第56話:神に牙を剥く龍
本日がわたくしの誕生日です。
気前よく投稿したいけどそんなに増量とかはしてない。
マイタ
「スタアァアァァァアァァアトオォォオオォオオ!!!!!!!!!!!」
ラック
「己越淘囚。」
※己越淘囚は、第47話にてラックが使用したバフ技です。
自分の動ける範囲を狭める代わりに身体能力が幾らか高まります。
ケント
「君がバフ技かけるなんて、柄じゃないでしょ。」
リルラ
「ワタクシたちもかけておきましょう。"防"の香。すだt...」
ロック
「グルルゥグワ"ァアァア!!!!!」
"香"の力を使用しようとした時に、ロックがリルラに襲いかかった。
ケント
「こんな性格でも僕の大事な人なんだ、傷つけないでもらえるかい?」
ラック
「んな事言ってる暇があっかよ!!!牙神翔炭!!!!」
上空から燃える金棒を叩きつけるラック。
ケント
「ヤレヤレ、決勝に向けて、あまり手の内を晒すのはよしたいんだ。
だからコレで相手するよ。大斧、廻魂斧起動!
昇魂天斬!!!!!」
それに対しケントは、回転する蒼い刃の大斧を、魔力を込め振り上げる。
ガガガガガガガガ.......!!!!!!!!!!
火花を撒き散らしながらぶつかる二人。
ラック
「どんどん行くぜぇ!!!幽玄之舞!!!」
その技でラックが纏った炎は、松風が使用していた寂衰聖炎の模倣である。
※第53話参照
寂衰聖炎は、蒼い炎で上がった火力に加え、相手の体力を徐々に奪う。
ラックはそれを己が物とし、力任せかつ流れるように金棒で殴る。
ケント
「何で君がその技を使えるのさ!?」
ラック
「俺の使える魔法は雷と炎属性なんだよぉ!!」
ガキィン!!
ラックの猛攻に、ケントは大斧で防御する以外の術がなかった。
ケント
(松風の炎はほぼ固有魔法的な炎だ。それを劣化でも模倣してる!?
ふざけるなよ!炎属性も使えるからで済む問題じゃないぞ!?)
「クッ、攻撃する隙が無い!」
ガキィン!!
ラック
「だろうなぁ、テメェの弱点はわかりきってらぁ!!」
ケント
「何だと!?この僕に弱点など有るはずが...」
ラック
「一つ!動揺のし過ぎだ!!!現に俺の動きに対応できていない!!
戦闘経験が浅ぇんだよぉ!転生者様はよぉ!!」
ガキィン!!
ケント
「フッ、何もそのくらいすぐに打開して...」
ラック
「二つ!!テメェの技は洗練されてねぇ!!テメェは色んな武器に頼る分、
一つ一つの武器の熟練度が低い!!比べて俺は十何年もこの金棒でやってきた!
その分の技術は俺のほうがあんだよ!」
ガキィン!
ケント
「それも時間が解決する問題だ!!」
ラック
「そして三つ!!!テメェの斧は、
俺の金棒より機動力が無いから攻撃のしようが無ぇ!
こんなふうに武器ごとに弱点が有ることだ!!
今別の武器に変えたら隙ができてタコ殴りにされる!!
それをテメェは恐れている!だから防戦一方なんだよ!!!
灯龍猛!!!」
ガキィィイィイイィィイイイン!!!!!
斧越しに衝撃がケントの骨に伝う。
ケント
「ぐぼぉッ!!!?」
リルラ
「ケント!!クソ、この悪猫さえいなければすぐに助けられるのに!」
ロック
「グ"ル"ル"ル"ゥ"ガ"ア"ァ"ァ"ア"!!!」
リルラ
「扇流、攻斬の舞!時雨孔雀!!」
読めぬ太刀筋の扇が、無尽蔵にロックを切る。
ロック
「ギャウン!!」
リルラ
「からの"眠痺の香”、瞬乱の舞!毒嵐!!」
リルラが発生させた粉は、一度吸えば数時間は動けなくなる猛毒である。
ロックは息を吸わずとも動けるが、リルラにつけられた傷口に粉が染み込み、
確実に身体機能は低下していた。
ロック
「ボ"ル"ワ"ァ"ァ"ァ"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ア"ァ"ア"ア"!!!!!!」
ロックは魔力で具現化した牙でリルラに噛みつく。
リルラ
「い"だ"ぁ"あ"!?」
リルラの脇腹が抉れる。
ケント
「リルラ!!!!」
ラック
「よくやったロック!これでトドメだぁ!!封燐華惨!!!」
ラックはリルラに狙いを定めてとどめを刺しに行く。
ケント
「や"め"ろ"お"ぉ"お"ぉ"お"ぉ"お"ぉ"お"お"ぉ"お"!!!!!!!」
ケントは助けに行こうとするが、ラックの攻撃で怯んでいた。
ケント
(リルラを助けられなかった言い訳が、骨の1,2本折れていたからじゃ無いだろ!
動けよ俺!動"け"ぇ"え"ぇ"ぇ"え"え"え"ぇ"ぇ"え"え"ぇ"え"え"!!!!!)
