第47話:地獄の天獄
ちょっと遅れました。すみません。
つっても不定期だからどうでもいいんだけどね。
リルラ
「"攻"の香。」
ミラ
「またクスリですかぁ?」
リルラ
「だから違うって言ってるでしょう!!何度言えば分かるんですの!
扇流、花攻の舞!灯桜吹雪!!!」
斬撃を纏う花びらをミラへと飛ばす。
ミラ
「対生物隔離結界!!!」
間一髪生物と生物が触れている物を隔離する結界で防ぐミラ。
リルラ
「所詮貴方はデバフ、バフ、サポート、防御、回復しか出来ない!
攻撃技は無いのでありましょう?」
ミラ
「ええ。私の出来る攻撃は杖と...」
バリィイイィン!!!!
リルラ
「結界を破りましたわ!!これで攻撃が...」
ミラ
「私の知力を持ってしても溜めに3分かかるこの魔法だけですよお!!
雷神空電磁砲!!!!!!!!」
バヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂィィイイィイイイィイイ...!!!!!!!!!!
青白いエネルギーの波動がリルラに襲いかかる。
リルラ
「いやぁあぁぁああぁああぁぁぁああぁあ!!!!!!!!!」
ミラ
「ついでに奥にいる青級魔物、倒しましたよ。タチバナ..さん。」
マイタ
「ここでリルラ脱落ぅぅううぅう!!!!!!!
そしてミラの魔法により、タチバナ&ミラペア、+20ptォォォ!!!!」
ミラ
「囮人形が殺されると、魔力と体力が一気に削られるのよねぇ。
今後使うのはいざって時にしなきゃねぇ。」
ミラの魔力と体力は残り僅か...それによりミラが倒れた時ー
ラック
「悟理無忠!!!!!!!」
ロックに跨がり、ミラを殺そうとするラック。
ヴェルダ
「限破拳!!!!」
レイク
「荒狩人!!!!」
ミラに襲いかかるラックの攻撃を防ぐ二人。
※ヴェルダは第2種目の騎馬戦でタチバナとミラとチームを組んだ人。
コンビのヴォルダと違い、強い。鬼級。(なろう版38~40話参照。)
レイクは42話でタチバナが始めに出くわした冒険者。
2本の包丁...短剣を使います。王級。(27話参照。)
ラック
「二人揃って邪魔すんのかぁ〜!?」
ヴェルダ
「元々コイツには恩がある。俺の相方はコイツの相方によって死んだから、
タチバナに恩は返さないが、コイツには返す。」
レイク
「俺はその虎追っかけてただけだ!」
ラック
「そうか。んじゃ死ね!!!己越淘囚!!!!!!」
この魔法は、身体能力を上げるバフ魔法である。
ヴェルダ
「お前バフとかかけるんだな。脳筋だとばかり...」
ラック
「うるせぇ!!彗皇!!!!!!!!」
青白く光を放つ金棒を遙か上空から振り落とすラック。
レイク
「狩刀羅理!!!」
ヴェルダ
「スタビライザァ!!!!!」
二人がかりで攻撃を止めるが...
ロック
「グルルアアァアァアァァァアア!!!!!!!!」
悪虎王はその隙を逃さず、横から攻撃を仕掛ける。
レイク
「コイツを止めながら超越魔物の対応は不可能だろ!!」
ヴェルダ
「マズいな。」
二人が諦めかけたその時ー
松風
「助太刀致すぞぉ!白龍斬!!!」
ロックに斬りかかる松風。
松風
「助太刀と言ったが、某はこの超越魔物を切り捨てて点を頂くだけでござるがな。」
ラック
「ソイツ倒しても点は入んねーよバァカ。俺の相方だからな。」
松風
「桃次郎は謎の爆破に巻き込まれてしまった故いないが、
お主は相方がおるのでござるな。早急に潰すべしでござるー!!」
レイク
(俺の相方は生き残ってるって言えねぇ...)
「おいマッチョ!俺等は虎殺すぞ!」
松風
「つまり、この黒い男を拙者が相手すれば良いのであるな!?」
ヴェルダ
「そうだな。」
ラック
「行くぞ侍!破天攻!!」
下から金棒を振り上げ攻撃するラック。
松風
「四肢落土死!!」
ガキィィイィイイィィイイイン!!!!!!
刀と金棒が当たり、鈍い音が響く。
ラック
「中々骨があんなぁ!?侍!」
松風
「ソナタと同じく、龍級冒険者であるからな!拙者。」
ラック
「そうか、んじゃあいい遊び相手になれるなぁ!?
