第58話:鉄パイプ
早めに書くとか言ってたくせに遅れててワロタ
ちなみに次回の投稿は遅れそうです。
お互い一日の休養を経て、いよいよ試合当日ー
タチバナ
「昨日は何したんだっけ?」
ミラ
「寝たり食べたり遊んだりですねぇ。」
タチバナ
「お前らは?」
ケント
「君たちの対策を練ったり、リハビリしたり、色々だよ。」
タチバナ
「ハハハッ、負けたなコレ帰ろ。」
ミラ
「まぁまぁ。やれるだけやってみましょうよ。」
リルラ
「オホホホホ!この調子じゃワタクシたちの勝ち確定ですわね!!」
タチバナ
「んま、こちとら策が無いわけじゃないんだ、足掻いてやるよ。」
ケント
(こいつの場合、足掻きに足掻き続けてミカルドさんを倒したんだよな。
タチバナの"足掻き"はバカにならないレベルで警戒しないとな。)
タチバナ
「んじゃまた、一時間後、大会で会おう。」
ミラ
「さようならぁ〜。」
リルラ
「フン、勝ちは絶対に譲らなくってよ!」
ケント
「だね。僕もそのつもりは無いよ。」
〜一時間後〜
マイタ
「さぁ、決勝ですが、前回の会場であった闘技場が崩壊しかけた事により、
会場は闘技場ではなく、カルロスの平原で行うことになりました。」
ラドゴ
「まぁ、広いし良いじゃろう!」
ミカルド
「だな。」
マイタ
「魔物のいる平原で行うため、観客は町中の壁映像にて観戦します。
さあ、期待のかかる最終決戦、ラドゴさんはどう思いますか?」
ラドゴ
「まぁ、ワシr(以下略)」
こんな感じの大会前のどうでもいいやつが十数分続いた。
マイタ
「さあ!お二組の準備は大丈夫でしょうか?」
ケント
「いつでもオッケーだよ。」
タチバナ
「もうヤダ!お腹痛い!」
ミラ
「オッケーですよぉ。」
マイタ
「お二組共準備が整ったようですね!」
タチバナ
「おい!」
マイタ
「それでは、神竜祭決勝戦、スタアァアアァアァトオォオオォオ!!!」
タチバナ
「龍聖拡散弾ゥ!!!!」
ドドドドドオォォオォオオォオオォン!!!!!!
リルラ
「あがあぁぁあぁあ!!!!」
タチバナは魔力弾を20発動時に放ち、15発をリルラに、5発をケントに向けた。
初手から大きな爆炎が上がり、多少の傷は与えたものかと思われたが...
ケント
「お互い思考は一緒か。」
爆炎からケントが現れた。そしてケントは、タチバナとミラに向けて走る。
ミラ
「物理で来るなら...魔法障壁✕防御付与!」
ミラは魔法障壁に防御バフをかけた。
ケント
「知ってた。起動、滅却魔棒!!!!」
タチバナ
「なんじゃありゃ!!」
黒い鉄パイプ(?)に光る緑色の文様が迸る。
ケント
「ぐあぁっ!」
苦しみながらもケントはミラの結界を攻撃し、ミラの結界に黒い棒が触れる。
すると結界は瞬く間に瓦解した。
タチバナ
「一撃でミラの結界が壊れただと!?」
ケント
「ふん!」
ケントは次にタチバナに向けて黒い棒を投げた。
が、紙一重で銃で防ぐタチバナ。
タチバナ
「あぶな!初撃に気を取られかけた!」
ケント
「後は頼んだよ!リルラ!」
タチバナ
「おっと、リルラは初手の爆撃ですぐにここまで来れる事は...」
ミラ
「あぁあ!!!!」
ミラは背後から傷を負う。
タチバナ
「アイツいつの間に!?俺の銃撃の傷も無ぇ!」
リルラ
「幻影の香。」
タチバナ
「ミラぁ!!」
ミラの元へ駆けつけようとするタチバナだったが...
ケント
「行かせないよ。そのための分断だからね。」
タチバナ
「チッ!しゃあねぇ、乱自動連弾!!!!!」
この技は、ネーミングはともかく様々な方向に銃弾を飛ばし、
ある程度銃弾が飛んだところで銃弾の軌道を曲げることで、
多方向からの攻撃を可能とする。
ケント
「滅却魔棒解除、神之翔乗機起動!!!」
タチバナ
「またあの戦闘機かよ!」
ミラ
(ケントさんのあの武器、何の能力なんでしょう?