ラック
「死に晒せやぁ!!!!!」
ラックの金棒がリルラに襲いかかろうとしたその時ー
ケント
「神之腕袋起動!」
ケントは降りかかるラックの金棒を素手で止めた。
リルラ
「ケント!!!貴方大丈夫なの!?」
ケント
「...」
ラック
(は!?化け物かコイツ!いや、新たな神器だ。ネタを見破れ!)
ケント
「さ、試合再開だラック。決着を付けよう。」
ラック
「ハハハハッ!そう来なくっちゃな神級!」
冷や汗をかきながら応えるラック。
ケント
「天罰之殴打。」
無表情でラックを殴り始めるケント。
ラック
「壊牢冬傑!!!!」
防御力を捨て攻撃力をブチ上げるラック。
ラック
「紅破殺猛!!!」
紅破殺猛は、
第53話にてラックが使用した超惨暴死の強化技である。
体力の限り力任せに、炎を纏い殴り続ける。
ドドドドドドドドドドド.....!!!!!
ガガガガン!!
お互いの攻撃がぶつかり合い、激しい轟音が鳴り続ける。
ラック
「お"ら"お"ら"お"ら"お"ら"お"ら"ぁ"あ"あ"!!!!」
ケント
「...」
ロック
「グルルアァア..」
ラックとぶつかり合うケントの背を狙うロック。
リルラ
「二人の戦いに水を差すのはお門違いでしてよ!!"害撃の香"!
扇流、爆撃之舞!流星乱舞!!!!」
リルラは"痛み止めの香"で辛うじて動いていた。
その状態で使った香、害撃の香は自身のダメージを増加する。
その代わり異常な筋力と魔力が漲る捨て身の香である。
リルラ自信この香を使うことになるとは考えてもいなかった。
ロック
「グ"ル"ア"ァ"ア"!?」
傷口に染み込んだ粉のせいで上手く身動きができないロックを、
無情な扇の乱舞が襲う。
ロック
「グ"ル"ル"オ"ォ"オ"ォ"オ"オ"オ"ォ"ォ"オ"ォ"!!!!!!」
それでも流石超越魔物と言ったところか、その爪で反撃するロック。
リルラ
「く"ぅ"あ"っ"!!まだ...倒れる訳には...いきませんわ!!」
ケントとラックも、リルラとロックもお互いに引くつもりなど無かった。
しかし、決着の時は来る。
リルラ
「は"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"あ"!!!!!」
扇を振り、ロックの腹にトドメの一撃を決めるリルラ。
ロック
「グラァアァァアアァァアァアア!!!!!!!!」
ロックも最後の抵抗で、リルラの肩に噛みつく。
リルラ
「が"ぁ"っ"...あ"っ"...」
リルラがその場で倒れる。
ロック
「グオォォオオォオォオオオォオオ!!!!!!!!!!」
ロックも雄叫びを上げ、その場で倒れる。
マイタ
「リルラ選手、ロック選手共に脱落ぅぅううぅう!!!!!」
ラック
「冥凶死彗!!!」
ケント
「神之腕袋解除、廻魂斧起動!
天空魂転撃!!!!!!」
ラック
(人格が戻ったのか?んなこた今はどうでもいいか!
集中だ、集中しろ!!!!)
ガギイィィイィイィィイイイィィイイィイン!!!!!!!!
お互いの超高火力技がぶつかる。
ラック
「う"ら"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"あ"ぁ"ぁ"あ"!!!!!」
ケント
「う"お"ぉ"お"ぉ"ぉ"お"お"ぉ"お"ぉ"お"ぉ"ぉ"お"ぉ"お"お"!!!!!」
衝突により巻き上がった爆炎が、二人の姿を隠す。
マイタ
「どんな火力だよぉ!?おっと、結果はどうなったぁ!?」
そこに立っていたのは腕の取れたラックと、腕の曲がったケントだった。
ラック
「ケッ!やってくれたなぁ?」
ケント
「お互い様だろうが。」
観客
「おいやべぇだろ、ありゃ死ぬぞ」
観客2
「もう見たくねぇ!!」
ラック
「まだまだ遊び足りねぇよなぁ!?」
ケント
「付き合ってやるよ、地獄の底まで!!」
ラック
「雨離壊流!!!!!!!!!」
※雨理壊流は、雨雲を一振りで割る程の威力を出す。原理は謎。
ケント
「伍年魂斬!!!!!!!!」
※伍年魂斬は、生命力を5年消費して放つ超高火力技である。
ボゴオォォオオォオォオォオォオォオォオォォオォオオオ!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その衝撃波で闘技場のが壊れ始め、観客にも被害が出始める。
中には魔力の多さに当てられ、中には壊れた闘技場の破片が直撃する。
マイタ
「何だこの威力は!?まるでタチバナ選手のあの一撃を彷彿させる威力だぁ!!
結果はぁ!?この熱すぎる勝負の行方はぁ!?」
二人を包む爆炎が消え、立っていたのはケントだった。
ケント
「君の弱点は、わざわざ人の弱点を教えてくれるお人好しな所だね。
...とは言っても、聞こえてないだろうけどね。」
マイタ
「勝ったのは...ケント&リルラペアァアァァアァアァアァアア!!!!!」
歓声のない中、ケントはリルラを抱え闘技場を去った。
神之腕袋に関しては、次回説明が入ると思います多分。