牙神翔炭!!!!!!!」
思いっ切り空から炎を纏う金棒で殴りかかるラック。
松風
「瓦竜天晴!!!!」
松風もラックに応え、下からその刀を振り上げる。
その太刀筋は幻覚で龍を見せる程の技であった。
ラック
「グッ!!!!」
松風
「ゴブぁっ!!!」
お互いの攻撃が刺さる。
ラック
「何だぁ?テメェの太刀筋。俺に幻覚を見せやがるとはよぉ...」
松風
「そなたこそ、何であるかその出鱈目な威力。
正面から刀で受けていたら刃こぼれしてしまうところであったぞ」
レイク
「小螻蛄引き!」
ヴェルダ
「負荷レップス!!!!」
悪虎王
「ゴルルゥアァァアァアァアァァァァアア!!!!!!」
ロックが腕を一振りするだけで、二人の技を相殺する。
〜視点はユルリカとハルカへ移る。〜
鬼龍王「明帝王之衝撃!!!!!!」
魔力弾を流星群が如く放つ鬼龍王。
ユルリカ
「妖薔薇弓群!!!」
魔力を込めた薔薇の矢で抵抗するも相殺はしきれず...
ユルリカ「んあぁぁっ!!!」
魔力弾の一個がユルリカに直撃する。
鬼龍王
「もう終わりか?」
ユルリカ
「ま...まだ...よ!!!」
ハルカ
「もう、もういいのです。ユルリカ様。逃げましょう。キリヤマ様の所へ...」
ユルリカ
「もう少しだから...まだ...やれるわ!!!」
ハルカ
「かしこまりました。アタシもやれるだけやります。ただし、
命の危険を察知次第、すぐに逃げます。
キリヤマ様は貴方だけでも生きていてほしいとのお考えですので。
貴方が死んで鬼龍王を倒しても、恩返しにはなりませんよ」
ユルリカ
「そうね。絶対に死なないわ。キリヤマさんのためにもね!」
鬼龍王
「もういいか?魔壊王煉土!!!!!!!」
炎の咆哮に、風魔法で浮かせた土を加え、攻撃する。
ユルリカ
「光波動!!!!!」
光の魔力の波動で、今度は相殺しきったユルリカ。
ユルリカ
「ハルカちゃん、聞いて。」
ハルカ
「何なりと。」
ユルリカ
「多分この力を使える時間はもう無い。だからハルカちゃん、
アイツの隙、作れる?」
ハルカ
「了解しました。乱銃弾。」
鬼龍王
「効かないと言っとろぉがあぁ!!!死雷風!!!!!!」
ハルカ
「魔法障壁!!!!」
ほぼすべての魔力を注ぎ込み、バリアを張る。
だが無常にも、一瞬にしてヒビが入り、どんどんそのヒビは大きくなる。
鬼龍王
「そんなんじゃ持たんぞ!」
ハルカ
「持ち...ます...よ。」
ユルリカ
「ありがとう!ハルカちゃん!!天獄!!!」
鬼龍王
「何だこれはァ!!!!!?」
鬼龍王の周りに光の柱が建ち、徐々に柱が狭まっていく。
ユルリカ
「封印魔法よ。悔しいけど今の私の力じゃ貴方を倒すことは出来ないわ。
だから今は封印で終わらせる。ごめんね?」
鬼龍王
「貴様アアアアァァァァアアァァアァァアァ!!!!!!!!!!」
雄叫びを上げながら、異次元へ飛ばされる鬼龍王。
ハルカ
「すみません。強制睡眠形態に入ります。
日の当たる所に置いていただけると幸いです。」
ユルリカ
「わかった。兵士さーん!!この娘を日の当たる所へ!」
兵士
「かしこまりました!」
ハルカを連れて行く兵士達。
ユルリカ
「それと...私、また魔力が切れそうなんだ。だから、
先に伝えられることだけ伝えるね。まず、私の封印だけど、
多分あのレベルの魔物だと、5日が限界かな。
5日後に鬼龍王が異次元からまた此処へ戻ってくる。
それまでに住民を避難させてほしいの。
今回は奇跡的に攻撃対象が私に向いただけで、
今度は村ごと破壊されても何ら不思議じゃない。」
兵士
「ユルリカ様は?」
ユルリカ
「また3日位...寝込ん...じゃう...かも。」
ユルリカの目蓋が落ちそうな時、兵士はとあることに気付く。
兵士
「ユルリカ様!その目は!?」
ユルリカ
「これ...ね。封印魔法の代償だよ。でも、平気。
キリヤマさんだって左目を犠牲にして私を助けてくれたんだもの。」
ユルリカの右目は色を失い、失明していた。
ユルリカ
「ごめん、もう、寝るね?」
ハルカに次いでユルリカも倒れ込む。
異次元にてー
鬼龍王
「クソッ!!あのクソ餓鬼がぁぁぁああ!!!!!!!
待ってろ、こんな所すぐに出て、アイツを殺してやるぅぅ!!!!!!」
異次元で叫ぶ鬼龍王であった。




