第54話:頭のネジ
おっくれてるぅ〜!
タチバナ
「あ"〜。つよつよジジババ共と戦いたくねぇよぉ。」
ミラ
「そんな事言っても、結局戦うことにはなるんですから、覚悟きめましょ〜よぉ。」
タチバナ
「つってもなぁ〜。対策とか無いだろ。召喚魔法と空間魔法。」
ミラ
「強いて言えば、貴方の銃は魔力消費がない。私が結界張りまくって、
貴方が銃を撃ち続ける耐久戦に持ち込めれば何とかなるかもしれません。」
タチバナ
「ほんと戦闘IQ高いよな。すぐ思いつかんわ、そんなん。」
ミラ
「これでも冒険者歴10年のベテランですからね。
殉職率が高いのにここまで生きていれるのも、そういうのが有るのかもぉ。」
タチバナ
「そうだな。」
マイタ
「さぁ!!いよいよ準決勝です!期待の第1試合の対戦カードは...第3競技1位通過、
話題沸騰中のキリヤマ率いる神級パーティから参戦!!
タチバナ&ミラペアァァアァァア!!!!!!!!」
観客
「うおぉおぉぉおおぉおぉおおぉぉおぉおお!!!!!!!!!!!!!!」
タチバナ
「大層な紹介だな。」
ミラ
「ですねぇ。」
マイタ
「相対するはこの祭りの主催者にして!
竜桜の宴、神々の晩餐会のギルドマスター!!!!!
元神級パーティ所属の大ベテラン!!
今でもその力は衰えるどころか洗練されている!!そう、
ラドゴ&ミカルドペアァァァアァァアアァア!!!!!!!!!!」
観客
「うおぉおぉぉおおぉおぉおおぉぉおぉおお!!!!!!」
マイタ
「さぁ、お二方の準備も整ったようなので、
試合開始のゴングを鳴らしたいと思います!!!」
タチバナ
「さ、当たって砕けろだ。やんぞ。」
ミラ
「はいぃ!」
マイタ
「それでは...よ〜い、スタァァアアトォオ!!!!!!」
ラドゴ
「お手並み拝見じゃ!!いでよ超越魔物!銀翼之混鳥!!!!」
銀色のグリフォン(名前はコンドル)を召喚するラドゴ。その権能は、
鉄をも超える硬度を持つ羽を飛ばし、魔力を帯びた爪で、あらゆる物を引き裂く。
ラドゴ
「あるゆる物って言ってるけど、出来て鉄塔サイズまでじゃぞ。」
タチバナ
「知るか!2丁銃からの貫通冷氷連弾!!!!!」
タチバナの弾が、グリフォンの腹を貫く。しかし、
こんな事で超越魔物がやられるはずがなかった。
タチバナ
「げっ、威力が足らねぇか、弾が内臓まで届かねぇ。」
ミラ
「生物弱体化結界。」
結界内の生物の耐久や強度を下げる結界を張るミラ。もちろん、
ミラやタチバナも対象内である。
タチバナ
「ナイスミラ!!再加速弾!!!!!」
銀翼之混鳥の腹に溜まった銃弾が再加速し、内臓を貫く。
銀翼之混鳥
「キ"ョ"エ"エ"ェ"ェ"ェ"ェ"エ"エ""エ"ェ"ェ"エ"!!」
タチバナ
「こちとら進化しとんじゃあ!!」
ミカルド
「あまり大口を叩くなよ、小僧。捻曲歪空間。」
タチバナの近くに飛び込み、半径5m程の空間魔法を展開する。
そしてその空間魔法で空間内の空間(?)を捻じ曲げるミカルド。
そしてその歪みに応じてタチバナの身体も曲がっていく。
タチバナ
「あ"あ"あ"ぁ"あ"ぁ"あ"!!!!殺"す"気"か"よ"!!!」
タチバナの身体が、ずんずんとありえない方向に曲がっていく。
ミラ
「魔力操作!!!今のうちに風魔法で逃げて!!」
ミラの魔力で捻じ曲がった空間に流し込み中和する。とは言え、
少し和らいだだけなので、タチバナの身体は変わらず変な方向に曲がっていた。
タチバナ
「小風波!!!」
捻じ曲がった空間を泳ぎ、何とか抜け出したタチバナ。
タチバナ
「ホントに...殺す気...じゃねぇかよ」
ミカルド
「ルールは...殺さなけりゃ良いんだ。
四肢をもぎ取ってもルール違反じゃないんだよ?ねぇ坊や。」
タチバナ
「クソっ!!」
ミラ
「対生物結界!!からの完全成女神之治癒。」
するとタチバナのバキバキに折れていた骨や、
断裂していた筋肉がみるみる回復していく。
ミラ
「パーフェクトとは言え、身体にかかった負荷は治せませんので、
痛みやダメージは蓄積されたままですが、
応急処置ですのでコレで我慢してください。」
タチバナ
「助かったぜ...」
ラドゴ
「君たちがそんな事してる間に、こっちは3体の召喚に成功しちゃったもんねぇ〜。
しかも全部超越魔物じゃ!!行け、蒼熊、
死魚人、堕天屍!!!」
※蒼熊は42話参照。
死魚人は36話で襲ってきた魔魚人の上位種。
槍を持った魚人で、鱗はとても硬く上位の魔法でも効きづらい。
堕天屍は、かつて女神族だった種族が、
怨念によりゾンビと化して復活した姿。かつては純白だったであろう、
汚れ、腐り、廃れた羽がトレードマーク。
タチバナ
「あ"ぁ"も"う"ぅ"っ"!!!!クソが!!!!」
2丁の銃で無闇矢鱈に撃ちまくるタチバナ。
ミラ
「ヤケにならないでください!!私なら堕天屍と死魚人に有利が取れる!!
