第83話:最終決戦の開戦
最終章突入!
俺
「魔王も中々手荒な真似してくるな」
メイナード達に魔王が攻めてくると告げられた後、
キリヤマ一行はキリヤマ宅にて会議をしていた。
タチバナ
「ホントだよ、何でいきなり明日本願の魔王と戦わなくちゃいけねぇんだ。
準備くらいさせろよな。」
ミラ
「私...怖いですよぉ...流石に無理じゃないですかぁ?
魔王全軍向かってくるなんてぇ...」
俺
「俺も恐怖心が無いと言ったら嘘になるが、
どちらかと言えば今は殺意の方がデケぇ。やったことがやったことだしな。」
ユルリカ
「私も、魔王だけは許せないわ。」
リルラ
「それに、ケントも魔王に操られてる可能性がありますわ。」
タチバナ
「リルラ!?何でココに!?」
リルラ
「タチバナ、貴方、ケントをワタクシと共に止めてくださる?
貴方ならケントを倒した実績がある。
他の皆さんは魔王討伐に専念してもらって良いのだけれど、
他に頼れる人がいないんですの。お願いします。」
キリヤマ宅を訪れたリルラが、タチバナに頭を下げる。
タチバナ
「あんま焦んな、わかったよ。
ケントぶっ飛ばして、その後にキリヤマ達の所に向かう。
それでいいか?リーダー。」
俺
「別にいいけど、ちゃんと戻ってこいよ。」
タチバナ
「おうよ。」
ユルリカ
「私達は魔王を直に叩きのめし行く感じかな」
ミラ
「私は王国軍の後方でバフしたり支援したりしてほしいと言われましてぇ。」
俺
「オッケー、魔王は俺とユルリカちゃんで叩くか。」
ユルリカ
「うん。」
メイナード
「キリヤマさん、少しいいですか?」
俺
「また来客か。いいよ、上がってくれ。」
メイナード
「明日の戦争は凄まじい犠牲を伴う物と考えられます。既に国民は他国に避難しました。
我々も他国に要請して魔王討伐に協力してくれる兵を集め、
延べ18万の兵士と1200の冒険者が協力してくれる事となりました。
ですがこの戦争に報酬はありません。それでも戦力差は絶望的と言えるでしょう。
...僕は!キリヤマさんに!ユルリカさんに!タチバナさんに!ミラさんに!
死んでほしくない!この戦いから引いて下さい!
我が父メルナードとの戦いとは規模が違います!話が違います!
これだけの戦力を集めても!キリヤマさん達が居ても...多分、勝てない!!」
泣きながらキリヤマ達を説得するメイナード。
俺
「そうか。で、メイナードは戦争から逃げるのか?」
メイナード
「僕は最後方から戦況を確認して部隊ごとに指示を出します。
軍が全滅すれば、僕も多分殺されます。」
俺
「じゃあ俺等が参加しない道理はないな。」
ユルリカ
「うん!」
タチバナ
「言わせんな」
ミラ
「えぇ。」
俺
「それに、俺たちがあそこまで頑張ってお前を王にしたんだ。
新しい国の形を築いたんだ。こんなに早く壊させるかってんだよ。」
メイナード
「...死なないと、約束してくれますか?」
俺
「あぁ。俺が死ぬわけないさ。ユルリカちゃんがいるしね」
タチバナ
「俺だってタフネスが売りだからな」
ミラ
「もし倒れそうになっても、私が回復します。何度でも。」
ユルリカ
「私だって、レイくんの為にも死ぬわけにはいかないわ。」
俺
「エヘヘ」
メイナード
「わかりました。明日、皆で生きて、あの桜の下でまた宴をしましょう!」
俺&ユルリカ&タチバナ&ミラ
「おう!!」
リルラ
「ワタクシを忘れていらっしゃるのかしら?前回は行けなくて寂しかったんですのよ。」
俺
「そうだな。ケントも連れ戻して、皆で宴するぞぉおおぉぉお!!!!」
