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転生者の付き人  作者: どーてーの独り言
第四章:ユルリカ解放戦線編
35/88

第35話:マルコの挙動

図書館なう。エルフの歴史書とか色々見て回ってます。

読解力と動体視力を上げているので、大体一冊10秒くらいで読める。

ただ、歓迎されたとて、やはり警戒されているな。

さっきから監視の人がものすんごくうるさい。


「怪しいな。潜入してきたスパイじゃないだろうな。」


とか、


「10秒くらいでもう棚に戻してやがる。

 本書いてくれた人にもうちょっと感謝して丁寧に読めよ。」


とか。


コイツ的を得た発言しかしないんだもん!

その上2階から見下ろして菓子食ってやがる。

更に噛み砕く音がうるさい。口開けたまま食うし。監視役クチャラーかよ。


「悪いが読書に集中したいんだ。クチャクチャ食べるのをやめてくれないか?」


監視役

「あ"?うるせぇ。お前は意見できる立場じゃねぇんだよ。

 一応お尋ね者なんだから口答えすんな。里の皆が善人と思ったら大間違いだぞ。」

 (え?俺クチャクチャいわせながらお菓子食ってたの?)


(何だアイツ。別に今の所悪いことはしてないだろ。)


と思っていたのだが、クチャクチャは直していた。

気付いてなかったんだろうな。きっと。


その後も本を取っては戻し、取っては戻しを繰り返した。


「絶対一ヶ月もいらないのにな...それっぽいの見つけてとっとと帰りてぇ...」


ボソっと呟く。


監視役

「なんか言ったか?」


「いえ、何も?」


危ね、本音漏れてたわ。早くユルリカちゃんに会いてぇなあ。

にしてもこの図書館広いな。森の中とは思えねぇわ。

今日は昼から夕方の今までずっとこのペースで読んでんのに、

まだ10分の1ぐらいだわ。こりゃ一ヶ月かかりますわ。

まぁ、今日は魚でも獲って帰るkー


ん?ーあれは、マルコさんか?


「おや、マルコsー」


監視役

「おい、時間だぞ。とっとと宿戻れ。」


「...はいよ」


戻りつつ、マルコさんの方を見ていた。マルコさんが壁を見つめている...

隠し扉とかでもあんのか?行ってみる価値はある...でも監視が邪魔だな。

アイツの信頼を得るしか無いのか...


「あの...お名前を伺っても?」


監視員

「何でお前なんかに言わなくちゃいけねぇんだよ。」


「いえ、何度もここに立ち寄ることがあるでしょうし、

 その度私を監視するのでしょう?」


監視員

「そうだな。」


「一ヶ月も世話になるのですから、名前を覚えておきたいな、と思いまして。」


カイキ

「そうか。俺は"カイキ"だ。覚えてもらわなくて結構だぜ。」


(男のツンデレはちょっとキツイな。)


俺は図書館を出た。明日、あの壁を調べよう。



ー視点はタチバナとミラへ移る。ー



タチバナ

「だいぶコツが掴めてきたぜ!」


ミラ

「私のサポートももう必要なさそうですねぇ。」


タチバナ

「おうよ!後は俺一人で練習するわ!付き合ってくれてありがとうな!

 後で飯でも奢るよ。」


ミラ

「それはどうもぉ。」


タチバナ

「にしてもなぁ、いくら人気がないところとて、爆撃は厳しいよなぁ。」


タチバナは空間魔法は覚えているが、タチバナの銃弾は魔法ではないので、

範囲を指定することができない。よって手加減することができないのだ。


タチバナ

「この銃と向き合ってみるか。」


実はこの銃、変形するのである。本人の意志に応じて、

どんな形の銃にもなれるのだ。


タチバナ

「これだったら分裂させて銃二丁とかできないかな?」


スナイパーライフルが2丁になるイメージをするタチバナ。


タチバナ

「うぉ!なった!2丁になった!これ量産できるんじゃねえのか?」


タチバナは片方の銃を手放した。

すると片方の銃は消えた。


タチバナ

「無理か。ってかそもそも神様から与えられた神器は、

 与えられた人しか扱えないんだっけ。でも、

 2丁に増えるって情報だけでも大きな収穫だな。」

(空中から2丁の銃を無差別に撃つだけでもだいぶ脅威だろう。避けられたとしても、

弾道変れば何とかなるし。今日はもうちょっとだけ空飛ぶ練習して帰ろう。)


その後もタチバナとミラは数日間個人技と連携技を磨き続けた。


ーそしてついに神竜祭当日。ー


司会

「さぁ始まりました。第一回、神竜祭ぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!」


観衆

「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


マイタ

「司会と実況はこのワタクシ、マイタがお送りします!

 主催と解説は、竜桜の宴のギルマスと神々の晩餐会のギルマス、

 ラドゴさんと、ミカルドさんです!」


ラドゴ&ミカルド

「よろしく。」


マイタ

「優勝した組には賞金、なんと20万G(ゴールド)が送られます!

