し、ケントは刀をタチバナの胸に突き刺す。


タチバナ

「こうすりゃ確実に当たんだろ!」


弾の軌道を変え、二人の方向に弾が飛んでくる。


ヴェルダ

「お前まさか!タチバナぁ!!!!」


タチバナ

「俺の死因は自殺だ。ケントが俺を殺したわけじゃねぇ。

 そうだ、キリヤマに伝えといてくれ!魔王討伐に協力出来ねぇ!すまんってな!」


ドガァァアァアアアァァアアァァアァアアアアァアァァァァアアアァアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ケント共に爆ぜるタチバナ。


ヴェルダ

「嘘だろ...タチバナお前まで...どうしてそう先急ぐんだ...」



再び視点はキリヤマ達へ移る。



「何がそろそろだってんだ」


魔王

「いやね?ケント君は多分君のお仲間に殺されると思うんだ。

 だからねぇ、ケントくんにもう一つ呪いをかけておいたのさ。

 その呪いとはね、ケントくんを殺した人物にかかる罠方式の呪いさ。

 ケントくんを殺すのは...タチバナ君、だったかな?彼だろうね。」


「お前まさか...!」


魔王

「そう、ケントくんを殺せば次は彼が僕の手駒となってくれるって算段さ。

 ケントくんより彼のほうが火力が出るからね。」


「嘘だろ...タチバナが...お前の手駒だと?」


魔王

「だからそう言っているだろう?僕は勝算も無しに突撃しに来たわけじゃないんだよ?

 それに僕にはもうひとりちゃんとした仲間がいるんだ。ま、粗方予想は付くかな?」



〜視点は冒険者達に移る。〜



死んだはずのタチバナが立ち上がる。


タチバナ

狂無差別銃乱打(クレイジーリボルバー)。」


無表情で兵士も魔物も関係なく目の前の生き物に銃弾を撃ち続けるタチバナ。


ヴェルダ

「どういう事だ...タチバナが死んで...生き返って...

 誰彼構わず殺しまくる...ケントみたいになりやがった...」


ラック

「今どういう状況だ」


松風

「タチバナ殿がご乱心している様子だが...ケント殿は...?」


遠くからタチバナを見て、意味の分からない状況に混乱しているヴェルダの元に、

ラックと松風がやってきた。


ヴェルダ

「コッチが聞きてぇ...ケントの洗脳を解いても殺し続けるケントに対して、

 タチバナが捨て身でケントを殺した...なのにタチバナが...

 ケントみてぇに無差別で殺し続ける化け物になりやがった...」


ラック

「つまり...俺がアイツを倒せば良いんだな?」


ヴェルダ

「協力する。」


松風

「友人を何度も失うのは御免でござるよ!」


ロベリオス

「そうだね、でもタチバナは止めさせないよ」


いきなり現れ氷柱を松風達の方向へ飛ばすロベリオス。


ヴェルダ

「フン!!」


その氷柱が腹に直撃し、ヴェルダが倒れる。


松風

「ヴェルダ殿ぉ!!!ロベリオス貴様ぁ!裏切ったのかぁ!」


ロベリオス

「裏切っただって?そもそも罪人が大人しく王国に協力するとでも思ってたのかね?

 えぇ?俺は元々メルナード王の下僕で、その王は魔王の下僕。

 何で俺を戦力にしようとしたのか疑問を抱くぐらいだよ、

 そのくらい戦力不足だったのかな?」


松風

「またお前の相手をしなくてはいけないのか...」


タチバナの前に現れた大きな壁に絶望する松風。


ラドゴ

「その必要は無い、ワシが片付けるわい。

 君たちは若い、タチバナくんを救ってやってくれ。なに、

 ロベリオス程度ワシからしたらまだガキじゃ。ガキの相手くらい慣れっこじゃよ。」


絶望した二人の前にラドゴが静かに怒り、現れた。


松風

「ラドゴ殿!?」


ラック

「任せたぜ、ジジイ。」


ラドゴ

「おうよ。行っといで。」


ロベリオス

「老いぼれがこの俺を止めるぅ?無理にも程度ってものがあるでしょう」


ラドゴ

「勘違いすんじゃねぇぞクソガキ。ワシはテメェを殺す気じゃよ。

 ウチのギルドメンバー一人殺しておいて、死ぬ覚悟がないなんて今更言わねぇよな?」


ロベリオス

「おぉ、怖い怖い。でもねぇ爺さん、無理なもんは無理さ。」


ラドゴ

「妄言は老いぼれの最期の馬鹿力を食らってみてから言いな」


ラックと松風はタチバナの元へ走りながら話す


松風

「ラドゴ殿だけに任せて良いのでござるか?」


ラック

「心配すんな、あのジジイはお前が思ってるより強えよ。」


ミラ

「お二方待ってくださいぃ〜!!!」


タチバナの元へ向かう二人を呼び止めるミラ。


ラック

「あ?テメェの役割は後方支援だろうがよ」


ミラ

「主が暴走してて無視する付き人が何処にいると言うんですかぁ!

 私もタチバナさんを救いますぅ!その手伝いをさせてください!」


ラック

「こっちとしてもお前が居てくれると助かる、だが無理はすんな」


ミラ

「勿論です!」


ラック

「んじゃ、てめえの主のケツ拭いてやるか」


松風

「了解でござる!」


ミラ

「えぇ!」

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