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転生者の付き人  作者: どーてーの独り言
第四章:ユルリカ解放戦線編
33/88

第33話:ミラーナ・タンク!

「!?」


???

「なんだ、君もエルフ族なのかな?だいぶ歴戦の跡が残ってるね。」


(マズい!どうしよう...何とか誤魔化すか。)


「この耳と左目の事か?これは一人で、

 道中ここに来る時に魔獣王族にやられた傷でな。

 ちょっと前まで耳がなくなったと嘆いたいたが、今となっては誇りだ。」


???

「へぇ〜、魔獣王族を単騎で倒すなんて、すっごく強いんだね。

 兄さん、お名前は?」


「名は自分から名乗るのが礼儀だろう。」

 (しくじった。変なキャラで通してしまった。)


ラン

「それもそうだね。私の名前はラン。エルフの里がちょっと退屈で、

 ちょっと外出ようとしてたところ。」


「そうか、私の名前はヘラ。レヴンタスとは異国から来た妖精族(エルフ)だ。」

(ハルカの名付けがに引っ張られてんじゃねぇか俺!)


ラン

「異国の人なんだ!初めて見たかも!異国のエルフ族となると...

 ミーティア王国とか、ルムリス王国とかサンテラス王国辺り?」


「ルムリスの方だな。」

(どこだよその国!)


ラン

「えっじゃあ、あれとかよく食べるの?」


「アレ?」


ラン

「アレだよアレ!ルムリス王国名産の!」


「あぁ、アレか。実は私はアレが苦手でね。」


ラン

「そっか〜。損な性格してるのね。」


(アレって何だよ!)


ラン

「で、この里に何の用?」


「あぁ、私は故郷に飽きてしまってね。飽きたと言うよりも、

 嫌になって抜け出してきたというか...」


ラン

「私と同じだね!良かったらここを案内してあげようか?」


(これは...マズい、のか?いや、この女を騙せてるって事は、行ける...?)


ラン

「ついて来て!」


「...」

(最悪の場合、力技と言い訳でなんとかするしか...)


エルフの男

「誰だソイツ。この里の者じゃねぇな。」


エルフの女

「ランちゃん、その人だぁれ?」


ラン

「ルムリス王国のエルフの里から来たエルフだよ!すっごく強いんだって!」


「よっ、よろしくお願い致す...」


エルフの男

「おう!アンチャン強えのか!エルフは強いの大歓迎だぜ!」


エルフの女

「ええ!そしてイケメンも大歓迎よ!」


「ハハッ、ここのエルフは口が上手ですな。」

 (意外とコイツ等チョロいぞ!)


エルフの男

「で、何の用だい?」


「この里に1ヶ月位滞在させてもらおうかなと。この里から色々学びたくて。」


※因みにこの世界の一ヶ月は、15日程度である。

 一日が48時間だから、丁度いいね。


エルフの女

「へぇ。ゆっくりと、楽しんでいってね。」


「えぇ。」


ラン

「ほら、族長様のところに行くよ!」


ランに言われるがまま、ついていく俺。


ラン

「族長様〜!客人ですよ〜!」


???

「おう、ランか。おや、そちらの方は?」


「ルムリスから来ました、ヘラと申します。この里から色々学びに、

 一ヶ月ほど滞在させてもらいたく、ここへ来ました。」


マルコ

「私の名前はマルコ。族長を務めるものです。」


(族長っていうもんだから、つい年老いてんのかと思ったけど、

意外と若いな。30代位か?)


マルコ

「ルムリスの人がこの里へ来るのは、初めてですね。あそこの里はかなり閉鎖的で、

 来るものは拒み、去るものは追うとばかり聞いていたのですが...」


ラン

「この人、そういうしきたりに飽きたんだって。」


マルコ

「それでここまで?それって相当難しいことなのでは...」


ラン

「いや、この人なら大丈夫だよ!だってこの人、

 一人で魔獣王族倒せるくらいには強いんだって!」


マルコ

「...それは心強いことこの上ないですね」


(何もわからん状態でここに来たのが間違いだった...全然話についていけねぇ...)

「アハハ、まぁそれで耳と左目を失ったんですけどね。」


マルコ

「なるほど。まぁ談笑はこのくらいにして、私はこの後仕事があるから、

 ラン、引き続き案内してあげなさい。」


ラン

「お安い御用です!」


こうして、無事、エルフの里に侵入したキリヤマであった。



ー視点はタチバナとミラへ移る。ー



タチバナ

「神竜祭の開催は大体一週間後かぁ。長ぇなぁ〜。」


ミラ

「それまでに、しっかり準備しておきましょう。」


タチバナ

「俺達の連携技でも考えるか?」


ミラ

「なんかいい案ありますかねぇ?」


タチバナ

「そうだ!いいの思いついた!」


紙とペンを手に取り、何かを書き始めるタチバナ。


タチバナ

「ミラさ、中級魔法くらいなら弾き返す魔法障壁的なやつ使えただろ?」


ミラ

「反射板のことですかぁ?」


タチバナ

「それでこんなの作れないかな?」


タチバナが見せた絵は、砲台が無く、代わりに穴が空いている戦車の絵だった。


ミラ

(この人、絵上手っ!)