ケントさんがあの武器を持った時、少し苦しんでいた?つまり、
・持つことに多少のデメリットがある。
↑これは確定として、私の結界を一撃で壊した。
・代償アリだけどかなりの高威力の武器
↑これはタチバナさんが銃で普通に防げていたことから不確定ですねぇ。
つまり、別の仕掛けがある。結界を壊す能力?
そんなの転生者が神器として選ぶかと言われるとそんな事は無い。
結界に付随する、何かに対して高火力を出せる武器という事...
まさか魔力!?魔力を帯びたものに対して威力を発揮する、
言わば反魔力を持っている棒という事ですね。
だったら魔力を持つケントさんが持った時に苦しむのも頷ける。
そしてタチバナさんが銃で防げたのも、
神器は魔力を持っていないから辻褄が合いますね。)
リルラ
「なによそ見してるんですの!!」
鉄扇でミラを叩くリルラ。
ミラ
「痛"あ"!!何するんですかぁ!!」
リルラ
「とっとと貴方をここで倒して、2対1に持ち込むんですのよ!
扇流、追打の舞!負い撃ち!!!」
バチィィイイィイン...!!!
傷のある箇所を更に鉄扇で追撃する。
ミラ
「くあぁっ!!!うぅ..このままじゃ...何も出来ない!!
光爆弾!!!!」
閃光弾並の光を魔力で放つが...
リルラ
「扇流、影防の舞。深淵之隠レ家」
闇の衣を纏い、目くらましを防ぐリルラ。
ミラ
「何ですかそれ!?」
リルラ
「ワタクシの両親は光魔法と闇魔法の使い手でしてね。
それ以外の属性を基本的に"香"で補うのがワタクシの戦い方でしてよ?
そしてこの闇の衣は防御力を高めるだけでなく、
貴方の得意な光魔法の耐性UPと闇魔法の威力を上げますのよ!
扇流、乱影の舞!影刃竜巻!!!!!!」
闇を纏った扇が高速で回転し、黒い竜巻を起こす。
ミラ
「魔法障壁と聖成光之結界!!!
この結界は魔物と闇属性を弱め、尚且ジワジワとダメージを与える!
そして光属性の威力も上げられる!!」
何とか相殺しているミラだったが...
ケント
「神之翔乗機解除!滅却魔棒起動!!」
ケントはミラに向けて棒を投げる。
タチバナ
「させっかy...!?」
ケント
「土魔法、土神之鉄拳!!!」
タチバナ
「ぐあぁっ!」
土から生えた巨大な岩の拳が、タチバナを襲う。
そして、投げた滅却魔棒は、ミラの結界と障壁を壊し、
そのままの勢いでミラの脇腹に直撃する。
ミラ
「んなぁっ!!!」
リルラ
「はあぁあ!!!」
結界が壊れたせいで、もろにリルラの攻撃を食らうミラ。
ケント
「滅却魔棒解除、神之翔乗機起動!!」
ミラ
(やっぱりそうだ。あの棒は魔法に対して強い抵抗力(?)を持ってる。
先程の仮説は正しかった!現に魔力の多い私に凄いダメージが入った。
そして攻撃が終わった後すぐに別の神器に変えていることから、
自分が持つだけでも多少ダメージを食らう!!)
タチバナ
「また無敵戦闘機かよ!まぁ対抗策が無い訳じゃないけどな。
毒霧拡散弾!!!!!」
戦闘機に向けて、ガスが散漫する銃弾を放つタチバナ。
ケント
「まさか!?」
タチバナ
「通気孔が無い訳じゃ無いだろ?戦闘機によぉ。
だってそんなんだったらいつか窒息しちまうもんな。」
ケント
「ゴホッ!ゲホッ!でもね...流石神器というべきか、
ガスマスクがここにあるんだよね!!」
タチバナ
「んなんどうでもいいわ。問題はそのガスが可燃性って事だ。火炎連弾!!」
ケント
「何!?」
ボオォオォオオォオオン!!!!!!!!
タチバナ
「爆破オチなんてサイテー!つってな。」




