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転生者の付き人  作者: どーてーの独り言
第四章:ユルリカ解放戦線編
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第61話:キリヤマの真意

〜現在までのあらすじ〜

・キリヤマ、指名手配!王子に事情を説明しなくちゃ!

・↑ユルリカちゃんもそれに付いてく形。

・ハルカは二人が無事帰ってきたことを、タチバナミラに報告。

・無知のタチバナとミラ、情報収集のためギルドへ。


「どう?王都は。」


ユルリカ

「すごく綺麗です。」


「そう。なら良かった。こんな事に付き合わせちゃったもんだから、

 いい思いの一つや二つしてもらわないと行けないからね。」


ユルリカ

「キリヤマさん?"こんな事"だなんて言わないで下さい。

 私は何一つ嫌だなんて思ってないですよ?今こうして、

 キリヤマさんと空から王都を見る。それだけで、とっても幸せなんです。」


「泣いていい?」


あまりにも深いユルリカちゃんの懐に触れ、泣きそうになるキリヤマ。


(可愛いぃぃいいぃい...ってかおんぶって最高だな。

全神経を背中に集中させることで何がとは言わないが

ユルリカちゃんのたわわな胸の感触を直に感じることが出来る...

耐久力、演技力さえなければ俺は今にでも理性が吹き飛んでいるだろうな。)


ユルリカ

(...キリヤマさんの背中...温かい。ガッチリしてるイメージなんて無かったけど...

いざ触れてると...凄く鍛えられてる...私...いけない子だ。

キリヤマさんにおんぶしてもらってる今...変な気分...えっちな気分になってる...)


「あそこが城か。血図で確認しても...うん。あそこがメイナードのとこだ。

 少し飛ばすよ、しっかり掴まってて!」


ユルリカ

「はい!」


ま、掴まってなくても、俺ががっつりホールドしてるんですけどね。ヘッへ


「視力1000倍!え〜、メイナード君はど〜こだ?」


ユルリカ

「あそこじゃないですか?」


「えっ」

(嘘!?俺視力1000倍にしたのにユルリカちゃんのが早く見つけたの!?

すっ、スゲェ!)


「ホントだ、執事の人と話してんね。お〜い、メイナード!」


窓から話しかけるキリヤマ。


メイナード

「キリヤマさん!?何故ココに!?それよりも今貴方は指名手配...」


「それの話だ。」


ネルフ

「窓からで構いませんので、一回上がって下さい。」


二人は窓からメイナードの部屋へと入る。


メイナード

「一度説明を求めます。何故エルフの族長を殺したのですか?

 いや、殺したことになっているのですか?」


「ザックリ言うと、エルフの秘密を知ったら族長に殺されそうになってな。

 里の全員で襲ってきたから返り討ちにして族長から色々聞き出そうとしたら、

 どうやら族長が魔王と繋がってたみたいでよ。それで魔王が遠隔で殺したんだ。

 ただ周りから見ればどう見ても俺が殺してる。

 しかも...俺が魔王が遠隔で殺すのを阻止するって言って情報吐かせたのに、

 結局止められずに魔王は族長を殺した。そんなの...

 俺が殺したようなもんじゃねぇか」


ユルリカ

「そんな事が...」


「何より、人死にが出るのは駄目って決まりを守れなかった。

 咎めるならいくらでも咎めてくれ。その方が幾分か気が楽だ。」


メイナード

「いえ、別に咎めようだなんて思ってないですし、

 僕がキリヤマさんを咎める立場なんかじゃありませんよ。」


「そう...か。」


メイナード

「えぇ。ところで、エルフの秘密というのは気になりますね。

 一体エルフ族にどういった秘密が?」


「昔のエルフの族長が魔王と契約してテラルド族から力を奪ったんだ。」


ユルリカ

「えっ!?」


「テラルド族の固有能力だっけ?アレのことだと思う。

 ユルリカちゃんに会いに行った時に変身してたじゃん。多分アレのことだよ。」


ユルリカ

「"妖精化(フェアル)"の事ですか。」


「そうそれ。それに宿る力を不完全ながらもエルフに移したんだ。

 そして、その力で今の立場になったみたいな事が、この日記に記してある。」


胸の内ポケットから、預かっていた日記を取り出すキリヤマ。


メイナード

「本当だ。魔法を使われた形跡もないし、

 間違いなく当時の人が書いた日記ですね。」


黙々と日記を読むメイナード。


メイナード

「その、ある方法で固有能力を奪ったって書いてありますけど、

 どうやってそれを元に戻したんですか?」


「ああ、何かしらの方法で魔導書に閉じ込められたんだよ、能力が。

 多分魔王の力と見ていいと思う。んで、それをエルフの族長に戻さした。」


ユルリカ

「だから急に村の皆が妖精化(フェアル)したんですね。」


「それともう一個、お前の読み通りメルナードは魔王と繋がってる。」


メイナード

「やはりそうでしたか!」


「魔王の配下となりレヴンタスを支配する事で、

 王は寿命と力と地位を手にしたんだとよ。」


ネルフ

「そんな事が...」


「だがそれはあくまでエルフ族長の"証言"だ。出鱈目の可能性もあるし、

 証拠もまだ無いから確定とするのはまだ少し早い。」


メイナード

「証言だけでも十分です!コレで」


「多分そう。んで、本題だ。いつ王国に喧嘩売るの?

 俺等は準備ならとうに出来てる。」


ユルリカ

「私もです!」


メイナード

「う〜ん、キリヤマさんが指名手配されている以上、

 戦争まで国で泳がせるわけには行かないですもんね。近日中に執り行うとして...

