第57話:初見技って、あるに越したことはないよね。
遅れた上にそんなに文章量ありません。
申し訳ないとは感じております。少し。
ミラ
「...」
闘技場の惨状を見て、俯くミラ
タチバナ
「いいよ。行ってやれ、助けにさ。」
ミラ
「ありがとうございます。」
ミラは杖を抱えて走る。
ミラ
「まずはラックさん、貴方の腕からです!」
幸いにもラックの腕は場外にきれいな状態で落ちていた。
ミラ
「完全成女神之治癒!」
ミラの魔法でラックの傷口は塞がり、腕も歪ながらも繋がった。
ミラ
「次はケントさん!貴方です!!」
ケント
「あぁ...ありがとう。」
ミラ
「まずは腕の形を元に戻すことから...」
ケント
「でも僕は後回しでいいかな。先にリルラの方を助けてやってくれないかな?
彼女も出血が酷いんだ。」
ミラ
「...わかりました。」
リルラの方向をケントに教えてもらい、駆け付けるミラ。
ミラ
「...これは!?」
ミラはリルラの抉れた脇腹を見て、衝撃を受ける。
ミラ
「よくこの状況であそこまで動けましたね、見直しました。
再生血循環。からの完全成女神之治癒。」
リルラ
「ありがとう...ございます...わ。」
ミラ
「いえいえ、ケントさんのお陰で、私の主も一命を取り留めましたので。
ちょっとした恩返しです。」
リルラ
「それなら早めにケントの方を治してもらってもよろしくって?」
ミラ
「そうしようとしたんですけど...ケントさんが先に貴方を治せと。」
リルラ
「...そう。」
ミラ
「それでは、行きますね。」
こんな調子で、
ケントとロックを(暴れる危険性もあるため、眠らせた上で)回復させた。
するとここで、とある一報が届く。
マイタ
「えぇ〜、先程ラドゴさんとミカルドさんが戻ってまいりまして、
とある報告があるそうです。」
ラドゴ
「うむ。決勝戦へと進む二組がじゃな...」
ミカルド
「今すぐには戦うことができないって状況だから、
急遽、決勝戦は2日後に行うことにした。」
ラドゴ
「んまぁ、つまり今日の演目はこれにて終いじゃ!!!」
ミカルド
「...つってもまぁ、会場に観客が居ないってのはなぁ〜。」
ラドゴ
「ケントとラックめ、やってくれたのぉ〜。」
数時間して、夜となり、タチバナはリハビリに励んでいた。ー
タチバナ
「い"だ"だ"だ"だ"だ"だ"だ"!!!!!」
ベットの上で悶えるタチバナ。
ミラ
「大丈夫ですか?」
タチバナ
「大丈夫な訳あるかぁ!あのババアのせいで、
骨ズタズタにされたダメージがまだ残ってんの!!
本当にコレ何とかならないの!?」
ミラ
「まぁまぁ、折れたままより良いじゃないですか。」
タチバナ
「そうだけども...」
ミラ
「それよりも、明後日の決勝に向けて対策を練らないとですよぉ。」
タチバナ
「それもそうだけど...ねぇ?つってもあの女をとっとと倒して、
二人でケントを倒すくらいしか無いんじゃねぇの?」
ミラ
「確かに。あの人の香は長期戦においてかなり厄介ですからねぇ。
早急に倒しておくのは正解だと思います。でも捨て身の技もありますから、
一筋縄では行かないかと。」
タチバナ
「そんなのあんの?試合見とけば良かったなぁ。」
ミラ
「えぇ。かなり見ものでしたよ。そして、よくわからなかった技が一つ。
ケントさんの持つ神器の一つ、神之腕袋、でしたっけ?
あれの効力がいまいちわからなかったと言うか...」
タチバナ
「ミラが見てわかんねぇんじゃ、俺が見てもわからんだろうが...」
〜視点が移り、ケントとリルラへ。〜
リルラ
「あの神器何なんですの?ワタクシ、見たことがございませんわ。」
ケント
「ああ、旅先で売ってたやつだね。この能力は、腕に対する攻撃を無効化し、
筋力を著しく増強するんだ。ただし欠点があってね。」
リルラ
「欠点?」
ケント
「誰かに精神を乗っ取られるんだ。」
リルラ
「え?」
ケント
「そいつに変わると、誰でも構わず攻撃する奴に乗っ取られるんだ。
でも、確実に僕よりも強い。僕は戦闘の神かなんかだと思ってるよ。
とて、デメリットが大きいからあんまり使いたくなかったんだよね。」
リルラ
「ちょっと待ちなさい、それってどうやって戻れるんですの?
精神が乗っ取られているなら、神器を変えることすら...」
ケント
「時間制限さ。本当に神器なのか疑っちゃうけど、
3分位経過すると自動的に解除されるんだ。」
リルラ
「なるほどね。」
ケント
「それより、決勝に向けた話をしよう。」
リルラ
「えぇ。」
ケント
「思うに、あの二人はまだまだ不確定要素を持ってると考えていいと思う。
ミカルド&ラドゴ戦がいい例かな。タチバナの異常な耐久力。
ミラさんに治してもらえるから良いかとか考えてたのかな。
僕でもあんなゴリ押し戦法、無理だと思う。そして、
特に注意すべきはミラさんだ。ミラさんの戦況判断能力と、
何より長年冒険者活動をして培った手数は、2〜3年の僕らじゃ、
捌き切るのは難しいんじゃないかな。女神之慈悲とか、
あんな感じのハメ技がまだまだあるんじゃないかって。
警戒を怠ったらタチバナと合わせてまずいことになると思うんだ。」
タチバナ
「ミラはなんか初見技とか残ってないの?」
ミラ
「いや、特に。そっちは残ってないんですかぁ?」
タチバナ
「いや、特に。」
リルラ
「ケントは何か、使ってない神器は無いの?」
ケント
「まだ1個だけあるね。」
こうして、波乱の一日が終わった。
次回の投稿は早めに投稿するよう心がけるように促しときます。
実行するかはしらんけど