 エントリーしたのは総勢150組!実に300名が参加していることになります!

 さぁ、そろそろこの祭りの規模が分かってきたことろで、

 早速一競技目に取り掛かりましょう!一競技目は...

 "何でもフルマラソン"んんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


タチバナ

「フルマラソン...嫌な予感しかしねぇな。」


ミラ

「まぁ大丈夫だと思いますけどねぇ。」


マイタ

「この競技はどんな競技なのでしょう?」


ラドゴ

「この競技は約42.195kmのコース内を走りきる競技だな。」


ミカルド

「因みに二人がゴールして初めてタイムが決まるので、

 片方が速くゴールしても意味ないぞ。」


ラドゴ

「そして、最大の特徴はなんと言っても...」


ミカルド

「魔法による妨害、魔法による不正なんでもありってところだ!!!!」


ラドゴ

「その通り!殺す以外なら何でもありじゃ!

 最終的にゴールに着いた上位100組が次の競技に進めるぞ!」


ー地下準備会場にてー


タチバナ

「んなこったろうと思ったよ。」


ミラ

「こんなことのための連携技も用意してありますものねぇ」


タチバナ

「フフッ、貰ったな!」


タチバナは余裕の笑みを浮かべていた。


ー本闘技場ー


ラドゴ

「ちなみに冒険者も観客と同様、今競技内容を知ったところなのじゃ!」


ミカルド

「臨機応変に対応できる冒険者を見定める意図があるんだ。」


マイタ

「参加者もルールを今知った所なのがまたいいですね!スタートはここ、

 本闘技場、ゴールはコースを順当に進めばわかります!

 それでは参加者の皆さん、スタート位置について下さい!

 ちなみにスタート順はエントリー順となっております。」


続々と冒険者達が並ぶ。


タチバナ

「俺等は48番目か。割と前だな。」


リルラ

「おや、奇遇ですわね、ワタクシ達は47番目でしてよ?」


ミラ

「えっ、だから何ですかぁ?」


タチバナ

「お前、天然とてそういう事言うのやめたげろよ。」


リルラ

「本当にワタクシ達をコケにするのがお好きなようですね!今に見てろですわ!」


マイタ

「さぁ、スタートラインに150組の冒険者が揃いました!

 いよいよ始まりです!位置について...」


マイタ

「よ〜い、スタァァトォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


冒険者達が一斉に動き出した。



ー視点はユルリカとハルカへ移る。ー



ユルリカ

「いいですか?殺しは無しです。」


ハルカ

「ユルリカ様の統率力、流石で御座います。」


オルガ

「王国軍の軍勢って何人くらいいるんだ?」


ユルリカ

「メイナード様の話によると、10万位?」


オルガ

「こっちは?」


ハルカ

「王子軍が千、神級パーティ一組が4人、アタシで一人。

 今の所はこのくらいでございます。」


オルガ

「神級冒険者がいると言ってもこの戦力差、俺等で埋まるか?」


ユルリカ

「キリヤマさんはすっごく強いんですよ!1万人がかりでも倒せないと思います!」


オルガ

「それほどか。じゃあキリヤマ様とやらが一万五千やったとして、

 残り八万五千。千人ちょっとでそれを殺さずに戦意喪失、もしくは気絶。

 現実的に考えても無理じゃないのか?」


ユルリカ

「もう一つ手立てはあります。王様に降伏を認めさせることです。

 キリヤマさんなら出来ると思っています。」


オルガ

「なるほどな。それまで防衛という手立てか。」


ユルリカ

「そういう事。現実味帯びてきたでしょう?テラルド族で戦える人は何人位?」


オルガ

「兵士ならざっと100人だ。」


ハルカ

「では、1100人と、獣人族の人達、プラスで冒険者が加わる可能性も考慮して...

 合計で1250人程と考えて下さい。こちらの軍は量より質での勝負です。」


オルガ

「希望が見えてきた、のか?」


ユルリカ

「ええ。決戦の場はリトナード州のカルロスの大平原です。

 街の壁を後ろ盾とし、防衛戦をします。」


ハルカ

「そして、王国の兵士は一人一人がそこまで強くない、

 そこらの冒険者のほうがよっぽど使える、

 とメイナード様が申しておられました。」


テラルドの兵士

「それなら希望は見えてくるかも...

 でも、相手方は殺しにかかってくるのですよね?」


ユルリカ

「そう...でしょうね。王国に反逆するのですもの。

このまま私達の道はこのまま奴隷として死ぬか、抗い、戦い、

開放され自由になるか。その2択です。もちろん全員死ぬ可能性もありますけどね。」


ハルカ

「因みに戦って負けた場合、一族ごと消されると思われます。」


ユルリカ

「それでも私達と一緒に戦ってくれますか?」


テラルドの兵士達

「当たり前です、ユルリカ様!」


テラルドの皆が心が一つになろうとしたその時ー



グルルォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



テラリア村の見張り

「敵襲!敵襲ぅぅぅ!!!!!!!!!!!!」

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