「よくわかんないですけど、やってみますねぇ」


青白い障壁で、見事無砲台戦車を作り上げるミラ。


タチバナ

「ナイス!この下の方にお前が入って移動し、上の方に俺が乗る。」


ミラ

「はぁ。」


タチバナ

「そして、上の穴の中から俺の銃で撃ちまくる!」


ミラ

「なるほどぉ!」


タチバナ

「その名も!合体魔法!鏡戦車(ミラーナ・タンク)!!!!!!!」


ミラ

「おぉ!でも、ミラーナの"ナ"ってなんですかぁ?」


タチバナ

「ミラーは鏡とミラをかけてるんだ。んで、"ナ"はタチバナのナ。」


ミラ

「"ナ"は入りませんよぉ!絶対!」


タチバナ

「なぁミラ、お前そんなに俺のこと嫌いなの?」


ミラ「はい!」



ー視点はユルリカとハルカへ移る。ー



ユルリカ

「もうそろそろ着きそうだね。」


ハルカ

「テラルド族の里はどんなところなのです?」


ユルリカ

「里と言うより村だね。テラリア村って言うんだよ。

 実は私もあんまり行ったことは無いんだけどね。」


ハルカ

「そうなのですか。」


ユルリカ

「何にも無いところなんだ。でも、いい場所だよ。

 きっとハルカちゃんも気にいると思う!」


ハルカ

「楽しみです!」


ユルリカ

「見えてきました...ってアレは...火!?」


よく見ると村が燃えていた。


ハルカ

「望遠鏡モードON!村全体に火は広がっていないようです!」


ユルリカ

「止めに行くわよ!」


ハルカ

「了解しました!」


走って村に向かう二人。


ユルリカ

「冷波!」


ホリィ戦で見せた、炎を鎮火する冷たい風。

この魔法で、ユルリカは辺りの炎をみるみる消していく。


ハルカ

「吹水!」


ハルカは大量の水を吹き出した。


ユルリカ

「なにそれ!」


ハルカ

「体内に補充されている水です!アマツ様に作っていただきました。」


ユルリカ

「すっごくお役に立ってるね!ハルカちゃん!」


ハルカ

「お役に立つ事こそ我が役目。役に立てたのなた何よりです!」


その後も懸命に鎮火する二人ー

二人の活躍により、村の鎮火に成功した。


ユルリカ

「ハァ...ハァ...」


テラルド族の男

「その姿は...ユルリカ様ですか!?」


ハルカ

「離れて下さい!キリヤマの命令により、

 男がユルリカ様に近づくことは許されません。」


ユルリカ

「ハルカちゃん、それは、私に害をなす人や、

 私を変な目で見てくる人だけでいいよ。」


ハルカ

「命令を上書き...了解しました!」


テラルド族の男

「ユルリカ様のご帰還だぁ〜!!!!!!!!!!!!!」


テラルド族の人達

「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」


???

「おぉ、帰ってきたか、ユルリカよ。」


ユルリカ

「ええ、久しぶりだね、オルガ父様。」


オルガ

「お帰り。んで、そちらの方は?」


ユルリカ

「護衛のハルカちゃんだよ。」


ハルカ

「護衛のハルカです。」


オルガ

「護衛など...!!我々下等なテラルド族には必要無いですよ!」


ハルカ

「アタシはキリヤマ様の命により護衛をしているだけですので。

 それに、私は人間ではないので。」


ハルカは腕を開いて、中に内蔵されているミサイルを見せた。


オルガ

「なんと!じゃあ、敬語を付けなくても良いのか。」


ユルリカ

「うん。気軽に話しかけてあげて。」


オルガ

「んで...その...キリヤマ様って?」


ユルリカ

「言い忘れてたぁ!私、転生者の付き人になれたんです!」


オルガ

「その人は男か!?」


ユルリカ

「付き人になる以上そうだけど...」


オルガ

「なんと!私の可愛い娘が!どこの馬の骨とも知らない男に!?」


ハルカ

「ユルリカ様を変な目で見る人は回避させる...これは使命。」


ユルリカ

「やっちゃって良いと思うよ。」


ハルカはオルガを持って空を飛び、遠くに運んだ。(言うても1km程)


オルガ

「なああぁぁんんでええぇぇぇぇええ!!!!!!!!!!」

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