第63話:対峙する神級と神級
モチベUPの効果で、課題なんかそっちのけで書いてます。
アマツ
「おう、いらっしゃい...ってキリヤマ君!ちょっとぶりだなぁ!!
今日は何の用だい?」
俺
「そんな大した用事ではあるんですけど、鬼灯丸の調整をお願いしたくて。
鞘の中までしっかりと見ていただけるとありがたいです。」
ユルリカ
「私はただの付き添いですから、お気になさらず。」
アマツ
「おっけい。精一杯研いどいてやるよ。取り敢えず、3時間後にまたここに来な。」
俺
「分かりました。お願いします!」
ユルリカ
「お願いします。」
そのまま店を出る二人。
アマツ
「さて、作業に取り掛かりますかっとな。って何だアイツ。
鞘の中まで確認しろって。なんか意味あんのか...?」
ブツブツ言いながら確認すると、手紙と金がと、とある素材が入っていた。
アマツ
「なになに?
アマツさんへ
ユルリカちゃんの誕生日プレゼントにこの素材を使って、
〇〇を作って欲しいです。正直刀は大事に扱っていたので、
刃こぼれとか傷とか一切ないと思います。
ので、〇〇の制作に熱を入れてくれたら嬉しいです。
それと鞘にお金を入れておきました。ご確認下さい。
キリヤマより
ったく、しゃあないなぁ。いっちょ作ったるか!」
早速作業に取り掛かり始めたアマツであった。
俺
「この後どうする?」
ユルリカ
「どうしましょうか?」
俺
「何も無いなら、今日の宿でも探しながら、ご飯でも食べようよ。」
ユルリカ
「良いですね!」
???
「っと、ちょっと待たんかい、ボケ。」
パッと見三十路位の男が話しかけてきた。
ユルリカ
「どちら様でしょ...」
俺
「ユルリカちゃん、下がって。」
???
「おうおう。察しが良いのぉ。話が早くて助かるわ。」
俺
「誰だテメェ、ユルリカちゃんに危害加える気なら容赦しねぇぞ。」
イルカ
「お〜怖い怖い。ワシの名前はイルカ、お前と同じ神級冒険者の一人や。
アンタ、昨日指名手配されてたろ?俺今金が足りないねん、
ほんで転生者も嫌いやし、ちょっくらココで潰したろ思うとんねん。」
俺
「一人称も二人称もバラバラじゃねぇか!」
イルカ
「あ〜そういうのや。転生者はいちいち五月蝿いねん。
まるでこの世界の主人公にでもなった気分でいるんやろ?
俺そういうの大っ嫌いやねん。なんや自分で能力を選べるて。
能力なんて無いやつのが圧倒的に多くて、
選びたくても選べない能力者がこの世にはいっぱいおんねんぞ。
それを転生者はあざ笑うかのように成り上がる。ワシはそれが許せへん!」
俺
「...それについてはすまないな。
俺はまだこの世界については知らないことが多すぎる。」
イルカ
「だからエルフの族長を殺したってのか、余所者が。」
ユルリカ
「違う...!キリヤマさんはそんな人じゃない!」
イルカ
「何を根拠にそんな事言えるんや。
どうせ転生者の口車に乗せられただけのアバズr...」
ドゴォォオォオオォン...!!!!!!!!
キリヤマの拳がイルかを殴り飛ばす。
俺
「俺の悪口は良いけどな、ユルリカちゃんの悪口は死んでも許さねぇぞ」
ユルリカ
「私だって、キリヤマさんの悪口は見過ごせません!」
イルカ
「かっかっか!!人が喋ってる途中で殴るとか...転生者は短気で困るのぉ。
どうせエルフの族長にも、今みたいにキレて殺したんやろ?」
俺
「黙れ。お前の目的は俺を倒すことだろ。だったらとっととやってみろよ。」
イルカ
「あんまキレんなって。どうせ俺が勝つんだから、ゆっくり喋ってもえぇやろ?な?
