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転生者の付き人  作者: どーてーの独り言
第三章:新生パーティ、ほぼ日本に行く編
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第24話:裁きの光

真っ暗な部屋で淡々と刀を打ち続けるアマツさん。

ただのおっさんだったあの人が今こうして見ると凄い気迫がある。

緊張感がこっちにまでひしひしと伝わってくる。なんて言ってる場合じゃない。

いつ来るかわかんねぇんだ犯人は。作戦のおさらいだな。

俺とミラさんがアマツさんを直接護衛。俺の魔法障壁と、ミラさんの結界。

ミラさんの結界は俺でも再現出来んレベルには高度だ。で、

外からユルリカちゃんが見張って、タチバナが遠距離からスコープで狙うとさ。


...アマツが刀を打ち始めてから数十分。鍛冶場とは別の緊張感がほとばしる。

異様な空気だ。


ユルリカ

(...!?来たかもです!)


ユルリカちゃんからの念話だ。


ユルリカ

(非ニホニア人と見られる緑髪の少女を発見しました!

 恐らく私が聞いた少女だと思います。)


タチバナ

(ん〜と...いたいた。俺も見つけたよ。)


ユルリカ

(なんだろう?祈り?をし始めました。)


(祈り?)


タチバナ

(言われてみれば祈ってるようにも見えるな。撃つか?)


タチバナめ、難問えお押し付けやがって。

...その少女が犯人だと決まったわけじゃない。

だが現状一番怪しいのはその娘であるわけで。

もし本当に犯人なら今の内に手を打たなくては。危険因子は早々に摘んでおかねば。


(死なない程度に頼む。無理だったら俺がやる。)


タチバナ

(わかった。)


言われた通り麻酔弾を撃とうとしたタチバナ。だが...


タチバナ

(あの少女(ガキ)こっちを見た!?数百m離れてんだぞ!?)


緑髪の少女

「...裁け」


彼女がそう言うと鍛冶場とタチバナの上に上空が光る。


(躱せ!!!!!!!)


すると東京タワー程の光の柱がタチバナの元と鍛冶場に刺さる。

音もなく屋根を貫き光が襲いかかる。


(...!?よく見ると地面も貫通して地下数百mまで穴が開いてやがる。

どんな威力だよ!マジで!でも制作中の刀は無事っぽいな。流石の硬さか。

こっちは事前に張っていおいた障壁と結界でギリギリ時間を稼いで躱せた。

どうやらアマツさんも無事っぽいな。それと、

タチバナ、お前無事か!?)


タチバナ

(わりぃ、ちょっと掠った。お前の忠告がなきゃ即死だったな。

 今の俺じゃあ、歩けそうに無い。)


緑髪の少女

「両者とも生きているのですか?一思いに殺れたと思いましたが。」


ユルリカ

(あれは...!?)


俺らは目を見張った。少女の後ろには3m程の宙に浮いた人(?)がいる。

薄汚れた白い装束を着ていて顔は見えない。


緑髪の少女

「貴方達は?わざわざ殺されに来たのですか?」


「殺されに来る馬鹿がどこにいんだよ。」


緑髪の少女

「私を探して何の意味があるのです?」


「刀が欲しい。」


アマツ

「それだけかよ!」


緑髪の少女

「無理な相談です。魔王様より技術者は抹殺するように命じられております故、

 そう易々と刀を打たせるわけには行かないのです。」


「魔王様?」


ホリィ

「申し遅れました。あたしの名前はホリィ、魔王秘書です。」


「魔王秘書ねぇ?こちとら幹部倒してんだわ。」


ホリィ

「おや、テドロ様を殺ったのは貴方達でしたか。

 となると、あなたがキリヤマとか言う冒険者ですか?」


「自己紹介の必要は無いみたいだな。」


なんだろう、コイツ、子供が無理して敬語使ってる気味悪さがあるな。

それでいて何故か気品があって...そして何より"悍ましい"。

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