第48話:終わりのゴング
遅れてすみません。お詫びに今日の午後とかに投稿したい
タチバナ
「どうやらウチの相方がお前の相方倒したみてぇだなぁ?ケントさんよぉ?
どんな気持ち?一位の座奪われそうだから殺しにかかって、
結果返り討ちにされるのどんな気持ちぃ〜!?教えてくれよケントく〜ん」
ケント
「何を言われようと、殺すだけだよ。」
(とはいえ、戦闘機じゃコイツの空中機動力に劣るな。)
タチバナ
「おぉ、カッコいいねぇ!んじゃ死ねやぁ!大蛇毒霧砲!!!」
タチバナの弾道が蛇のように畝る。
ケント
「"神之翔乗機"解除!"血剣"起動!」
タチバナ
「ぶらっとう?」
ケント
「血剣には2つの権能がある。
一つは血を吸わせればこの剣のスペックが上がる事。2つ目は...」
タチバナ
「ゴタゴタうるせぇんだよ!爆散弾!」
バギュゥウゥゥウウン...!!!!
着弾先で爆発する弾を一度に10発放つ。
ケント
「人に聞いといてそれか...2つ目の権能は属性による攻撃を吸収し、
斬撃にその属性を付与できる!爆血斬!」
その全ての爆発を吸収し、血剣の火力を最大まで上げタチバナに振る。
タチバナ
「ぐわぁっ!?」
タチバナの身体は、大きな切り傷と爆発による火傷で負傷した。
ケント
「ま、神之翔乗機の方が空飛べたり、
攻撃を喰らわなかったりで使い勝手は良いんだけどね。」
タチバナ
「っ痛ぇなクソ!!」
ケント
「言ってる場合なのかい?」
既にケントはタチバナの背後に回っていた。
ケント
「小火弾。」
タチバナ
「!?」
ケントは自分の剣に魔法を撃つ。
ケント
「血炎斬!!」
炎を纏った剣でタチバナの後ろから攻撃するも...
タチバナ
「っ危な!!!」
危機一髪、銃で防御するタチバナ。
タチバナ
「気円斬みたいな言い方すんな!」
ケント
「火風土混合魔法、風塵炎!」
熱風が硬い土を巻き込んでタチバナを襲う。
タチバナ
「う"あ"あ"ぁ"ぁ"っ!!」
ケント
「てっきり斬撃しかしてこないと思って油断したね。
僕は魔法も使う剣士さ。今は、ね!!!」
タチバナに斬りかかるケント。
タチバナ
「おめぇも油断したな!?罠風魔法、地雷翔風ぅ!!!」
ケント
「何!?」
地雷を踏んだ事により、空高く舞い上がるケント。
タチバナ
「これでよ〜く狙いが定まるなぁ!?散乱弾!!!!!!」
ケント
「展開しろ、魔法障壁!」
とっさに障壁を展開するも、数発掠るケント。
タチバナ
「お前、知力が低いだろ?若干の詠唱が仇になったなぁ!?」
ケント
「うるさい!"血剣"解除!
"大斧、廻魂斧"起動!!!」
ケントの斧の刃は細かい刃がチェンソーの様に回転しながら、
蒼い魔力を放っている。
タチバナ
「まだあんのかよ神器。転生者も何人か死んでんだな」
ケント
「俺のストックは...おっと、まぁいい。勝負だ!!
天空魂転撃!!!!!」
ドゴォオォオオォオォオオォオオォオオ...!!!!!
空中から回転しながら地面に斧を叩きつけるケント。
ギリギリで躱したタチバナだが...
タチバナ
「どんな威力だよ!?」
その威力は、平原が地割れを起こす程であった。
そして、タチバナはその衝撃波で吹っ飛ぶ。
ケント
「待てよ!!!!逃げる気か!!!」
タチバナ
「んなつもりねぇわ!!!」
ケント
「僕にトドメを決めさせろ!!!」
吹き飛ぶタチバナに叫ぶケント。するとここでー
ゴンゴンゴンゴーン!!!!
競技終了の鐘が鳴る。
マイタ
「ここで時間終了!!!!」
ケント
「はぁ!?」
ラック
「はぁ!?」
レイク
「良かったぁ...危うく死ぬとこだったぜ」
ヴェルダ
「同感だ」
ロック
「グワァッ!!」
ミラ
「良かっ...たぁ」
マイタ
「それでは、生き残った人達を現実へ戻してもらいましょう!