この2匹を翻弄します!!貴方はミカルドさんの相手を!!!
蒼熊は鈍いので躱して後回しにしましょう!!!」
タチバナ
「了解!!」
ラドゴ
「どうやら切れ者は王級の女の方であるか...」
ミカルド
「アンタも寝てないで仕事しろ!!」
ラドゴ
「すまん、ワシ魔力切れじゃ」
ミカルド
「腐れド無能クソジジイが!!!」
ラドゴ
「言いすぎじゃないかのぉ...この歳でも傷つくんじゃよ?」
ミラ
(ああは言ったものの、
実際に超級魔物2体を相手なんて私のスペックじゃ無理に等しいわねぇ。
属性で言えば有利は取れるのは確かだけど...)
ミラが思考しているほんの一瞬の隙を、死魚人が槍で襲う。
しかもその槍捌きは、鬼級冒険者の槍使いも凌駕するほどであろう。
鬼級冒険者の槍使い
「ヘックショォオイ!!!!」
ミラ
(まずい...これは躱せないし、私の知力でも結界や障壁を展開するのは不可能!
この一瞬でここまで思考できているということは...走馬灯かしらね。)
ミラが死を覚悟したその時ー
ドゴォン!!!横からの銃弾で死魚人が吹き飛ぶ。
タチバナ
「無理すんなミラ!!そいつはミカルドと一緒に俺が相手する!
お前はついでに蒼熊を引き付けといてくれ!」
ミラ
「わかりました!」
(私とした事が不甲斐ない!!)
ミカルド
「私と超級魔物を相手にするだと?笑わせてくれるなよ小僧!!!」
タチバナ
「大マジだっつの。変形しろ、神銃砲G!!!!」
(そういやこの銃、名前あったっけな。元々が大砲なんだっけ。)
タチバナの銃は、白い大砲へと変化する。
ミカルド
「あの蒼熊を屠った技でも撃つつもりか?死ぬぞ?」
タチバナ
「殺す気はねぇよ。魔物以外はなぁ!!!!!!!」
そう言うとタチバナは死魚人に向けて大砲を放つ。
ミカルド
「隙がデカすぎるぞぉ!!!!!」
タチバナ
「知ってらぁ。」
ミカルド
「!?」
ミカルドが目をやると、死魚人に直撃した大砲は軌道を変え、
蒼熊に当たる。
ミカルド
「敵を減らすためなら自分のダメージを顧みないか。
素晴らしい心意気だ、小僧!!」
タチバナ
「だろ?これで4抜きだぁ。俺含めて5抜きか。」
蒼熊に直撃した弾は、更に軌道を変え、
ラドゴに当たり、そしてタチバナとミカルドの方向に飛んでくる。
ミカルド
「何ぃ!?」
タチバナ
「心中ってやつだ、死なんけど。」
ミカルド
「おらぁ!!!!」
ドゴオォオォオオォオオォオオォオン!!!!!!!!!!!
大きな爆発が起こり、状況は爆炎で見えない。
ミカルド
「チッ、ヒヤヒヤしたぜ。」
マイタ
「これはぁ!?ラドゴ選手と死魚人が場外で退場!!!」
モア
「召喚獣も一回場外したら脱落扱いだからな。」
タチバナ
「クソっ!!2抜きか...ババァ、空間曲げて避けやがったな。」
ミカルド
「御名答だ。頭のぶっ飛んだクソガキめが。どうする?まだ続けるか?
お前もボロボロじゃないか。私の魔法とお前の自爆技でな。」
タチバナ
「はっ、うっせ。」
波乱の準決勝、続く!
遅れてしまった理由としてはですね、ポケモンSVが楽しかったからです。
はい、サボりました。ですが図鑑は埋まりましたよ?(どうでもいい)