彼女一人ろく庇えないゴミ転生者が」
俺
「転生者にキレてんのはテメエだろ。ブーメラン飛んでんぞ原住民」
イルカ
「カカッ!転生者は揚げ足取りが上手やなぁ!!」
俺
「砲水!!!!!」
イルカ
「おぉっと!?」
キリヤマは水圧と魔質を最大出力で放った。イルカは、
遠くの大きな平原まで飛ばされた。
イルカ
「これで街に被害は出ねぇってか。善人ぶりやがって偽善者が。」
俺
「ガタガタうるせぇ。やるなら早くしろカス。」
イルカ
「あい、分かったよ。」
俺
「超重力空間展開。」
平原一体に人間が居ないことを確認し、辺り一帯に超重力空間を生み出す。
イルカ
「何やコレ、おんもっ!」
俺
「空気圧1000倍。」
イルカ
「がっ!?」
俺
「この程度なのか?原住民の神級は。」
イルカ
「なわけ無いやろ。」
空気圧と重力を1000倍にした空間をものともせず立ち上がるイルカ。
俺
「!?」
(何故普通に立っていられる?単純な身体能力じゃねえな)
イルカ
「お前今、何故無傷なんだって思ったな?理由は簡単。ワシの能力、
"完全成全知全能人"や。この能力は、
自分が弱点だと認識したものを補う能力や。俺の弱点は潰れる事。
だから能力で潰れない力を補った。呼吸器官がやられると死ぬ。
だから呼吸を必要としない体になった。
俺の弱点は身体機能が周りの環境に影響されると動かなくなる事だ。
だが能力で補えば周りの環境がどうであれ、俺の体は正常に動く。」
俺
(転生者以上のクソチートじゃねぇか!ふざけんなコイツ!)
イルカ
「アンタ今、ちょっと焦っとるやろ。」
俺
「どうだろうな。」
(能力とて神様が設定した能力だ。俺の力にも限度がある。
ならコイツの能力にも限度はある。それってまさか!?)
イルカ
「俺の能力には限界があった。俺だけに限った事ちゃうけどな。
でもそれが弱点だった。だから補った。ワシがさっきからグダグダ喋ってんのも、
わざわざアンタを倒すのがめんどいからや。俺の能力の説明で、
皆すぐに戦意喪失してくれるからな。でもお前は...」
俺
「烙炎...!!!」
ドゴゴゴゴォオォォオオォオオン!!!!!!
イルカ
「ハッタリの可能性を信じて不意打ちで高火力の技を撃つ。
実際この威力はビビるし、実力が神級なのは認めるけどなぁ、相手が悪かったな。
隕石で死ぬのが俺の弱点だったんでな。ほな、反撃と行こか。」
俺
(相手が悪すぎるが、それを言い訳に逃げたとこで、逃してくれるわけ無いか。
これは死を覚悟で相手したほうがいいな。ま、死ぬつもりは更々無ぇけどな。
まだやり残したことがあり過ぎる。そろそろ攻撃力が来るな。
防御力、耐久力、回復力、再生力1000倍!)
キリヤマに思いっきり攻撃を当てるイルカ。
しかしキリヤマにダメージは無かった。
イルカ
「あら?ワシの拳が通じないか。かったいのぉ。なら、オラァ!!」
俺
「ゴアぁ...!!?」
2撃目が当たると、キリヤマにダメージが入る。
イルカ
「諦めろ。俺の弱点は、お前みたいな化け物スペックに、
攻撃が入らないこと"だった"。これでお前に俺の攻撃が入る。」
俺
(弱点じゃねぇだろそんなの!分かった事は、
アイツに"認識"されるのはまずいって事だ!認識されたら一瞬で攻略される!
どう勝てって言うんだよこんなの!俺はやらなくちゃいけない事があるのに!
仕方ない、3日間巻く!アイツを3日間!だからまずは逃げる!)
ビュオォオォオオン!!!!
重力や魔法、その他諸々全てを使い逃げるキリヤマ。
その速さは、マルコを彷彿とさせる程だった。
イルカ
「逃げんなや、転生者。」
俺
「!?」
しかし、当然のようにイルカはキリヤマに追いついていた。
イルカ
「ワシの弱点は、お前に追いつけない事だ。にしてもお主、メッチャ強いやん。
俺が居なかったら世界最強なんちゃうん?」
俺
「マウント取るのが好きなんだな、膿ブタが。」
イルカ
「イラつくのは分かるけどなぁ、大人しく諦めろや。」
俺
「クソ野郎相手に大人しく降伏する奴がどこにいるってんだカス。
テメェに降伏するぐらいだったら俺は死ぬね。」
イルカ
「あぁ!?」
俺
「おいおい、お前の弱点、煽り耐性の無さじゃねぇの?
どうせ豚チキン野郎は能力に頼ってそれを掻き消すんだろうけどな。」
イルカ
「フン、えぇやろう。その挑発だけは乗ったるわ。
ま、レスバで勝とうとする神級冒険者ってのもオモロイけどな。
それで勝ってワシにマウント取るんか?お前も大概マウント野郎やんけ。」
俺
(五月蝿えなコイツ!精神力1000倍!)
イルカ
「で、これからどうするんや?このまま空飛んでても、ラチ明かんやろ。」
俺
「精一杯、お前を殺せるように尽力するさ。」
イルカの発音はイ↑ルカ↓です。
僕が考える範囲で一番強い能力ですね。