ミカルドさん、お願いします!」
ミカルド
「異次元世界、解除!!!!」
一斉に現実世界へ戻る冒険者達。
マイタ
「それでは、生存点の追加した後、順位の発表です!」
暫く時間が経った後、実況が復活する。
マイタ
「おまたせしました。それでは一位の発表です!!生存点を加点して
一位、タチバナ&ミラペア、573ポイントォォォ!!!!!!!」
観客
「うおぉぉぉおぉぉぉぉおぉおおぉぉおぉおぉぉお!!!!!!!」
タチバナ
「やったな。」
ミラ
「ですねぇ。」
マイタ
「2位は残念ながら生存点+10点、
572ポイントでケント&リルラチームぅうぅぅぅううう!!!!!!!!」
ケント
「負けちゃったか...」
リルラ
「くっ...!!!」
人知れず歯を食いしばるリルラであった。
〜視点はユルリカとハルカへ移る。〜
あれからまた3日経ち、ユルリカの目が覚める。
兵士
「ユルリカ様!!漸くお目覚めになられましたか!」
ユルリカ
「うん、ありがとう。今は元気だよ。」
ユルリカが寝ていた家を出ると、住民は一人も居なくなっていた。
ユルリカ
「避難が完了したのね。」
兵士
「ええ。一人残らず。」
ユルリカ
「そうだ、ハルカちゃんは?」
ハルカ
「アタシならここです。」
ユルリカ
「良かった、ハルカちゃんも元気なのね。」
ハルカ
「お陰様で。ユルリカ様は...その右目は!?どうしたのです!?」
色を失ったユルリカの右目を心配するハルカ。
ユルリカ
「これは、龍に使った封印魔法の代償ね。そう何度も使えないみたい。」
ハルカ
「...くれぐれも無理はしないようにしてくださいね?」
ユルリカ
「うん。分かってる。早速2日後に現れるであろう鬼龍王に向けて、
対策をしなくちゃね!」
ハルカ
「はい。」
兵士達
「サー!イエッサー!!!!」
村の士気が高まったその時ー
鬼龍王
「うおぉぉぉおおぉぉおおぉおぉぉぉおおぉぉおおぉぉぉおぉ!!!!
復活したぞ小娘ぇええぇぇぇえぇぇ!!!!!!」
ユルリカ
「何でこんなに早く...あと2日は持つ算段だったのに!」
鬼龍王
「吾輩の固有スキル"怒狂者"の力だ。
このスキルは怒りの感情が大きければ大きいほど魔力が増す!!
戦いを投げ出し休戦するという貴様の態度に腹が立ち、この力に目覚めた訳だ。
さぁ小娘と雑兵共!!殺し合いと行こうじゃねぇか!!!」
ハルカ
「ユルリカ様、確かに奴の力は以前よりも飛躍しております。」
ユルリカ
「嘘...でしょ...」
鬼龍王
「死之乱帝雲!!!!!」
一帯の平原を埋め尽くす程の竜巻と雷が村を襲う。
ユルリカ
「真・妖精之防壁!!!」
ハルカ
「炎之防壁!」
兵士長
「障壁を展開しろ!!」
兵士達
「サー!イェッサー!!」
皆がそれぞれのやり方で村を守るテラリア村の皆であったが...
鬼龍王
「そんなガラス程度の防御なぞ無駄よぉ!!!」
抵抗も虚しく、全ての防壁が崩れる。そしてー
ユルリカ
「村がっ!!!」
テラリア村の3分の1が竜巻に飲み込まれる。
兵士1
「そんなぁ!!我が家がぁ!!」
兵士2
「僕の財産がぁ!!!」
この一撃は村だけではなく、兵士の士気もズタズタにした。
ハルカ
「まだ折れるときではありません!!」
兵士
「そうは言っても...」
兵士
「もう逃げましょうよぉ!」
鬼龍王
「誰一人も逃さぬが?」
ユルリカ
「私はまだ戦うわよ!!」
鬼龍王
「ハハッ、やはり威勢だけは良いな。」
兵士
「ユルリカ様!もういいのです。私達でコイツを止めるので、
お仲間のためにも逃げて下さい!」
ユルリカ
「出来るわけ無いでしょうそんな事!」
兵士
「貴方と貴方のパーティメンバーは今回の作戦の要。ここで死なれる方が、
私達が死ぬより厄介なのです。」
ユルリカ
「言ったでしょ!私はもう誰も殺させはしない!」
鬼龍王
「その威勢、いつまで続くんだろぉなぁ!?死玉・壊!」
兵士達の中央に黒い球が出現する。
ユルリカ
「妖精之泡玉!!」
咄嗟に兵士達を魔力の膜で覆うユルリカ。
するとー
ボォォオオオオォォオオォォォオォォオン!!!!!!!!!
黒い球はドス黒い霧を出しながら爆散した。
鬼龍王
「よく気付いたな。それに触れていれば貴様ら程度、
1秒足らずで死んでいただろうになぁ。」
ユルリカ
「させるもんか!!ハルカちゃんあの技お願い!」
ハルカ
「かしこまりました!無慈悲成太陽之裁!!!!」
ユルリカ
「爆妖弾!!!」
ハルカ&ユルリカ
「慈悲成太妖之裁!!!!!!!」
炎と光の魔弾を鬼龍王に投げるも...
鬼龍王
「つまらん。雷神之鉄槌。」
圧倒的質量と威力を持った雷が、全てを貫く。
ユルリカ
「伍層式:妖精之防壁!!!」
5つの層のバリアもことごとく破壊され、ユルリカに直撃仕掛けたその時ー
兵士達
「ユルリカ様ぁ!!!展開、妖精群之大防壁!!!!!」
鬼龍王
「何!?」
ユルリカを守った100人の兵士達は皆、妖精化していた。