その日はそれにて解散し、翌日。
俺
「天気は晴れ時々曇り。今日がこの世界に来て丁度一年。
遂に女神様からの命令である魔王との対峙をしなくちゃいけなくなったと。
しっかし人多いな。滅茶苦茶いるじゃねぇか」
タチバナ
「ホントな。ボケジジイと若作りババアまでいやがる。」
ミカルド
「どうも若作りババアだよ...っておい!」
ラドゴ
「ホッホホ!キリヤマくんはギルマスのワシに会うのは初めてじゃったかな?」
俺
「この方がギルマスなのか?」
タチバナ
「そうだ。戦力としちゃ居てくれるだけで無茶苦茶ありがたいな」
サイカン
「ウチらも忘れんな」
俺
「サイカンか。イルカの時以来だな」
ユルリカ
「ご無沙汰です」
マリナ
「わ、ワタスもいるべ...」
俺
「そう言えばハルカって何処だ?」
ユルリカ
「ハルカちゃんならメイナード様の護衛だよ。」
俺
「またか。う〜ん、今は暇だし、作戦の確認でもするか。」
戦闘配置
王国軍+@18万名 適材適所の配置
ケント奪還組:タチバナ、リルラ、ヴェルダ
後方支援組:ミラ、マリナ、ラドゴ、クレア、最後方:メイナード、ハルカ
魔王討伐組:キリヤマ、ユルリカ、ミカルド、ワタナベ
その他:松風、桃次郎、ラック&ロック、サイカン、レイク、ヴォルダ、ロベリオス、
ワタナベの付き人、レミその他冒険者1200名程度
俺
「魔王を直にブチのめすのは俺とユルリカちゃんとミカルドさんと...
ワタナベ?」
タチバナ
「反吐が出るほどのクソ野郎だ無視しとけ」
ワタナベ
「そんな事言うなよぉ〜悲しくなるだろぉ〜?」
タチバナ
「お前は一回俺に負けてるんだ。もうテメェに日和らねぇよ。」
ワタナベ
「まあいい。よろしくなぁ!キリヤマぁ!」
俺
「お前も転生者?」
ワタナベ
「そ〜だぜぇ。転生者が魔王討伐のチャンスを逃すかってんだな〜?
情に流されてダチ助けるような奴とは違うのよ」
俺
「タチバナ、俺もコイツ嫌い」
タチバナ
「だろ?」
王国軍兵士
「来るぞぉおぉおおぉおおお!!!!!!!
魔物たちがやって来るぞぉおおぉおおおおおぉおぉお!!!!!!」
俺
「こういう時は容赦無く、烙炎!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドゴォォオオォオオオォオオォオオォオオオオオオオォォオォオ...!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
地平線の彼方まで隕石を降らし続ける。
ビュゥウン...!!
その隕石をかき分け、何かがキリヤマを横切り、ヴェルダを刺した。
ヴェルダ
「ぐあはぁっ」
タチバナ
「大丈夫かヴェルダ!...ってお前は!」
リルラ
「ケントぉ!!!」
ケント
「...」
タチバナ
「どうやら本当に操られてるみたいだな。リルラ、ケントを止めるぞ。
これ以上コイツに罪を被させねぇ。」
リルラ
「えぇ!皆様!ココから引いて!」
ヴェルダ
「ハァ...まだ俺も戦える!」
俺
「そっちも始まったか。
とっとと魔王を倒せばケントも洗脳から開放される!行くぞ皆!」
ユルリカ&ミカルド&ワタナベ
「おう!」
一方魔王軍側は
魔王:豊臣不死彦
「遂に!遂に手に入る!キリヤマ!貴様を手に入れる!
入れられる!あぁ!我が宿願が!果たされる!何と素晴らしいことか!
早く来いキリヤマぁ!貴様が欲しい!それ以外は心底どうでもいい!
ケント、貴様が全部を壊せ。壊し続けろ!我が最高傑作よ!そして帰るのだ。
日本へ。」