 準備期間も兼ねて3日後!この日でどうでしょう!」


ユルリカ

「いいんじゃないですか?」


「マジ!?」

(その日ってユルリカちゃんの誕生日じゃねぇか!)


キリヤマがテラリア村に居た時、こっそり村の住民に聞いていたのだ。


「予定を早められたりは...」


メイナード

「最速で3日後です。遅らせることは出来ますけど...」


(誕生日プレゼント渡した後に決戦も違うよなぁ...

ちゃっちゃと王様ブッ倒して、ユルリカちゃんに最高の誕生日を迎えさせる!

その方向で行こう!そんで誕生日と同時に俺は...)

「オッケー、その日で行こう。」


メイナード

「分かりました。キリヤマさんもお仲間にお伝え下さい。

 3日後、カルロスの西門前で決戦と。」


「おう。んじゃ、またな。」


メイナード

「あっ、キリヤマさん!最後に一つ伺っても?」


「ん?何?」


メイナード

「エルフの里を壊滅させたのは貴方なのですか?

 私が赴いた時には既に里は元に戻っていましたが、

 証拠となる記憶魔石を見せられた時、

 エルフの男が嘘をついていたようには見えなかったのです。」


「それも本当だな。いや、俺の勝手ではあるんだけどさ。

 エルフの里の奴らは悪い奴らじゃないんだ。

 族長のお陰で自分たちにあの力が宿ってるって思い込んでたわけで。

 で、いずれ族長が悪人って気付いたら、誰を恨んでいいかわからねぇじゃんか。

 だから俺が悪人になって目の前で村をぶっ壊したように見せた。

 そしたら、恨むべき悪人の矛先は俺一人に向くだろ?

 結局俺の能力で10分後位にもとに戻したんだけどな。」


メイナード

「なるほど、実に貴方らしい。」


「ほんじゃ、もう行くわ。じゃあな!」


メイナード

「3日後に。」


「おう!」


ユルリカ

「さようなら。」


メイナード

「えぇ。」


「ホレ、俺の背中に乗って、ユルリカちゃん!」


ユルリカ

「はい!」


キリヤマは軽快に空を飛んでいった。


メイナード

「まったく、とんでもない人だな。あの人は。」


ネルフ

「ですな。」



〜視点はハルカとタチバナとミラへ移る。〜



ハルカ

「ごめんください、タチバナ様とミラ様に用があって来ました。」


タチバナ

「ハルカじゃねぇか!もう仕事は終わったのか?」


ミラ

「それよりもキリヤマさんがぁ!」


ハルカ

「話は家でしましょう。」


タチバナ

「分かった。俺んち行くか。」


ハルカ

「オレンチ?タチバナ様の家は無かったと存じていましたが。」


タチバナ

「何、大会の賞金を注ぎ込んで買った、俺らの新居よ!」


ミラ

「すっごく広いんですよぉ!」


ハルカ

「さっきまで割と焦っていた様子だったのに割と呑気...」


ギルドから出て意気揚々とタチバナ&ミラ宅へ向かう3人


タチバナ

「ここだ!」


ハルカ

「広い...」


ミラ

「でしょう?ささ、座って座ってぇ♪」


タチバナ

「で、何の報告?」


ハルカ

「キリヤマ様が帰ってきたという報告です。」


タチバナ

「えっ、もうアイツいるの!?どこどこ!」


ハルカ

「今はメイナード様の所へ赴いております。」


ミラ

「メイナード様ですかぁ。って王都に行ったんですかぁ!?

 今絶賛指名手配中じゃないですかぁ!」


ハルカ

「空中からメイナードの部屋に押しかけるだけだから大丈夫っしょ。

 と、キリヤマ様が申しておりました。キリヤマ様は決戦の日まで、

 王国軍から逃げるそうです。ついでにユルリカ様も。」


タチバナ

「なるほどね。ってかアイツ、ホントにエルフの族長殺したのか?」


ハルカ

「本人は否定はしておりませんでしたが、アタシはキリヤマ様を信じます。

 あの人は度が過ぎて優しいですが、故に自己犠牲の精神があります。

 せめて仲間であるアタシは、キリヤマ様を信じて上げなくてはと考えます。」


ミラ

「そうですよぉ。仲間が信じなくてどうするんですかぁ。」


タチバナ

「だな。悪かったよ。ところでハルカはこの後何すんだ?

 来る決戦の日までお留守番って訳じゃ...」


ハルカ

「キリヤマ様の家に王国兵が押し寄せては物を漁っていきますので、

 それの阻止、いわゆる家の護衛です。」


タチバナ

「自宅警備員ね。オッケー。」


ハルカ

「何故か不快感を感じます。」


タチバナ

「あっ、そうそう。こっちも仲間、結構集まったんだぜ?な。」


ミラ

「えぇ!」


ハルカ

「何人ほどでしょうか?」


タチバナ

「ケントにリルラ、ラックと...ロックは来るのか?

 それとヴェルダ&ヴォルダだ。それぞれ神級、鬼級、龍級、超越魔物、

 鬼級、初級3の、頼れる奴らだ!」


ミラ

「レイクさんとクレアさんは、別に親しくも無いですし呼んでません。

 それと、もしかしたら龍級の松風さんと、中級の桃次郎さんも来るかもですぅ。」


ハルカ

「平均して大体王級冒険者程度の冒険者が多ければ8名来るのですね?」


タチバナ

「おうよ。」


ハルカ

「それでは、メイナード様からの合図が来るまで、待機といきましょう。」


タチバナ

「俺らって何すればいいの?」


ミラ

「さぁ?」

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